フュージョン音楽の名曲。おすすめの定番曲
「フュージョン」とはジャズ・ミュージックから派生した音楽ジャンルですが、その言葉通りさまざまな要素を融合させた、まさにクロスオーバーなサウンドとして多くの名盤や名曲を世に送り出しています。
フュージョンに興味がある、とりあえず何曲か聴いてみたい……そんな初心な方々に向けて、本稿ではソフトでオシャレな曲から難解で革新的な楽曲まで存在するフュージョンの名曲をご紹介!
海外のアーティストを中心として、往年の人気曲や王道の1曲、定番曲に近年注目されているジャズフュージョンの要素を兼ね備えたアーティストの名曲までたっぷりお届けいたします。
当時を懐かしみたい方々も、現代のフュージョンをお探しの方もぜひご覧ください。
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フュージョン音楽の名曲。おすすめの定番曲(41〜50)
MirageJean-Luc Ponty

フランスが生んだヴァイオリンの革新者、ジャン=リュック・ポンティさん。
クラシックの素養をバックボーンに持ちながらジャズ、そしてフュージョンの世界でエレクトリック・ヴァイオリンの可能性を追求した彼の音楽は、今も多くの人を魅了しますよね。
1977年9月に公開された名盤『Enigmatic Ocean』は、ビルボード・ジャズ・チャートで1位を獲得した傑作ですが、その中に収録されている珠玉のインストゥルメンタルは、まさに音の蜃気楼。
スペーシーなシンセの海を漂うように始まり、ポンティさんの奏でるヴァイオリンが時に甘美に、時に激しく空間を切り裂きます。
アラン・ホールズワースさんのギターソロも聴き逃せません。
フュージョン入門としても、じっくり音楽と向き合いたい時にも最適な一曲なのでは?
Incident At NeshaburSantana

メキシコ出身のギタリスト、カルロス・サンタナさん率いるアメリカのバンド、サンタナ。
1970年に登場した名盤『Abraxas』に収められた、インストゥルメンタルの傑作です。
ジャズ、ロック、ラテン音楽が情熱的に融合し、目まぐるしく展開する構成と即興演奏は圧巻のひと言なのですね。
この楽曲は、ホレス・シルバーさんの楽曲の一部を引用しつつ、後半ではアレサ・フランクリンさんの楽曲を思わせる美しい旋律へと移り変わるドラマティックな構成が魅力。
タイトルには革命や解放といった強いメッセージが込められているとも言われ、その背景を知ると一層深く味わえることでしょう。
映画『Fillmore』(1972年公開)のサウンドトラックにも起用された本作は、バンドの音楽的進化を体感したい方や、魂を揺さぶる熱演に浸りたい夜にぴったりの一曲ではないでしょうか。
Street BeatTom Scott

79年発表のアルバム「Street Beat」収録。
45年生まれ、ロサンゼルス出身のウエストコーストフュージョン界を代表するサックス奏者で、過去にグラミー賞も3度受賞しています。
非常にポップでノリの良い明るいサウンドが心を高揚させてくれる、そんな一曲です。
Open BeautyDon Ellis

Don Ellisは、1956年から1978年まで活動をしていたアメリカのジャズのトランペッターでドラマー兼作曲家、バンドリーダーです。
このトラックは1967年にリリースされ、グラミー賞にノミネートされたアルバム「Electric Bath」に収録されています。
Bright Size LifePat Metheny

76年発表のアルバム「Bright Size Life」収録。
54年生まれ、ミズーリ州出身のギタリストで、Pat Metheny Groupのリーダーです。
しっとりと落ち着いたサウンドの中、うねるように奏でられるギターがかっこいい一曲です。
SpiralThe Crusaders

76年発表のアルバム「Those Southern Knights」収録。
61年にデビューしたテキサス州出身の4人組。
フュージョンという言葉が生まれる前から既に彼らは自分たちの音楽にその概念を持ち込み、独自の音楽性を花開かせました。
ジャズのリズムとロックのギターがかっこいい曲です。
サーチングRoy Ayers

ソウルフルながら軽やかな声色だけに、繰り返し聴いても食傷気味にならないのが特徴のスローナンバー。
単純な構造ながらエレクトリックピアノはとろみを含んでおり、ふとした瞬間など、たまに聴きたくなる一曲となっています。





