茨城県には、太平洋から霞ヶ浦まで壮大な水辺の風景が広がり、自然豊かな大地で育まれる農作物、そして歴史ある街並みなど、魅力的な要素がたくさんあります。
そんな茨城の素晴らしさを歌に込めた楽曲は数多く存在し、県民の誇りとして愛され続けています。
市町村の歌から県民に親しまれているご当地ソングまで、茨城をテーマにした音楽は実に多彩。
この記事では、素朴な郷土愛から壮大な自然讃歌まで、様々な形で茨城を表現した楽曲の数々をご紹介していきます。
あなたの知らない「音楽の中の茨城」に出会えるかもしれません。
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【2025】茨城をテーマとした名曲。ご当地ソングから市町村歌まで紹介(1〜10)
月待の滝恋歌水森かおり

「ご当地ソングの女王」として名高い水森かおりさんが、茨城県大子町のパワースポット「月待の滝」を舞台に歌い上げる叙情演歌です。
もう逢うことのできない人を「夢の中でも逢いたい」と願う、ひたむきで切ない恋心が描かれています。
水森さんの透明感と憂いを帯びた歌声が、滝の持つ静謐で神秘的な雰囲気と見事に調和し、聴く人の心に深く染みわたります。
この曲に耳を澄ませば、茨城の豊かな自然の中に佇んでいるような感覚になるのではないでしょうか。
O・MO・TE・NA・SHIいばらき若旦那

茨城の観光プロモーションの一環として誕生したユニット、いばらき若旦那。
彼らのデビュー曲『O・MO・TE・NA・SHI』は、その名の通り「おもてなし」の心が詰まった歓迎ソングです。
どこか懐かしい昭和歌謡のメロディに乗せて歌われるのは、茨城を訪れる人々への温かい想い。
実際に宿泊施設で働く彼らが歌うからこそ、「あなたを待っていました」というメッセージに、本物のぬくもりと説得力が宿っていますよね。
聴いているだけで、旅人を迎える宿の玄関や、茨城の人々の優しい笑顔が思い浮かぶのではないでしょうか。
この曲を聴けば、きっと茨城の魅力に触れる旅に出たくなるはずです。
大洗町の唄BxAxG

地元密着型のミクスチャーロックバンド、BxAxGが手がけた大洗町の公式イメージソングです。
ボーカルのNAOIさん自身が漁師として大洗で暮らしており、そのリアルな視点が楽曲の大きな魅力になっていますよね。
「大洗という町で生まれ育ち感じた」という一節には、単なる風景描写を超えた、深い愛情と誇りが込められています。
町の人々の温かい人情が目に浮かぶような歌詞は、まさに大洗の日常そのもの。
エネルギッシュなサウンドに乗せて届けられる真っ直ぐな想いは、聴く人の心を温かく包み込んでくれる、町への愛が詰まったご当地ソングの代表といえるでしょう。
素敵な明日のために作詞:秋元 康/作曲:後藤 次利

ひたちなか市の誕生を祝い、未来への希望を託して制作されたご当地ソングです。
作詞を秋元康さん、作曲を後藤次利さんというJ-POP界のヒットメーカーが手掛け、歌唱は本田美奈子さんという豪華な布陣。
新しい街のスタートを祝福する、希望に満ちた歌詞が心に響きます。
「素敵な明日」という未来へ向かって、市民が手を取り合って進んでいく情景が目に浮かぶようですね。
本田さんのどこまでも伸びるクリアな歌声が、未来を明るく照らす太陽のように感じられます。
ひたちなか祭りのダンスパレードを彩り、街に流れる時報のメロディーとして、市民の暮らしに深く浸透している本曲。
街への愛と誇りを育む、大切な一曲として歌い継がれていくでしょう。
船頭小唄作詞:野口雨情/作曲:中山晋平

北茨城市出身の詩人、野口雨情さんが作詞を手がけた『船頭小唄』。
雨情さん自身の流浪の人生が投影された、哀愁漂う名曲です。
流れに身を任せるしかない船頭の姿に、人生のやるせなさや無常観が重ねられていますよね。
この物悲しい情景は、雨情さんが心に描いた故郷・茨城の、例えば冬の霞ヶ浦や利根川の広大な水辺の風景を思わせます。
聴く人それぞれの心の琴線に触れる歌詞と、寂寥感に満ちた旋律が一体となり、聴き手の胸に深く染み渡るのではないでしょうか。
時代を超えて、人生の悲哀を静かに問いかけてくる1曲です。
あゝ水戸浪士北島三郎

演歌界の巨星、北島三郎さんの魂のこもった歌声が胸を打つ、水戸の歴史を歌った名曲です。
この曲は、幕末の「天狗党の乱」を題材にしており、国を憂い立ち上がった水戸浪士たちの悲壮な覚悟と誇りが描かれています。
北島さんの力強くも切ない歌唱は、まるで浪士たちの魂が乗り移ったかのよう。
その声に耳を傾ければ、雪の敦賀へ向かう彼らの険しい道のりや、胸に秘めた熱い志が目に浮かびますね。
福井県敦賀市との姉妹都市提携を記念して生まれたこの一曲は、茨城の歴史に息づく義の心を深く感じさせてくれます。
歴史物語が好きな方の心を捉えて離さない、重厚な一曲といえるでしょう。
筑波の鴉三波春夫

国民的歌手として知られる三波春夫さんによる、茨城を舞台にしたご当地ソングです。
浪曲師ならではの情感あふれる「歌謡浪曲」が、筑波の風景とそこに宿る人情を鮮やかに描き出していますよね。
歌詞に登場する「阿呆鴉」という言葉は、故郷を離れ旅をする主人公の、やるせない心情や望郷の念を象徴しているのではないでしょうか。
三波さんの力強くも温かい歌声に耳を傾けていると、利根の河原に沈む夕日や諸川宿の情景が目に浮かぶようです。
茨城の風土と、故郷を想う切ない心が詰まった、心に深く染み渡る1曲です。