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フュージョン音楽の名曲。おすすめの定番曲

「フュージョン」とはジャズ・ミュージックから派生した音楽ジャンルですが、その言葉通りさまざまな要素を融合させた、まさにクロスオーバーなサウンドとして多くの名盤や名曲を世に送り出しています。

フュージョンに興味がある、とりあえず何曲か聴いてみたい……そんな初心な方々に向けて、本稿ではソフトでオシャレな曲から難解で革新的な楽曲まで存在するフュージョンの名曲をご紹介!

海外のアーティストを中心として、往年の人気曲や王道の1曲、定番曲に近年注目されているジャズフュージョンの要素を兼ね備えたアーティストの名曲までたっぷりお届けいたします。

当時を懐かしみたい方々も、現代のフュージョンをお探しの方もぜひご覧ください。

フュージョン音楽の名曲。おすすめの定番曲(31〜40)

The Dominant PlagueAllan Holdsworth

ギターという楽器の可能性を極限まで追求したイギリスの鬼才、アラン・ホールズワースさん。

ジャズ・フュージョンのみならずプログレッシブ・ロックの領域でも、その革新的なプレイで知られていますよね。

この楽曲は1986年発表のアルバム『Atavachron』収録曲で、当時最先端のSynthAxeを駆使したサウンドが特徴です。

アフロセントリックなリズムと複雑なハーモニーが織りなす音世界は、ある種の冷たさと情熱を併せ持ち、一部では当時の社会問題を示唆しているとも解釈される深遠さがあります。

本作が収録された名盤『Atavachron』は、フュージョンの枠を超えたホールズワースさんならではの芸術性を堪能できる1枚と言えましょう。

知的でスリリングな音の探求を楽しみたい方にこそ、ぜひ触れていただきたい作品となっておりますよ。

NevermoreU.K.

英国が誇るプログレッシブ・ロックとジャズ・フュージョンの技巧派ユニット、U.K.。

その名は耳にしたことがある方もいらっしゃるのでは?

彼らが1978年に発表したデビュー・アルバム『U.K.』に収録されている、約8分にも及ぶドラマティックな一曲は、フュージョンの奥深さに触れたいなら必聴です。

繊細なアコースティック・ギターの導入から、スリリングな即興演奏が炸裂し、やがて壮大なシンセサイザーとギターが織りなす音の洪水へと展開しますよ。

歌詞からは、変わりゆく街への郷愁と、失われたものへの切ない思いがひしひしと伝わってきます。

本作を含む名盤『U.K.』は1978年3月の発売後、半年で25万枚を超えるヒットとなりました。

技巧的な演奏と物語性に富んだ音楽に浸りたい夜に、ぜひ聴いてほしい作品です。

ユニコーン渡辺香津美

マイク・マイニエリをプロデューサーに迎えたアルバム「トチカ」に収められた名曲。

ダッダッ、と印象的なギターの刻みで入るイントロが印象的ですが、海外のギタリストともまた違うギターソロをフィーチャーしている点が魅力です。

Sometimes I…Scott Kinsey

シンセサイザーを駆使し、エレクトリック・ジャズ/フュージョン界を牽引するアメリカ出身のキーボーディスト、スコット・キンゼイさん。

名門トライバル・テックでの活動でも知られ、その独創的なプレイは「世界でもっとも創造的なシンセサイザー・即興演奏家の一人」と称されますね。

彼の初リーダー作、2006年10月発表のアルバム『Kinesthetics』に収められた一曲は、まさに「会話する音楽」と呼ぶにふさわしい、スリリングなインタープレイが炸裂するナンバーです!

本作はアップテンポでエネルギッシュ、即興性に富んだ展開が聴く者を高揚させるでしょう。

歌詞のないインストゥルメンタルだからこそ、サウンドが織りなす物語に深く没入できます。

この作品が収録された名盤『Kinesthetics』は、「過去10年間で最高のジャズロック/フュージョンCD」とも評されたほど。

ドライブのお供や、気分を上げたい時にぜひ体験してほしい、技巧と熱量が融合したフュージョン・チューンですよ!

Last Train HomePat Metheny Group

『Last Train Home』はギタリストのパット・メセニーさんが率いるグループである、パット・メセニー・グループの楽曲です。

1987年にリリースされたアルバム『Still Life』に収録され、グラミー賞ベストジャズフュージョンパフォーマンス賞を受賞しました。

パット・メセニーさんの代名詞でもあるギターシンセを使用した不思議な音色のメロディが特徴的ですよね。

『Last Train Home』は天才的なセンスで美しいメロディを奏でるパット・メセニーさんのギタープレイを存分に楽しめる名曲です。

フュージョン音楽の名曲。おすすめの定番曲(41〜50)

プラスティック・バンブー坂本龍一

教授がまだ20代、YMOに参加する前の曲です。

打ち込み機材などほとんど流通していない時代にここまで美しくシンセサイザーを録音するだけでも大変なのですが、すでに巨匠と言われていただけあって切れ味鋭いサウンドに仕上がっています。

My SweetnessStuff

『My Sweetness』はアメリカの凄腕スタジオミュージシャンによって結成されたグループ・スタッフの楽曲です。

この楽曲は彼らのファースト・アルバム『Stuff』に収録されました。

ピアニストのリチャード・ティーさんが奏でる、フェイザーのかけられたローズ・ピアノによるメロディがなんともメロウですよね。

メンバーがスタジオミュージシャンということもあり、全員で繰り出されるグルーヴは唯一無二のサウンドなのでフュージョン好きには必聴です!