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花を歌った名曲。花にまつわる人気曲

「花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」。

こちらは百人一首でも有名な小野小町の和歌ですね。

日本人は古来より花の美しさに魅了され、現在でも節目には必ず花をそえるなど、深く「花」とかかわってきました。

この記事では、そんな「花」をテーマにした数々の名曲をご紹介します。

踏まれても何度でも咲く強い花、誰もが憧れる美しい花、心に咲くやさしい花など、私たちをいつの時代も魅了し、そして寄り添ってくれる花の歌をぜひお聴きください。

花を歌った名曲。花にまつわる人気曲(31〜40)

たんぽぽ太田裕美

繊細な恋心を独特の視点で捉えた名作です。

控えめながら純粋に恋する少女の心情が、道端に咲くたんぽぽのイメージと重ねられ、誰もが経験する切ない思いを優しく歌い上げています。

松本隆さんの詩的な歌詞と筒美京平さんのメロディが見事に調和し、太田裕美さんの清らかな歌声がその世界観を完璧に表現しています。

1975年4月に発売された本作は、後にアルバム『短編集』にも収録され、人気を博しました。

ひとりぼっちで寂しい心を抱えながらも、前を向いて咲き続けるたんぽぽのように、強く生きようとする人の心に寄り添う楽曲です。

片思いの切なさや恋する気持ちに共感したい方にオススメです。

桜色舞うころ中島美嘉

中島美嘉 『桜色舞うころ』 MUSIC VIDEO
桜色舞うころ中島美嘉

繊細なピアノと美しい弦楽器の調べが心に染み入る、中島美嘉さんの心揺さぶるバラードです。

2005年2月にリリースされ、サントリー「フレシネ」のCMソングとしても起用された本作は、桜が舞う美しい情景を背景に、愛する人との別れと、その思いを永遠に胸に秘めておきたいと切に願う様子が描かれています。

夜桜の下で大切な人との思い出に浸りたいときや、新しい季節を前に心が揺れ動くときに、そっと寄り添ってくれる1曲です。

ガーデン藤井風

四季の移ろいと人生の無常を優しく歌い上げた珠玉のバラード。

藤井風さんの切なく温かみのある歌声が、心に優しく寄り添います。

季節の流れに身を委ねながら人生を受け入れていく心情が、ゴスペル調のメロディと調和して美しく響きます。

2022年3月発売のアルバム『LOVE ALL SERVE ALL』に収録され、ネイチャーラボ ランドリンのCMソングとしても起用されました。

大切な人との出会いと別れを経験したとき、人生について考えを巡らせるとき、本作を聴くことで心が整理されていくはずです。

ばらの花くるり

5月、初夏に咲く花といって思い浮かべる花は何ですか?

私は真っ先にバラを思い浮かべます。

バラって世界で一番品種の多い花なんですよ。

バラといえば、京都発のバンドくるりによる『ばらの花』。

1枚ずつ花びらを散らすばらのはかなさをふんだんに含んだ曲です。

過去の恋愛を思い出させるような言葉少ない歌詞も秀逸。

『ばらの花』は単なる「歌」ではないです!

福島県いわき市の海水浴場や灯台で撮影されたMVも行間たっぷりな内容。

まだの方はぜひ観てみてくださいね!

花は咲く鈴木梨央

鈴木梨央 / 親と子の「花は咲く」
花は咲く鈴木梨央

東日本大震災の被災地復興、被災者応援チャリティーソング「花は咲く」。

NHKが2011年から行っている支援プロジェクトのテーマソングとして企画制作されました。

大河ドラマ「八重の桜」で幼少期の八重を演じた鈴木梨央と、福島県双葉郡大熊町立大野小学校合唱部の子供たちの透明な歌声が心に染み入ってくるようですね。

花を歌った名曲。花にまつわる人気曲(41〜50)

ひなげしの花アグネス・チャン

ひなげしの花 / アグネス・チャン(Agnes Chan/陳美齡)
ひなげしの花アグネス・チャン

丘の上に咲くひなげしの花を使って恋占いをする少女の純粋な心情を描いた、アグネス・チャンさんの日本デビュー曲です。

遠い街へ去っていってしまった恋人への思いと不安、寂しさが透明感のある歌声で優しく紡がれています。

1972年11月にリリースされた本作は、オリコン週間ランキング5位を記録する大ヒットとなりました。

1973年の『第24回NHK紅白歌合戦』でも披露し、アグネス・チャンさんの人気に火をつけるキッカケとなりました。

甘酸っぱい恋の思い出を振り返りたい時や、春の訪れを感じさせる心温まる一曲として、今なお多くの人々に愛され続けています。

チェリーブラッサム松田聖子

「チェリーブラッサム2021 」from Seiko Matsuda Concert Tour 2023 “Parade”
チェリーブラッサム松田聖子

春の訪れを感じさせる爽やかなメロディーと、新しい恋の始まりを描いた心温まる歌詞が魅力的な名曲です。

松田聖子さんの凛とした歌声が、新たな一歩を踏み出す主人公の心情を美しく表現しています。

青空の下で広がる未来への期待感や、恋する喜びに満ちた気持ちが、透明感のある歌声とともに心に響きます。

1981年1月に発売された本作は、若松宗雄プロデューサーの新しい音楽への挑戦から生まれた1曲。

オリコン週間チャートで1位を獲得し、アルバム『Silhouette〜シルエット〜』にも収録されました。

春の季節、とりわけ桜の開花時期に聴きたい楽曲として、長年にわたり多くのリスナーから愛されています。

新生活のスタートを応援してくれる、元気と希望に満ちた1曲として、心機一転したい時にオススメの曲です。