フルート初心者のための練習曲。おすすめの練習曲
フルートといえばキラキラしていて美しく、優しい音色がする木管楽器で、オーケストラや吹奏楽、アンサンブルでも大活躍する楽器です。
この記事を見てるあなたは吹奏楽部に入部してフルートを吹くことになった新入生や大人になって新たな趣味としてフルートを吹いてみようと思った方かと思います。
しかし、いざ吹こうとすると想像以上に吹くのが難しい楽器だと思うことでしょう。
今回は楽器を触りたてのあなたにフルートで吹ける簡単な曲、おすすめの練習曲を紹介します。
基本を押さえたスタンダードな曲ばかりですので、ぜひチャレンジしてみてください!
フルート初心者のための練習曲。おすすめの練習曲(11〜20)
野ばらに寄すEdward MacDowell

ここでクラシック音楽の簡単に吹けるフルートの曲を紹介します。
その曲は19世紀末のアメリカ合衆国を代表するロマン主義音楽の作曲家エドワード・マクダウェルのこの曲です。
初めて楽器を触り、シャープの記号を見ると簡単な曲にしてくれと願ってしまいますが、ゆっくりで技巧的な個所もなく頑張れば吹けるので、間違えないようにシャープのところは印を付けて練習しましょう。
クラシックは難しい印象がありますが、作曲家や曲の背景も調べながら吹けるようになるとインテリ感を出せますね!
これを機にクラシック音楽も少しずつマスターしていきましょう。
ジムノペディ第1番Éric Satie

繊細な音色で奏でられる本作は、フルート初心者の練習曲としてもおすすめです。
1888年に作曲されたこの曲は、ゆったりとしたテンポと穏やかなメロディが特徴で、聴く人の心に深い安らぎをもたらします。
古代ギリシャの舞踏から着想を得たというこの曲は、クラシック音楽の入門としても人気が高く、ピアノ学習者にも親しまれています。
映画やテレビドラマ、CMなど様々なメディアでも使用されており、多くの人々に愛されている曲です。
フルートを始めたばかりの方や、落ち着いた雰囲気の中で練習したい方にぴったりの一曲ですよ。
オーラ・リーGeorge R. Poulton

シンプルな旋律ながら、心に響く美しい楽曲です。
南北戦争時代の兵士たちの間で愛された本作は、金髪の美しい女性への愛情を詩的に描いています。
自然の美しさと女性の魅力が重ねられ、太陽の光のように心を照らす存在として歌われていますね。
1861年に発表された後、エルヴィス・プレスリーさんが1956年に新たな歌詞を付けて『ラブ・ミー・テンダー』として発表し大ヒットしました。
ジョージ・R・プールトンさんの作曲した本作は、現在でもリコーダーの練習曲として親しまれており、優しくわかりやすい曲のため、フルート初心者の方にもおすすめです。
穏やかなメロディは、心を落ち着かせたい時や優しい気持ちになりたい時にぴったりですよ。
ムーンリバーHenry Mancini

1961年に公開されたオードリー・ヘプバーン主演の名作映画「ティファニーで朝食を」で使用されたテーマ曲「ムーンリバー」。
この曲はよくさまざまな楽器の練習曲としておすすめされる曲で、もちろんフルートのソロ練習曲としてもおすすめの1曲です。
ギターのソロ練習曲に用いられることが多い曲ですが、フルートの場合はメインメロディーを繰り返すだけでも、とてもサマになる曲です。
ゆったり優雅な雰囲気を練習にも取り入れてみてください。
君をのせて(天空の城ラピュタ)久石譲

スタジオジブリの長編アニメーション映画『天空の城ラピュタ』の主題歌『君をのせて』は覚えやすいメロディーが特長です。
少しさみしげなメロディがグッとくる「君をのせて」は、フルートの響きを自分でしっかりと聴きながら練習するにはぴったりの楽曲です。
小節の4拍目から入るアウフタクトの曲で、吹き始めから聞こえるようにはっきり吹き、サビは大きく盛り上がりましょう。
「あの地平線」、「父さんが残した」など歌詞を意識して吹けるようになってくると誰かに聴いてほしくなる曲です。
いつも何度でも~千と千尋の神隠し~木村弓

『千と千尋の神隠し』のテーマ曲「いつも何度でも」もフルートで演奏するのにぴったりの楽曲です。
フルートは女性の声の音域にも近く、原曲の歌手が女性の場合、楽器が上手になってくるととても原曲に近い音で聴かせられるのがよいですね!
練習する際は、初めはごくごくスローなテンポで練習しても大丈夫です。
むしろスローなテンポで演奏した方が、味が出るのがこの楽曲の良いところです。
わがままな願望ですが、原曲と同じようにハープと一緒に伴奏できる機会があるとぜいたくな演奏が堪能できるでしょう。
フルート初心者のための練習曲。おすすめの練習曲(21〜30)
私のお気に入り My Favourite ThingsRichard Rodgers

映画「サウンドオブミュージック」から「私のお気に入り」です。
日本ではこの曲を耳にすると、ついつい京都へ行きたくなってしまう方も多いのではないでしょうか?
初心者の方でもなじみやすい曲なので、弾む部分とトリルをしっかり練習してみてください。