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ガブリエル・フォーレ|名曲、代表曲をご紹介

さまざまな音楽の新しい形式が生まれた19~20世紀に、多くの作曲家に影響を与えたフランスの作曲家ガブリエル・フォーレ。

同年代に発表された数々の新しい様式に影響を受けながらも傾倒せず、絶妙なバランス感覚で自分なりの変化を重ねた彼の作品は、派手さよりも純度の高い静謐さが感じられます。

そんなフォーレの名曲や代表曲は、管弦楽曲から室内楽曲、ピアノ曲や歌曲と、幅広く存在します。

フォーレにしかない美しい旋律とハーモニーを、ぜひお楽しみください。

もくじ

ガブリエル・フォーレ|名曲、代表曲をご紹介(1〜20)

ピアノ五重奏曲 第2番 Op.115Gabriel Fauré

Gabriel Fauré : Quintette pour piano et cordes n° 2 en ut mineur op. 115 (extraits)
ピアノ五重奏曲 第2番 Op.115Gabriel Fauré

フォーレの晩年の傑作、ピアノと弦楽四重奏による室内楽曲。

1921年5月、76歳のフォーレがパリ音楽院で初演し、聴衆を魅了しました。

4つの楽章からなる本作は、ヘミオラを多用した独特のリズム感が特徴。

ピアノと弦楽器が絶妙に絡み合い、穏やかで親密な雰囲気を醸し出します。

フォーレ特有の柔和さと静かな情熱が、聴く人の心に深く語りかけてくる珠玉の1曲。

クラシック音楽ファンはもちろん、繊細な音の世界に浸りたい方にもoオススメです。

ピアノ四重奏曲 第1番 Op.15Gabriel Fauré

Fauré Piano Quartet no. 1, op. 15. Nelson Goerner, Daishin Kashimoto, Lawrence Power, Antonio Lysy
ピアノ四重奏曲 第1番 Op.15Gabriel Fauré

フォーレが若き日に作曲したピアノと弦楽器による室内楽作品。

1876年から1879年にかけて書かれ、1883年に改訂されました。

1880年に初演され、1885年にはシャルティエ賞を受賞しています。

全4楽章からなり、ロマン派的な情熱とフォーレ独自の内省的な美しさが見事に調和しています。

特に第3楽章には、婚約破棄による失恋の痛みが表現されているそう。

短調ながら全体的にポジティブな雰囲気が漂っており、フォーレらしい優美で洗練された旋律と和声も感じられる作品です。

舟歌 第1番 イ短調 Op.26Gabriel Fauré

フォーレ/舟歌 第1番 :Faure/Barcarolle No.1,Op.26 佐藤展子
舟歌 第1番 イ短調 Op.26Gabriel Fauré

ガブリエル・フォーレは、生涯で13曲の舟歌を作曲しています。

舟歌は「ヴェネツィアのゴンドラこぎの歌に由来する器楽曲または声楽曲」と定義されていますが、フォーレがヴェネツィアを初めて訪れたのは第4番を発表し第5番の制作に入るまでの間、つまり第1番を実際に現地の空気に触れることなく作曲したことになります。

それでもフォーレの舟歌は、多くの作曲家や音楽評論家から秀逸な作品として高く評価されています。

演奏をとおして、フォーレの中に根付いていた舟歌のメロディ、リズムに触れてみてはいかがでしょうか?

チェロ・ソナタ第2番 Op.117Gabriel Fauré

Indira Grier and Francis Grier play Faure Cello sonata no 2
チェロ・ソナタ第2番 Op.117Gabriel Fauré

「チェロソナタ第2番ト短調作品117」第1楽章:アレグロ、第2楽章:アンダンテ、第3楽章:アレグロ・ヴィーヴォ。

第2楽章は、ナポレオン1世没後100年記念式典のために作曲した「葬送歌」の編曲です。

チェロの演奏は、インディラ・グリアーさん。

ヴァイオリン・ソナタ第2番 Op.108Gabriel Fauré

Gabriel Fauré – Jiyoung Park Sonata No.2 in e minor for Piano and Violin op.108
ヴァイオリン・ソナタ第2番 Op.108Gabriel Fauré

第1楽章:アレグロ・ノン・トロッポ、第2楽章:アンダンテ、第3楽章:アレグロ・ノン・トロッポ。

この作品はベルギー王妃エリザベート・ド・バヴィエールに献呈されました。

9/8拍子という不安定なリズムから始まったり、複雑な転調が続いたりと、不安な気持ちが拭えないような曲調ですが、フォーレらしさも感じられる作品です。