フュージョン音楽の名曲。おすすめの定番曲
「フュージョン」とはジャズ・ミュージックから派生した音楽ジャンルですが、その言葉通りさまざまな要素を融合させた、まさにクロスオーバーなサウンドとして多くの名盤や名曲を世に送り出しています。
フュージョンに興味がある、とりあえず何曲か聴いてみたい……そんな初心な方々に向けて、本稿ではソフトでオシャレな曲から難解で革新的な楽曲まで存在するフュージョンの名曲をご紹介!
海外のアーティストを中心として、往年の人気曲や王道の1曲、定番曲に近年注目されているジャズフュージョンの要素を兼ね備えたアーティストの名曲までたっぷりお届けいたします。
当時を懐かしみたい方々も、現代のフュージョンをお探しの方もぜひご覧ください。
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フュージョン音楽の名曲。おすすめの定番曲(101〜110)
Fine Corinthian LeatherCharlie Hunter

ギタリストCharlie Hunterのギタープレイが最高にカッコ良い一曲です。
とにかくギターの音色も効果的で素晴らしく、小刻みに刻まれるドラミングに身を委ねて、遊びまわるように自由に演奏されています。
休符の使い方や、他の楽器との絡ませ方に達人のプレイが垣間見えます。
ギターの高音がなり始めると何かが起こる予感がしてならない、楽しい一曲です。
TRASHFORMER (feat. Mike McCready)Donna Grantis

カナダ出身の世界的ギタリスト、ドナ・グランティスの楽曲『TRASHFORMER』。
ゴリゴリに歪んだエレキギターでのソロ曲ですが、この曲はハードロック的な要素もあり、フュージョンとしては珍しい部類に入るサウンドではないでしょうか。
むしろフュージョンではないかもしれません。
このボーダーラインは聴くあなたが自由に決めてください!
GalaxyEddie Henderson

Eddie Hendersonは、1970年から活動するニューヨークのジャズ・トランペッターです。
彼はHerbie Hancockのバンドでの活動でも知られています。
このトラックは1975年にBlue Noteからリリースされたアルバム「Sunburst」に収録されています。
My, My, MyGerald Albright

アメリカ西海岸を代表するサックスの名手Gerald Albrightの一曲。
小刻みなビートのパーカションにのるサックスがぜいたくな、バカンス感の感じられるムーディーな一曲。
ダンサブルなベースも力強いブレイクも全てがサックスをよりよく引き立たせる最高のアレンジです。
曲の盛り上がりとともドラマチックも加速していく名作です。
I Never Glid Before – 2015 RemasterGong

ドラムの手数が多すぎるイントロからリフレイン、そしてユニゾンしまくりのボーカル、独特のパーカッションなど、遊び心に満ちた一曲。
このボーカルをあっさりと決められる技術力やセンスに脱帽です。
1973年に生まれ、2015年にリマスターされたステレオ音質なのでぜひイヤフォンで音の広がりも楽しんでください。
聴けば聴くほど書きたいことも増えてしまう、ラストまで聴き尽くしてほしい名曲です。
MirageJean-Luc Ponty

フランスが生んだヴァイオリンの革新者、ジャン=リュック・ポンティさん。
クラシックの素養をバックボーンに持ちながらジャズ、そしてフュージョンの世界でエレクトリック・ヴァイオリンの可能性を追求した彼の音楽は、今も多くの人を魅了しますよね。
1977年9月に公開された名盤『Enigmatic Ocean』は、ビルボード・ジャズ・チャートで1位を獲得した傑作ですが、その中に収録されている珠玉のインストゥルメンタルは、まさに音の蜃気楼。
スペーシーなシンセの海を漂うように始まり、ポンティさんの奏でるヴァイオリンが時に甘美に、時に激しく空間を切り裂きます。
アラン・ホールズワースさんのギターソロも聴き逃せません。
フュージョン入門としても、じっくり音楽と向き合いたい時にも最適な一曲なのでは?
Wild Things Run FastJoni Mitchell

カナダのシンガー・ソングライターであるJoni Mitchellによって、1982年にリリースされたアルバムのタイトル・トラック。
彼女の夫であるベーシストのLarry Kleinが参加した最初のアルバムとなっています。
Joniのカリブ海での旅行からインスパイアされている、リズミカルなアルバムです。
Can You Follow?Larry Coryell

もともとスコットランドのミュージシャンであるJack Bruceによって、1971年にリリースされたトラック。
このアメリカのジャズ・ギタリストのLarry Coryellによるバージョンは、1971年のアルバム「Larry Coryell at the Village Gate」に収録されています。
SandboxLeni Stern

ドイツ出身のギタリストであり、シンガーソングライターとしても世界的に評価の高いレニ・スターンさん。
ジャズを基盤にアフリカ音楽も取り入れるなど、探求を続ける彼女のディスコグラフィーには佳曲が数多くあるのですね。
ご紹介する作品は、そんなレニさんが音楽性を飛躍させるきっかけとなったアルバム『Black Guitar』からの一曲です。
彼女の持ち味である透明感あふれるギターの音色が心地よく、ブルージーなニュアンスが独特の陰影を生み出しています。
この時期から本格的に取り組んだヴォーカルも、まるで楽器のようにサウンドに溶け込んでいるのが印象的ですよね。
本作が収録された名盤『Black Guitar』は1997年1月に発売。
自身のレーベルLSR設立後、自主性を打ち出した意欲作で、キャリアにおける転換点と言えるでしょう。
洗練と温かみあるサウンドは、フュージョンに初めて触れる方にもきっと気に入っていただけるはず。
お洒落なカフェで流れていそうな、落ち着いた大人の時間を演出してくれるのではないでしょうか。
Samurai Hee-HawMarc Johnson

マーク・ジョンソンさんといえば、アメリカ出身で世界的に評価の高いジャズ・ダブルベース奏者です。
1978年には、25歳でビル・エヴァンスさんの最終期トリオに抜擢され、その音楽性に大きな影響を受けました。
今回ご紹介するのは、彼がリーダーを務めたカルテットが1985年に録音し、ECMレーベルから届けられたアルバム『Bass Desires』の冒頭を飾るナンバー。
東洋的な音階とアメリカ西部の乾いた空気を同時に感じさせる、非常にユニークな魅力を持つ本作は、歌詞こそありませんが、聴く者の想像力を掻き立てるインストゥルメンタルです。
ビル・フリゼルさんとジョン・スコフィールドさんという二大ギタリストの火花散るインタープレイは圧巻で、フュージョンならではの即興性とグルーヴ感に満ちています。
エネルギッシュでありながらどこか郷愁を誘うこのサウンドは、ドライブのお供や、新たな音楽との出会いを求める方にぴったりと言えましょう。
フュージョン音楽の名曲。おすすめの定番曲(111〜120)
GigantactisMark Lettieri

ギタリスト、マークレッティエリのギターソロナンバー。
もうめちゃくちゃにテクニカルなのはもちろんのこと、メロディがどのフレーズもキャッチーなのが素晴らしいです。
ギターとそのほか、シンセサイザーであったり、タンバリンであったり、ドラムであったり、からみ合せ方も絶品で聴きごたえのある楽曲となっています。
個人的にはスネアの乾いた音が大好物です!
Forget Me NotsPATRICE RUSHEN

こちらはPatrice Rushenの「Forget Me Nots」という楽曲です。
ボーカリストであり、ピアニストでもある彼女の多才さを大いに引き出している一曲ですね。
またこのファンキーなベースラインは泣く子もノリノリにしてしまいそうです!
フュージョン音楽の初心者の人でも聴きやすい楽曲ではないでしょうか。
パーティなどでこの曲をかければ、あなたも今日から「カッコいい人」間違いないです!
End of the RoadPaul Jackson, Jr.

ロサンゼルス出身のギタリストPaul Jackson Jrの「End Of The Road」という曲です。
ふんだんに盛り込んだギターテクニックにため息が出ます。
たった5分ほどで、人を感動させられるのはとてもすごいことですよね。
Paul Jackson Jrは「世界中で最も多く録音されたギタリスト」の一人と言われています。
日本のアーティストでは松任谷由実のレコーディングにセッションミュージシャンとして参加しています。
One Day I’ll Fly AwayRandy Crawford

こちらはアメリカのR&BシンガーであるRandy Crawfordの「One Day I’ll Fly Away」という曲です。
1980年にリリースされたアルバム「Now We May Begin」に収録されてます。
飛行機に乗っているような、また空を旋回するような雄大さを感じられる一曲ですね。
映画「ムーランルージュ」では女優のNicole Kidmanがこの曲を歌っています。
そちらもぜひチェックしてみてくださいね!
Incident At NeshaburSantana

メキシコ出身のギタリスト、カルロス・サンタナさん率いるアメリカのバンド、サンタナ。
1970年に登場した名盤『Abraxas』に収められた、インストゥルメンタルの傑作です。
ジャズ、ロック、ラテン音楽が情熱的に融合し、目まぐるしく展開する構成と即興演奏は圧巻のひと言なのですね。
この楽曲は、ホレス・シルバーさんの楽曲の一部を引用しつつ、後半ではアレサ・フランクリンさんの楽曲を思わせる美しい旋律へと移り変わるドラマティックな構成が魅力。
タイトルには革命や解放といった強いメッセージが込められているとも言われ、その背景を知ると一層深く味わえることでしょう。
映画『Fillmore』(1972年公開)のサウンドトラックにも起用された本作は、バンドの音楽的進化を体感したい方や、魂を揺さぶる熱演に浸りたい夜にぴったりの一曲ではないでしょうか。
Sometimes I…Scott Kinsey

シンセサイザーを駆使し、エレクトリック・ジャズ/フュージョン界を牽引するアメリカ出身のキーボーディスト、スコット・キンゼイさん。
名門トライバル・テックでの活動でも知られ、その独創的なプレイは「世界でもっとも創造的なシンセサイザー・即興演奏家の一人」と称されますね。
彼の初リーダー作、2006年10月発表のアルバム『Kinesthetics』に収められた一曲は、まさに「会話する音楽」と呼ぶにふさわしい、スリリングなインタープレイが炸裂するナンバーです!
本作はアップテンポでエネルギッシュ、即興性に富んだ展開が聴く者を高揚させるでしょう。
歌詞のないインストゥルメンタルだからこそ、サウンドが織りなす物語に深く没入できます。
この作品が収録された名盤『Kinesthetics』は、「過去10年間で最高のジャズロック/フュージョンCD」とも評されたほど。
ドライブのお供や、気分を上げたい時にぜひ体験してほしい、技巧と熱量が融合したフュージョン・チューンですよ!
VashkarThe Tony Williams Lifetime

The Tony Williams Lifetimeは、1969年から1976年まで活動をしていたジャズ・フュージョンのグループです。
ジャズ・ドラマーのTony Williamsによって結成されました。
このトラックは1969年のデビュー・アルバム「Emergency!」に収録されています。
インフィニット・ラブToninho Horta

パット・メセニーからその際立ったハーモニーセンスを「ギタリスト界のハービー・ハンコック」とも称されたこともあるトニーニョの美しすぎるナンバー。
優しくもスリリングな曲構造は彼にしか生み出せることはできないでしょう。
Proto-CosmosTony Williams

ジャズ・ドラムの可能性を押し広げ、フュージョンというジャンルを切り開いたアメリカ出身の革新者、トニー・ウィリアムスさん。
彼が率いたニュー・トニー・ウィリアムス・ライフタイムによる、1975年当時の名盤『Believe It』に収録されている鍵盤奏者アラン・パスクァさん作曲のナンバーは、聴く者を未知の宇宙へと誘うような強烈なエネルギーに満ちていますよね。
トニーさんの代名詞ともいえる複雑なリズムと、アラン・ホールズワースさんの流麗かつ鋭利なギターが織りなすインタープレイは圧巻で、約4分という短さに見事に凝縮された緊張感は、今聴いても新鮮な驚きを与えてくれます。
このスリリングな演奏は、高度な技術と魂のぶつかり合いを体感したい方にはうってつけではないでしょうか。
2007年には作曲者自身とホールズワースさんによる感動的な再演も記録されており、時代を超えて輝き続ける名演と言えるでしょう。
NevermoreU.K.

英国が誇るプログレッシブ・ロックとジャズ・フュージョンの技巧派ユニット、U.K.。
その名は耳にしたことがある方もいらっしゃるのでは?
彼らが1978年に発表したデビュー・アルバム『U.K.』に収録されている、約8分にも及ぶドラマティックな一曲は、フュージョンの奥深さに触れたいなら必聴です。
繊細なアコースティック・ギターの導入から、スリリングな即興演奏が炸裂し、やがて壮大なシンセサイザーとギターが織りなす音の洪水へと展開しますよ。
歌詞からは、変わりゆく街への郷愁と、失われたものへの切ない思いがひしひしと伝わってきます。
本作を含む名盤『U.K.』は1978年3月の発売後、半年で25万枚を超えるヒットとなりました。
技巧的な演奏と物語性に富んだ音楽に浸りたい夜に、ぜひ聴いてほしい作品です。


