花を歌った名曲。花にまつわる人気曲
「花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」。
こちらは百人一首でも有名な小野小町の和歌ですね。
日本人は古来より花の美しさに魅了され、現在でも節目には必ず花をそえるなど、深く「花」とかかわってきました。
この記事では、そんな「花」をテーマにした数々の名曲をご紹介します。
踏まれても何度でも咲く強い花、誰もが憧れる美しい花、心に咲くやさしい花など、私たちをいつの時代も魅了し、そして寄り添ってくれる花の歌をぜひお聴きください。
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花を歌った名曲。花にまつわる人気曲(41〜50)
さくら(独唱)森山直太朗

はかない桜と人生の移ろいを重ね合わせた、心に染み入る美しいバラード。
森山直太朗さんの透き通る歌声と、ピアノとストリングスが織りなす温かな旋律が、聴く人の心を優しく包み込みます。
2003年3月にリリースされた本作は、100万枚を超える大ヒットを記録。
卒業や別れ、新たな旅立ちを迎える春の季節に、ぜひ聴いていただきたい1曲です。
桜の下で大切な人との思い出に浸りながら、この歌とともに新たな一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
花曇り佐藤千亜妃

2019年に活動休止がアナウンスされた、きのこ帝国の中心人物としても知られているシンガーソングライター、佐藤千亜妃さん。
デジタルシングル曲『花曇り』は、春の風景が見えるような叙情的なメロディーやアレンジが切ないナンバーです。
聴き手がそれぞれ自分の思い出と重ね合わせてしまうような歌詞のストーリーは、センチメンタルでありながらも心地いいですよね。
自分の世界に浸りたい時のBGMとしてもおすすめしたい、エモーショナルなポップチューンです。
flower倖田來未

倖田來未による「flower」は、Yoshiの小説「恋バナ」のイメージソング。
書籍に主題歌がつくのは業界初として話題となりました。
恋は楽しいことやうれしいことばかりじゃありません。
思いが届かず悲しい思いをしたり、すれ違ってつらい思いをすることもあります。
本当はだれも傷つきたくないけれど、それでも恋はしてしまうものですよね。
だったら自分らしい恋をしましょうと、恋するすべての人を応援してくれる一曲です。
ひなげしの花アグネス・チャン

丘の上に咲くひなげしの花を使って恋占いをする少女の純粋な心情を描いた、アグネス・チャンさんの日本デビュー曲です。
遠い街へ去っていってしまった恋人への思いと不安、寂しさが透明感のある歌声で優しく紡がれています。
1972年11月にリリースされた本作は、オリコン週間ランキング5位を記録する大ヒットとなりました。
1973年の『第24回NHK紅白歌合戦』でも披露し、アグネス・チャンさんの人気に火をつけるキッカケとなりました。
甘酸っぱい恋の思い出を振り返りたい時や、春の訪れを感じさせる心温まる一曲として、今なお多くの人々に愛され続けています。
東京の花売り娘岡晴夫

青い柳の芽吹く東京の辻に咲く、一輪の希望を描いた昭和21年の名曲。
岡晴夫さんの温かみのある歌声で紡がれるメロディは、戦後の混乱期にあった人々の心を優しく包み込みました。
柔らかな物腰で花を売る少女の姿を通じて、焦土から立ち上がろうとする東京の姿が浮かび上がります。
佐々詩生さんの詞と上原げんとさんの曲が見事に調和し、寂しさの中にも確かな希望が感じられる珠玉の一曲となっています。
本作は春の訪れとともに新たな一歩を踏み出そうとする人々の心情を、優美に描き出した珠玉の一曲です。
春の陽気とともに心温まるひとときを過ごしたい方にオススメしたい、心に染み入る名曲です。
チェリーブラッサム松田聖子

春の訪れを感じさせる爽やかなメロディーと、新しい恋の始まりを描いた心温まる歌詞が魅力的な名曲です。
松田聖子さんの凛とした歌声が、新たな一歩を踏み出す主人公の心情を美しく表現しています。
青空の下で広がる未来への期待感や、恋する喜びに満ちた気持ちが、透明感のある歌声とともに心に響きます。
1981年1月に発売された本作は、若松宗雄プロデューサーの新しい音楽への挑戦から生まれた1曲。
オリコン週間チャートで1位を獲得し、アルバム『Silhouette〜シルエット〜』にも収録されました。
春の季節、とりわけ桜の開花時期に聴きたい楽曲として、長年にわたり多くのリスナーから愛されています。
新生活のスタートを応援してくれる、元気と希望に満ちた1曲として、心機一転したい時にオススメの曲です。
三色すみれ桜田淳子

初恋の淡い思いを三色のすみれの花に託した、1974年2月リリースの桜田淳子さんの楽曲です。
はかない恋心を歌ったこの楽曲は、オリコンチャート10位を記録し、約18.6万枚のヒットを記録しました。
阿久悠さんの紡ぐ繊細な歌詞と、中村泰士さんが紡ぎ出すメロディの融合が、純真な少女の切ない恋心を見事に表現しています。
本作は、期待と不安が交錯する思春期の心情を美しく描き出し、桜田淳子さんの透明感のある歌声が物語に深みを添えています。
待ち焦がれる気持ちとかなわぬ恋の切なさを胸に秘めた方の心に、優しく寄り添う1曲です。





