ダブ音楽の深い世界。レゲエから生まれた音の魔法を体感できる名盤たち
レゲエ音楽の変革期に生まれた「ダブ」は、音響技術とジャマイカ独自のサウンドが融合した特別なジャンルとして、世界中の音楽シーンに多大な影響を与えてきました。
エコーやリバーブを効果的に用いた空間的な音作りと、重低音が生み出す独特の浮遊感は、現代の電子音楽にも脈々と受け継がれています。
音の実験場として進化を続けるダブミュージックの魅力に、あなたも今日から浸ってみませんか?
ダブ音楽の深い世界。レゲエから生まれた音の魔法を体感できる名盤たち(21〜30)
Working Together (Boys Noize Dub remix)Gonzales

もともとカナダ出身のミュージシャンであるGonzalesによってリリースされたトラック。
このダブ・リミックス・バージョンはドイツのエレクトロニック・ミュージックのプロデューサでDJのBoys Noizeによるもので、2008年にリリースされました。
DizzyMikey Dread

深みのあるベースに心地よいエフェクトをちりばめた本作は、ダブ音楽の魅力が詰まった一曲です。
リスナーをまるで宇宙の旅へと誘うかのような錯覚的な世界観は、音楽の持つ独自の魅力を存分に発揮しています。
Mikey Dreadさんが1998年1月にリリースした本作は、彼の代表作の一つとして知られ、レゲエの精神とジャマイカの文化を反映した内容となっています。
躍動感あふれるリズムが特徴的で、繊細なサウンドにリラックスしながらも足を動かさずにはいられない衝動に駆られますよ。
心も体もリフレッシュさせてくれる、まさに耳福と言える逸品です。
ダブ音楽の深い世界。レゲエから生まれた音の魔法を体感できる名盤たち(31〜40)
MarabiAugustus Pablo

メロディカの魔術師として知られるAugustus Pabloさんが1973年にリリースしたインストゥルメンタル曲。
ルーツレゲエとダブの要素を巧みに融合させたサウンドは、まるで熱帯の夜空を漂うような幻想的な雰囲気を醸し出します。
1974年発売のアルバム『This Is…Augustus Pablo』に収録され、彼の代表作の一つとして高く評価されています。
心地よいリズムとエコー効果が織りなす空間に、メロディカの柔らかな音色が溶け込んでいく様は圧巻!
リラックスしたい時や、静かに物思いにふける時間に聴くのがおすすめです。
ヘッドフォンで聴けば、より深い音の世界に浸れますよ。
ShineAswad

1994年6月に発売されたAswadの代表曲は、レゲエポップの名曲として知られています。
アルバム『Rise and Shine』の収録曲で、UKシングルチャートで5位を記録。
イギリスでシルバー認定も受け、20万枚以上を売り上げました。
Aswadの魅力が詰まった本作は、リズミカルなビートと心地よいベースラインが特徴的。
ソウルやR&Bの要素も絶妙に織り交ぜられ、新しいリスナーにも受け入れられやすい仕上がりになっています。
浮遊感のあるエフェクトや、重厚ながらも温かみのあるボーカルも魅力的。
自己啓発とポジティブなメッセージを伝える歌詞は、リスナーの心に響くことでしょう。
FostercareBurial

深く、感情的で、環境音楽的な質感を持つこの楽曲。
孤独や疎外感を表現する繰り返されるフレーズが、聴く人の心に深く響きます。
2009年10月、コンピレーション・アルバム『Five Years Of Hyperdub』に収録されたこの曲は、Burialさんの独特のサウンドスケープを象徴しています。
UKガラージ、ダブステップ、アンビエントの要素を取り入れた本作は、都市の夜の風景を彷彿とさせるサウンドで高く評価されています。
深夜の孤独や内省をテーマにしたこの曲は、音楽を通じて感情を語るBurialさんの能力が際立っています。
ダブを体験したい方や、日常を忘れて浮遊感に浸りたい方にぴったりの一曲です。
Rebel VibrationCREATION REBEL

独特のリズムと宇宙的なサウンドが融合した名盤『Rebel Vibrations』の収録曲です。
1979年にHitrunレーベルからリリースされたこの楽曲は、ジャマイカのドラマー、リンカーン「スタイル」スコットさんと英国のミュージシャンたちが織りなす妥協のないダブサウンドが魅力。
エイドリアン・シャーウッドさんのプロデュースによって生み出された「抑制されたリズムと音の空間」は、聴く人を魅了せずにはいられません。
ヘヴィなベースラインとエコー、リズミカルなドラムが織りなすグルーヴは、まるで音楽の深淵へ誘われるよう。
ダブミュージックの真髄を体感したい方にぜひおすすめの一曲です。
RespiratorKode9

空間を塗り替えるような音の広がりが魅力的な一曲です。
Kode9さんの独特の音作りが光る本作は、ディープなエコーとシンセサイザーが重なり合い、聴く人を幻想的な世界観へと誘います。
2015年11月にリリースされたアルバム『Nothing』に収録されており、Kode9さんにとって初のソロアルバムとなりました。
巧みにビートとメロディを絡め合わせた音楽性は、エレクトロニックミュージックファンの心をグッとつかむはず。
日常から解き放たれたい時にぴったりの楽曲なので、静かな夜長にぜひ耳を傾けてみてくださいね。