心に響く隠れた名曲。洋楽の美しいメロディに包まれる
動画サイトや音楽配信サービスでさまざまな国のヒットソングを聴くことのできる今だからこそ、そのヒットソングに隠れてしまいがちな曲や、曲名だけは知っている定番曲を聴いてみてはいかがですか?
昔聴いたことのある曲でも、あらためて聴くと違った発見があるかもしれません。
心に響く隠れた名曲。洋楽の美しいメロディに包まれる(1〜10)
SunflowerREX ORANGE COUNTY

もやがかったような柔らかなサウンドと、甘く滑らかな歌声が心地よく耳に響く、イギリス出身のシンガーソングライター、レックス・オレンジ・カウンティさんの作品です。
この楽曲は、2017年3月にセカンドアルバム『Apricot Princess』に先駆けてリリースされました。
好きな人にとって太陽のような存在でいたいと願いながらも、自信のなさから不安に揺れ動く主人公の繊細な心情が描かれています。
その純粋で一途な思いは、誰かを好きになったことのある人なら強く共感できるはず。
Illegal Civ Cinemaが手掛けたミュージックビデオも、楽曲の世界観をより一層深めています。
大切な人を想うもどかしい夜に、本作の温かいメロディにそっと包まれてみませんか?
SorryTyler Royale

9歳から音楽に親しんできたという、アトランタ出身のシンガーソングライター、タイラー・ロイヤルさんの楽曲です。
2020年6月に公開された本作は、別れてしまった相手への謝罪と後悔を歌ったR&Bナンバー。
もう気持ちを伝えられないとわかっていながらも、相手を思う苦しい胸の内が、彼女の深みのあるソウルフルな歌声で描かれ、胸が締め付けられます。
哀愁を帯びたメロディに耳を傾けていると、自分の過ちを悔やむ主人公の姿が目に浮かぶよう。
この切ない一曲を聴くと、二度と後悔しないように、大切な人へ素直な想いを伝えようという気持ちになるかもしれませんね。
Viva La VidaColdplay

壮大なストリングスで描かれる、権力を失った王の悲哀が胸を打つ、イギリスのロックバンド、コールドプレイの楽曲です。
本作は2008年5月にアルバム『Viva la Vida or Death and All His Friends』から公開され、第51回グラミー賞で最優秀楽曲賞を獲得したことでも記憶している方が多いはず。
AppleのiPodのCMで耳にしたことがあるかもしれません。
ファンからは「壮大なのに切ない」「人生の応援歌のよう」と絶大な人気を得ています。
「かつては世界を支配したのに、今は孤独に眠る」という主人公の虚しさは、大きな成功の後に訪れる空虚な気持ちと重なります。
頂点を極めたからこそ知る人生の儚さを思うと、今ある幸せを大切にしたくなりますね。
WonderwallOasis

誰かが自分を救ってくれるかもしれない。
そんな淡い期待と心細さを歌った、イギリスのロックバンド、オアシスの楽曲です。
アコースティックな響きに乗せて歌われるのは、自分を救ってくれる「奇跡の壁」のような存在への切実な願い。
不安や孤独を抱えながらも、大切な誰かに救いを求める主人公の気持ちは、多くの人の共感を呼ぶはず。
この楽曲は、1995年リリースの名盤『(What’s the Story) Morning Glory?』に収められ、同年にシングルカット。
1996年にはミュージックビデオがブリット・アワードで賞を獲得しています。
人生に少し疲れてしまった時や、漠然とした不安を抱える夜に聴けば、本作の温かさが心に染み渡り、誰かに頼る勇気をもらえるかもしれません。
Fine By MeChris Brown

80年代を彷彿とさせるきらびやかなサウンドと、弾むようなビートが心地よく耳に響く、アメリカ出身のシンガー、クリス・ブラウンさんの楽曲です。
夜だけの刹那的な関係だと理解しながら、それでも構わないと受け入れる主人公の割り切った愛情がなんとも切ないですね。
本作は、2015年11月に公開された名盤『Royalty』からのシングルで、R&Bを基調とするアルバムの中でひときわ異彩を放つNu-discoナンバー。
前作『Zero』のビデオの結末から物語が始まるという映画のような演出も、ファンの心を掴みました。
少し背伸びをしたい夜や、一人で物思いにふける時間のお供にぴったり。
ほろ苦い大人の恋模様を描いたメロディが、複雑な心にそっと寄り添ってくれるはずです。
That GirlSarah Elisabeth,Carlisio Keys

滑らかなR&Bサウンドが心地よい、サラ・エリザベスさんとカーリシオ・キーズさんの楽曲です。
米国ニューヨークを拠点とする、魂に響く表現力を持つヴォーカリストと、現代R&Bの進化をリードするプロデューサーが織りなす本作。
誰もが思い描く「理想のあの人」への憧れや、そうありたいと願うまっすぐな気持ちが、美しいメロディでつづられています。
2023年2月に公開されたこのシングルは、聴く人の心に優しく寄り添ってくれるのではないでしょうか。
自信を持ちたい時や、静かな夜に自分と向き合いたい時、この洗練されたサウンドに身を委ねてみてはいかがでしょうか?
きっと明日への活力が湧いてくるはずです。
Take ControlTasha Mac

セクシーで官能的なサウンドと、強さと脆さを兼ね備えたエモーショナルな歌声に、心を奪われるという方も多いはず。
カナダ出身でロサンゼルスを拠点に活動するシンガー、ターシャ・マックさんの楽曲です。
この楽曲は、恋愛や人生において自らが主導権を握るという、力強い決意が描かれているのではないでしょうか。
聴く人誰もが「自分の手で未来を切り拓きたい」と思えるはずです。
2022年3月に公開された本作は、クラシックR&Bの魂とモダンな響きが融合し、自分の足で一歩踏み出す勇気をくれます。
現状を変えたいと願う夜に、静かに聴いてみたくなる1曲ですね。