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女性におすすめのクラシックの名曲

女性におすすめなクラシックの名曲をまとめてご紹介します。

思い返せば昔のクラシック音楽家は作曲家も演奏家も男性ばかりでした。

近年では女性指揮者や演奏家も大幅に増えて、テレビや動画サイトで演奏動画を見ると今は女性も多く活躍しているのがわかります。

クラシックでは珍しい女性作曲家テクラ・バダジェフスカが作曲した『乙女の祈り』や愛する妻に送ったエルガーの『愛の挨拶』など女性のための曲も多く存在します。

今回はクラシック音楽の入門編、と思っていただければ幸いです。

聴きなじみのある曲もたくさん用意しましたので、これを機会にあなたもクラシック音楽を趣味にするのはいかがでしょうか。

もくじ

女性におすすめのクラシックの名曲(1〜20)

夏の朝NEW!Heino Kasuki

夏の朝(カスキ作曲) ピュアニスト・石原可奈子:Sommermorgen(Kaski)/Kanako Ishihara -Purenist-
夏の朝NEW!Heino Kasuki

フィンランドの作曲家ヘイノ・カスキの手による、作品番号Op. 35-1「夏の朝」として知られるピアノ曲です。

本作は、北欧の澄み切った朝の空気をそのまま音にしたような、透明感があふれる旋律がとても美しい曲です。

繊細なトリルは木漏れ日のきらめきを思わせ、穏やかながらも徐々に広がる明るさが、聴く人の心を爽やかに満たしてくれるでしょう。

ジメジメとした暑さを忘れさせてくれるような清涼感があり、静かに音楽を楽しみたい時にぴったりです。

1920年代初頭に作られたとされ、ピアニスト舘野泉による名盤『Piano Works』にも収録されています。

ErlkönigFranz Schubert

Der Erlkönig: Franz Schubert, Philippe Sly: Bass-Baritone, Maria Fuller: piano
ErlkönigFranz Schubert

オーストリアが生んだ天才作曲家フランツ・シューベルトの代表作です。

18歳の時に書いた本作は、ゲーテの詩に基づいた物語性豊かな歌曲で、父と息子が夜の森を馬で駆け抜ける様子を描いています。

ピアノ伴奏が馬の疾走感を表現し、父親や息子、魔王の声を一人の歌手が歌い分ける高度な技巧が特徴です。

緊迫感があふれる曲調と劇的な展開は、聴く人の心を掴んで離しません。

クラシック音楽に興味のある女性の方にぜひおすすめしたい一曲です。

ラプソディ・イン・ブルーGeorge Gershwin

ラプソディー・イン・ブルー バーンスタイン 1976
ラプソディ・イン・ブルーGeorge Gershwin

テレビドラマ『のだめカンタービレ』のエンディングテーマと言えば思い出す人も多いかもしれません。

近代音楽の巨匠といわれる、アメリカの作曲家ジョージ・ガーシュウィンが生み出した、クラシックとモダンな音楽が入り混じったとてもオシャレな曲です。

冒頭のクラリネットのグリッサンドはとても印象的で、出だしから『ラプソディ・イン・ブルー』だと分かる人も多いはず。

この曲の特徴は何よりゴージャズです。

ピアノソロもオーケストラで出るところも派手かつ豪華な雰囲気で、ジャズとオーケストラの良さが混じっています。

後半のオーケストラとピアノで歌い上げるところはドラマのエンディングのような感じで、ジャズ風味の国家といってもいいようないかにもアメリカらしい曲になっています。

ピアノも美しくて泣けます。

愛の喜びFritz Kreisler

華やかな人気曲【愛の喜び: クライスラー(Liebesfreud: Fritz Kreisler)】
愛の喜びFritz Kreisler

ウィーン出身のヴァイオリニスト、フリッツ・クライスラーが作曲した本作は、女性にぴったりの優雅なクラシック曲です。

1910年5月13日にニューヨークで初録音された本作は、愛する妻ハリエットとの出会いを彷彿とさせる、喜びに満ちた美しいメロディが特徴です。

ハ長調で始まり、中間部ではヘ長調へと移行する曲調の変化も魅力的です。

クライスラーの演奏スタイルを反映した、表現が豊かなフレージングとビブラートが心に響きます。

クラシック音楽に興味のある方や、癒しの音楽を求めている方におすすめの一曲です。

亜麻色の髪の乙女Claude Debussy

亜麻色の髪の乙女 /La fille aux cheveux de lin/ドビュッシー/Debussy/クラシックピアノ/classic piano/CANACANA
亜麻色の髪の乙女Claude Debussy

フランスの作曲家クロード・ドビュッシーによる印象派音楽の代表作です。

ドビュッシーは1862年に生まれ、10歳でパリ音楽院に入学するなど幼少期から才能を発揮しました。

本作は1910年に発表された『前奏曲集第1巻』の第8曲目で、詩的な雰囲気が特徴です。

変ト長調で書かれた3/4拍子の穏やかなリズムが、朝の爽やかな時間に歌う美しい乙女の姿を描き出しています。

静かで優雅な旋律は、ムラサキウマゴヤシの花畑に座る乙女の情景を想像させ、聴く人の心を癒してくれます。

クラシック音楽に興味のある方や、心を落ち着かせたい方におすすめの一曲です。