【高齢者向け】椅子に座って楽しく健康にストレッチ!
高齢者の方の心身の健康のためにも、日々の運動ははずせません。
高齢者のなかには、激しい運動だと身体がおいつかないという方もいるでしょう。
今回ご紹介するのは、高齢者の方が座って楽しめるストレッチです。
ストレッチ運動は座ってできるだけでなく、高齢者の心身の状態にあわせておこなえるのでオススメなんですよ。
さらに高齢者の方の安全面においても安心ですね。
高齢者施設やデイサービスでのレクに取り入れられるのはもちろん、おうちでのすきま時間におこなえるのも魅力です。
ぜひ参考にしてくださいね。
【高齢者向け】椅子に座って楽しく健康にストレッチ!(1〜10)
ペットボトルで肩と腕の体操

水が入ったペットボトルを両手に持った状態でおこなう、腕や肩を伸ばす体操です。
手に重さが加わることでより腕の力にも意識が向きますし、ものをつかむ力も同時にきたえられますよ。
腕を伸ばした状態で維持するだけでも力がこもるので、ゆっくりと時間をかけて動作を進めていくことがポイントですね。
ペットボトルを目印にすれば、左右が同じ高さに上がっているかもわかりやすいので、腕を均等に動かしていくことにも意識を向けていきましょう。
ウォーキング体操

その場で大きく足踏みをするような動きで下半身の動きに意識を向けてもらいましょう。
軽い負荷でしっかりときたえられるように、椅子に座っておこなうのが大切なポイントですね。
いきなり足踏みの体操にうつるのではなく、足を持ち上げて引き寄せる運動、股関節を回す運動などで足をほぐすことからスタートしましょう。
しっかりと背筋をのばして腕も大きく動かすなど、足踏みをおこなう際の姿勢や足以外の動きも大切ですね。
動きのリズムにも意識を向けながら、呼吸も整えつつ進めていきましょう。
肩甲骨ストレッチ

首や腰などの正しい姿勢や、血流の改善などにつながっていく、肩甲骨に特化したストレッチです。
姿勢のチェックや腕を合わせる動きなどで、自分の肩甲骨がどのような状態になっているかを知ってからスタートしましょう。
肩を上下に動かす体操や肘を後ろに引く体操など、さまざまな動きで肩甲骨の周辺を動かしていきます。
それぞれの動きの力の込め方もしっかりと意識して、肩の筋肉がどの方向に伸びているのかを知るのも大切なポイントです。
じっくりと力を込めて解放したときの血流の実感が、体の緊張の解消にもつながりますね。
ボール体操下肢編

椅子に座ったままでできる下肢に特化したボール体操をご紹介します。
まず片足でボールを踏み、足裏の感覚を刺激します。
次にそのままボールを前後左右にゆっくり転がして足首やふくらはぎ、股関節などの柔軟性を高めていきます。
さらにボールを内ももにはさみ、背筋を伸ばしてゆっくりと締めたり緩めたりする動きで、内ももの筋力アップと姿勢の安定に効果的です。
簡単な動作ばかりなので無理なく続けられ、血流の改善や転倒予防、認知症予防にも役立ちます。
気軽に日常に取り入れてみましょう。
ボール大回し体操

日常生活での腕を上げておこなう動作が楽になる、ボールの体操をご紹介します。
着替えやお風呂で体を洗うことなどが楽におこなえますよ。
ボールを持って顔の近くで回しやすい方に回していきます。
このときに、反対の腕が水平になるように、腕を上げていきましょう。
もちろん、腕を上げることが難しい方はそのままでも大丈夫です。
回す方向を反対にしたり、ボールを回す手を右と左で変えてください。
気軽におこなえる体操なので、ぜひ取り組んでみてくださいね。
ボール腰回し体操

年齢を重ねると筋肉量が減少し、慢性的な肩こりを引き起こしやすくなるそうです。
肩こりがあると、腰にも負担がかかり腰痛の原因になるともいわれていますよ。
そこで、ボールを腰で回す体操で、肩や腕を柔らかくしていきましょう。
筋肉の緊張がとれると、肩こりの改善にもつながりますよ。
座ったまま、ボールをもったまま腰のあたりの高さで1周させます。
左右で5回ずつまわして、慣れてきたら手を大きく広げて回してください。
ボールがないときは、タオルを使っても大丈夫ですよ。
ストレッチ&筋トレ

椅子に座って全身の筋肉をそれぞれの場所に注目してじっくりと伸ばしてきたえていく運動です。
背筋を伸ばした正しい姿勢で座ることや、それぞれの部位を伸ばす角度などにも意識を向けましょう。
首や肩などの上半身からふくらはぎやお尻の筋肉まで、10秒を2回おこなうことを目安にして順番に伸ばしていきます。
じっくりと伸ばすストレッチの後は筋力のトレーニングです。
スムーズな歩行につながるように下半身を中心に鍛えていきましょう。
最後にもう一度ストレッチをおこなえば完了、呼吸を整えつつおこなうのも大切なポイントですね。