世界の有名なクラシックギタリストを一挙紹介!
クラシックギターの礎を築いた偉大なギタリストから、奇抜な演奏を得意とする個性的なギタリストまで、幅広くピックアップしています。
クラシックギターの世界は、ロックやブルースなどに比べ、ハイレベルな実力を持ったギタリストが多いと言われています。
今回はそんなトップクラスの実力を持つ、世界の有名ギタリストを選びました!
世界では支持を受けているものの、日本ではまだ知られていないマイナーなギタリストも紹介しています!
クラシックギターが好きな方は必見ですよ!
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【ギター】世界の有名クラシックギタリスト。おすすめのギタリスト(1〜10)
Entre dos aguas (1976)Paco de Lucía

本物のギターの神様、パコ・デ・ルシアさんです。
ルシア様と呼んでもいい最も偉大なフラメンコのギタリストとして有名です。
スペイン出身でアンダルシア州カディス県の港町アルヘシラスで生まれました。
わずか12歳で、兄のペペ・デ・ルシアとのデュオで初レコーディングし、1967年、初のリーダー・アルバム『天才』を発表しました。
1973年にリリースされたアルバム『二筋の川』でスペインのヒットチャートで第1位となったことにより、スペインのみならず広くパコさんの名前が広がるようになりました。
正直、今回紹介したどのギタリストよりも、ダントツでギターが上手です。
パコさんはフラメンコのギタリストですが、クラシックの曲を演奏することもあります。
クラシックギタリストにもエレキギタリストにもギターの神様はいますが、パコさんを超える人はいまだにいないでしょう。
それほどすごいギタリストなんです。
Verano PorteñoAlexandra Whittingham

イギリスの王立音楽アカデミー出身のクラシックギタリスト、アレクサンドラ・ホイッティンガムさん。
現代のクラシックギタリストのなかで特に有名な方ですね。
彼女は2015年にグレッグノッグ音楽コンクールで若手ギタリスト賞を受賞しており、ギタリストとしては浅いキャリアながら確かな実力を持っていることで知られています。
さまざまな楽曲をカバーしており、日本のトラディショナルな名曲『さくら』も、クラシックのようなアレンジを加えてリリースしています。
FandanguilloAndrés Segovia

「現代クラシック・ギター奏法の父」と称されているクラシックギタリスト、アンドレス・セゴビア。
スペイン出身のギタリストです。
さすがスペイン、やはりギタリストのレベルは世界一ですね。
大衆音楽のギターをクラシックに持ち込んだ彼の功績は偉大です。
彼は多くの弟子を持つギタリストで、現在でも弟子を通じて彼のギターに対する意識は受け継がれています。
テクニックは歴代でもトップレベルで、ハイレベルな表現力を持ったギタリストです。
シューベルト:アヴェ・マリアMichael Lucarelli

クラシックギターの魅力を多彩なジャンルで表現するマイケル・ルカレリさん。
1985年から音楽の道に入り、ユタ大学とアリゾナ大学で音楽を学びました。
サンダンス映画祭やワーナーブラザーズのテレビショーでの演奏、2002年冬季オリンピックでの演奏など、著名な場所で腕前を披露しています。
YouTubeでは1億4000万回以上の視聴を記録し、20枚以上のアルバムをリリース。
クラシックからジャズ、ラテン音楽まで幅広いレパートリーを持ち、結婚式やコーポレートイベントなどさまざまな場面で演奏活動をしながらギターとヨガの教師としても活躍するなど、音楽以外の才能も発揮しています。
心地よい音色と豊かな表現力で、特別な日を彩る音楽を求める方におすすめです。
GranadaJulian Bream

イギリス出身のクラシックギタリスト、ジュリアン・ブリームさん。
アンドレス・セゴビアさんとともに、クラシックギターを広めた人物です。
昔はギタリストといえばスペインという風潮がありました。
事実、スペインのギタリストは現在においても他の国とはレベルが数段階も違います。
ですが、ジュリアン・ブリームさんは自らがテクニックを身につけることで、そういった風潮を取り払う活動を続けてきました。
今日において、数々のクラシックギタリストが活躍しているのは、ブリームさんのおかげといっても過言ではありません。
Vals No.3John Williams

オーストラリア出身のクラシックギタリスト、ジョン・ウィリアムスさん。
アメリカ出身の有名な作曲家、ジョン・ウィリアムズさんとは同姓同名の別人です。
ウィリアムスさんはロンドン王立音楽院やイタリア・シエナの音楽アカデミアでアンドレス・セゴビアにギターを教わりました。
ウィリアムスさんもアンドレス・セゴビアの有名な弟子です。
アンドレス・セゴビアに教わっただけはあり、その技術は非常にハイレベルです。
高齢のギタリストですが、今なおトップシーンで活躍しています。
ひまわり福田進一

1955年にて大阪出身である福田進一さんは、日本を代表するクラシックギタリストです。
東洋と西洋の音楽を融合させたスタイルで知られ、国内外で高く評価されています。
古典的なレパートリーから現代音楽まで幅広く演奏し、特に武満徹のギター作品の解釈では世界的な権威とされています。
アルバム『Takemitsu: Complete Original Solo Guitar Works』は、武満徹さんのギター作品を集めたもので、深い解釈と繊細な表現力が光ります。
若い頃から国内外のコンクールで優勝し、その才能を世界に認められてきました。
ソロ演奏だけでなく、室内楽やオーケストラとの共演も多く、クラシックギターの新たな可能性を探求しています。
繊細な音色と深い表現力を持つ福田進一さんの演奏は、クラシックギター音楽を楽しみたい方におすすめです。
バルカン・ミニチュアZoran Dukic

クロアチア出身の卓越したクラシックギタリスト、ゾラン・ドゥキッチさんは、1969年ザグレブ出身です。
6歳でギターを始め、その後ザグレブ音楽アカデミーやドイツのケルンで研鑽を積みました。
1990年から1997年にかけて、他のどのギタリストよりも多くのコンペティションで優勝し、その実力を世界に知らしめました。
特筆すべきは、非スペイン人として初めてスペイン音楽の最優秀解釈賞を受賞したことです。
バッハからスペイン・南米音楽まで幅広いレパートリーを持ち、カーネギーホールやコンセルトヘボウなど世界の名立たる会場で演奏を披露しています。
現在はデン・ハーグの王立音楽院で教鞭をとり、次世代のギタリストの育成にも力を注いでいます。
クラシックギターの奥深さや魅力を存分に味わいたい方におすすめのアーティストです。
Mompou’s CoralSean Shibe

スコットランド出身のショーン・シベさんは、クラシックとエレクトリックギターを自在に操る演奏家です。
1992年に生まれた若い音楽家で、スコットランド王立音楽院に最年少で入学しました。
2018年のロイヤル・フィルハーモニック協会ヤング・アーティスト賞など、数々の賞を受賞しています。
伝統的なクラシック音楽から現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、アルバム『ソフトラウド』ではアコースティックとエレクトリックギターを組み合わせた革新的な試みで注目を集めました。
2024年にはロンドンのウィグモア・ホールでのレジデンシーも予定しています。
クラシックギターの新たな可能性を探求したい方におすすめの演奏家です。
AsturiasAna Vidovic

クロアチア出身のクラシックギタリスト、アナ・ヴィドヴィチさん。
5歳からギターを練習し始めたヴィドヴィチさんは、なんと11歳という年齢で国際的に知られていきます。
その2年後の13歳のときには、史上最年少でザグレブ国立音楽院に入学し、イシュトヴァン・ロメルさんに師事しました。
いわゆるエリート音楽家というやつですね。
力が必要なため女性が少ないクラシックギター界で最も活躍するフィメールギタリストの一人です。
【ギター】世界の有名クラシックギタリスト。おすすめのギタリスト(11〜20)
PreludeNarciso Yepes

スペインを代表するクラシックギタリストの一人、ナルシソ・イエペスさん。
4歳の時に初めてギターに触れたイエペスさんは、ロルカにある音楽アカデミーでギターを学び始めました。
その後、バレンシア音楽院に進みさらなる勉強に励みました。
音楽院に通っていたときに、作曲家であるビセンテ・アセンシオ教授と出会い、イエペスさんの音楽観は定まっていきます。
その後も数々の演奏会を成功させ、1964年からは10弦ギターも開発しました。
後世に語り継がれる偉大なギタリストです。
La PalomaPepe Romero

フラメンコギタリスタとしても活躍している、ぺぺ・ロメロさん。
フラメンコギタリスタということだけあって、数々のクラシックギタリストのなかでもトップクラスの技術を持ちます。
ロメロさんはわずか7歳という年齢で父と一緒に公演するなど、幼い頃から頭角を現していました。
フィラデルフィア管弦楽団やクリーヴランド管弦楽団といった数々のオーケストラとも共演を果たしている、ベテランギタリストです。
テクニックがとてもうまいので、ぜひチェックしてみてくださいね!
ToccataDavid Russell

気品のただよう音色が印象的なデイヴィッド・ラッセルさんを紹介します。
幼少期からアンドレス・セゴビアのギターを聴いて育ったそうです。
ラッセルさんは16歳からロンドン王立音楽院でヘクター・グインからギターを学びました。
ギタリストとしては始めるのが非常に遅かったのですが、その才能はメキメキと頭角を現し、在学中にジュリアン・ブリーム賞を二度も受賞しました。
その実力は折り紙付きで、誰が聴いても心地の良いメロディを奏でます。
癒やされたい方は、ぜひチェックしてみてください!
Sonata Op.15Marcin Dylla

ポーランド出身のクラシックギタリスト、マルシン・ディラさん。
ルダ・シロンスカ音楽高校でレッスンを受けた後、カトヴィツェの音楽アカデミーに参加し、オスカー・ギリアさんやカルロ・マルキオーネさんからギターを学びました。
2007年にはアメリカギター財団が主催する国際大会で金メダルも獲得している、凄腕のクラシックギタリストです。
2007年までは技術を磨き、競技者としてクラシックギタリストに関わってきましたが、国際大会優勝後はアーティストとして活動しています。
Isaac Albéniz:Asturias (Leyenda)Krzysztof Meisinger

クシシュトフ・マイジンガーさんは1984年にて生まれたポーランド出身のクラシックギタリストです。
ロンドンのウィグモア・ホールやベルリン・フィルハーモニーなど、世界的に有名なコンサートホールで演奏しています。
また、2013年にアビー・ロード・スタジオで録音されたアルバム『Melodia Sentimental』は、ドイツの音楽評論家によって世界のトップ10クラシック音楽アルバムの一つに選ばれました。
2020年には英国のレーベル「Chandos Records」と独占契約を結び、同年にリリースされたアルバム『Elogio de la Guitarra』は高い評価を受けています。
マイジンガーさんは、ヴィヴァルディからピアソラまで幅広いレパートリーを持ち、ソロギター作品やギターと声、他の楽器との共演作品を演奏しています。
クラシックギターの魅力を存分に味わいたい方におすすめです。
アランフエス協奏曲 第1楽章 アレグロ・コン・スピーリトThibaut Garcia

ティボー・ガルシアさんは1994年フランス・トゥールーズ出身のクラシックギタリストです。
7歳でギターを始め、16歳でパリ国立高等音楽・舞踊学校に入学。
2015年にアメリカのギター財団国際コンクールで優勝し、世界的に注目を集めました。
2016年にはワーナー・クラシックス/エラートと契約を結び、アルバム『Leyendas』でデビュー。
その後も『Bach Inspirations』『Aranjuez』などを発表し、フィリップ・ジャルスキーさんとのデュオアルバム『À sa guitare』も話題に。
2019年には日本映画『マチネの終わりに』に出演し、日本でも人気を博しています。
卓越した技術と多彩なレパートリーで、クラシックギターの魅力を存分に伝えてくれる若手実力派ギタリストです。
Capricho árabeFrancisco Tárrega

偉大なるクラシックギタリスト、フランシスコ・タレガ。
クラシックをある程度知っている方であれば、この名前に聴き覚えがあると思います。
そう、『Recuerdos de la Alhambra』を作曲した、あのタレッガです。
タレッガはクラシックギタリストとしても作曲家としても、多くの功績を残してきました。
タレッガのメロディは深みがあり、その奥深さは並大抵のクラシックギタリストでは再現できないレベルにまで到達しています。
名曲を数多く残してきたクラシックギタリストなので、他の曲もぜひチェックしてみてください。
Azure天野清継

1991年にソロデビューして以来、日本の音楽シーンで活躍を続けるギタリストです。
クラシック音楽の要素を取り入れたジャズを中心に、多岐にわたるジャンルで才能を発揮しています。
デビューアルバム『AZURE』のタイトル曲は、JTのたばこ「ピース・ライト・ボックス」のCM曲としても使用され、大きな話題を呼びました。
その後も、国府弘子さんとの「天国プロジェクト」や「TAOS featuring AMANO」など、多様なプロジェクトで音楽活動を展開。
ジャズの要素を深めたアルバムや、アコースティックギターソロアルバムなど、幅広い音楽性で聴く人を魅了し続けています。
クラシックギターの技巧と現代的なアレンジを融合させた独自のスタイルは、ギター音楽の新たな可能性を感じさせてくれます。
Three Études, Op. 29: No. 23 in G Major (Allegro)William Carter

フロリダ州出身のウィリアム・カーターさんは、バロックギター、リュート、テオルボの演奏で知られるアメリカ人音楽家です。
2005年にソロデビューを果たして、アルバム『La Guitarre Royalle: The Music of Francesco Corbetta』をリリース。
『グラモフォン』誌の「批評家の選択」に選ばれるなど高い評価を得ました。
その後も『La Guitarra Española: The Music of Santiago de Murcia』や『Fernando Sor: Early Works』など、いずれも「エディターズ・チョイス」に選ばれる名盤を発表。
古楽器の演奏と教育に尽力し、ロンドンのギルドホール音楽演劇学校で教授を務めています。
歴史的な撥弦楽器に興味のある方におすすめの演奏家です。
黒いオルフェ(オルフェの唄・カーニバルの朝)楊雪飛(ヤン・シュエフェイ)

楊雪飛さんは1977年北京出身のクラシックギタリストです。
7歳でギターを始め、10歳で中国国際ギター芸術祭に出演し、スペイン領事からコンサートギターを贈られるなど、早くから才能を認められました。
1999年に中央音楽学院を卒業後、英国王立音楽院に留学。
2002年に同学院の最高演奏資格「dipRAM」を取得しています。
アメリカのストッツェンベルグ国際クラシックギターコンクールなど、数々の国際コンクールで受賞。
バロックから現代音楽、中国伝統音楽まで幅広いレパートリーを持ち、ソロ演奏やオーケストラとの共演、室内楽など多彩な形態で活動しています。
クラシックギターの新たな可能性を追求する楊さんの演奏は、伝統と革新を融合させた独自のスタイルで多くの聴衆を魅了しています。