奈良を歌った名曲~ご当地ソング・人気曲まとめ【2025】
古都・奈良の風情ある景色や歴史ある街並み、そこに暮らす人々の営みは、数多くのアーティストたちの心を揺さぶり、音楽として表現されてきました。
大仏さまやせんとくん、鹿たちなど奈良らしい要素を織り込んだご当地ソングから、奈良を舞台にした情景を切り取った叙情的な楽曲まで、多種多様な奈良にまつわる名曲が存在しています。
この記事では、奈良の魅力を音楽で表現した珠玉の楽曲たちをご紹介。
奈良の魅力を音で感じられる曲の数々を、ぜひ風景を思い浮かべながらお楽しみください!
奈良を歌った名曲~ご当地ソング・人気曲まとめ【2025】(1〜10)
旅愁〜斑鳩にて〜NEW!布施明

布施明さんの深く豊かな歌声が胸に染みわたる、ノスタルジックなナンバー。
1977年に発表された本曲は、作詞家の松本隆さんが古都・斑鳩の秋景色に、過ぎ去った恋の面影を重ね合わせた一曲です。
夕陽に染まる山並みや、風に揺れるススキの海。
そんな情景が目に浮かぶような美しい言葉の数々が、布施明さんの情感あふれる歌声と出会うことで、まるで一枚の風景画のような世界観を生み出しています。
この曲を聴きながら古都を旅すれば、ありふれた景色さえも特別なものに感じられるのではないでしょうか。
旅の記憶をより一層色鮮やかにしてくれる、そんな魅力を持った名曲です。
奈良県民の歌NEW!作詞:萩原四朗/作曲:福島正二

奈良県の公式な県民歌として制定された、堂々とした風格のある楽曲です。
実は一度、公募作が別の県民歌と似ていると指摘され、改めて県出身の萩原四朗さんと福島正二さんの手で制作されたのだとか!
そんな背景を持つこの曲は、吉野の桜や畝傍山、大仏さまといった、誰もが知る奈良の風景を壮大なメロディに乗せて歌い上げています。
古都としての誇りと、未来へ向かう人々のたくましい姿が目に浮かぶようですね。
県のイベントで合唱されることもあるそうで、現地で耳にすることができたら、より一層感慨深いものになるかもしれませんね。
大和恋歌NEW!川波奈七子

奈良市観光大使も務める川波奈七子さんが歌う『大和恋歌』。
万葉集の世界観を背景に、1000年の時を超えても色あせない一途な想いを描いた本曲は、新たな芸名で再出発した彼女の物語そのもののよう。
シルキーヴォイスと称される艶やかな歌声が、聴く人を古都の歴史ロマンへと誘います。
壮大で抒情的なメロディに耳を傾けていると、いにしえの情景が目に浮かび、思わずうっとりと聴き入ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんね。
時代を超えても変わらない恋心に、自分の大切な人への気持ちを重ねてみてはいかがでしょうか?
秘螢NEW!永井みゆき

初夏の奈良を舞台に、闇夜に舞う蛍へはかない恋心を重ね合わせた、永井みゆきさんの『秘螢』。
花の香りが漂う昼間の情景から、蛍が舞う夜の情景へと移り変わる様子が歌われており、まるで一本の小説を読んでいるかのような世界観にぐっと引き込まれます。
伝統的な演歌の枠にとどまらない洋風のアレンジと、切ない二胡の音色が絶妙に絡み合い、秘められた恋の熱情をほうふつとさせる本曲。
永井さんの吐息まじりの歌声が、募る思いを抱える主人公の姿を鮮やかに描き出し、聴く人の心をきゅっと締め付けますよね。
奈良ならいいよNEW!D.W.ニコルズ

春の陽だまりのように温かいサウンドが魅力の、D.W.ニコルズの『奈良ならいいよ』。
ミニアルバム『スマイル3』に収録され、ライブでも愛され続けている楽曲として記憶している方も少なくないはずです。
ボーカルのわたなべだいすけさんのやさしい歌声で、「とにかく奈良がいい」という真っ直ぐな愛情がユーモアたっぷりに歌い上げられています。
大仏さまや鹿たちが目に浮かぶような描写は、まるで大切な人と古都を散策しているかのよう。
穏やかで幸せな時間を過ごした経験のある方なら、きっと誰もが共感できるはずです。
やまとなでシカNEW!Le Siana

奈良初のご当地アイドルLe Sianaの代表作の一つとされる『やまとなでシカ』。
タイトルは古都の呼び名「大和」と、奈良のシンボルである「鹿」を掛け合わせたもので、まさに奈良愛にあふれた楽曲です。
和楽器を思わせる音色が彩るアップテンポなメロディは、どこかお祭りのような高揚感を感じさせます。
この底抜けに明るいサウンドを聴いていると、古都の街並みを元気に駆け抜けていくような、楽しい気分にさせてくれるのではないでしょうか。
長年にわたりファンに愛され、歌い継がれてきたこの名曲は、奈良を訪れたい方にとっても旅のお供にぴったりの1曲といえるでしょう。
奈良に大きな仏像NEW!レキシ

「壮大な大仏づくりも、みんなで力を合わせるプロジェクトなんだ」と、歴史をぐっと身近に感じさせてくれる、レキシのユニークな楽曲。
ごきげんなファンクサウンドに乗せて描かれるのは、古都・奈良のシンボル建立の舞台裏で繰り広げられる人間ドラマです!
納期にハラハラしたり、誰かがそっと気を利かせたり、そんなクスッと笑える様子は、現代のチームで働く私たちも思わず共感してしまうはず。
歴史的な偉業も、たくさんの人々の願いが詰まった結晶なのだと、じんわり胸に響きます。
遠い昔のできごとが、愛おしく思えてくる温かさに、心をつかまれる方も多いのではないでしょうか?