【指揮者】日本の指揮者。おすすめの日本人指揮者
日本人の指揮者を知っていますか?
クラシック音楽はヨーロッパを中心にさまざまな国の人から愛され多くの演奏者とそれをまとめる指揮者によって広く普及されてきました。
カラヤンなど著名な指揮者も多く存在し、指揮者によって同じ曲でも雰囲気が変わり、聴きたいコンサートも選ばれるほど重要な存在となっています。
外国の指揮者はすらすら言えても日本人指揮者というとどれくらい名前が上がるのでしょうか。
外国指揮者も素晴らしいですが日本人指揮者も負けてはいません。
今回は首席指揮者や音楽監督、ゲーム・アニメ音楽のオーケストラコンサートでおなじみの指揮者や吹奏楽で人気の指揮者、日本拠点の楽団を立ち上げて日本のクラシック界の魅力を発信する指揮者まで国内外で活躍する日本人指揮者を紹介します。
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【指揮者】日本の指揮者。おすすめの日本人指揮者(1〜10)
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第一幕への前奏曲/東京交響楽団大友直人

若くしてNHK交響楽団でデビューし、日本の音楽界を牽引し続ける指揮者の大友直人さん。
クラシックの王道はもちろん、1984年には人気アニメの音楽を壮大な交響曲として演奏した『宇宙戦艦ヤマト・グランドシンフォニー』を指揮するなどジャンルを超えた活動で多くのファンを魅了してきました。
齋藤秀雄メモリアル基金賞といった輝かしい受賞歴もその実力を証明しています。
音楽監督として沖縄にクラシックを根付かせたり、教育音楽祭を立ち上げたりと、後進育成や文化振興に情熱を注ぐ姿も非常に印象的ですよね。
指揮者によってオーケストラの響きがどう変わるのか体験したい方や、さまざまなジャンルの音楽をオーケストラで楽しみたい方に、ぜひ注目してほしい指揮者です。
幻想交響曲/神奈川フィルハーモニー管弦楽団大植英次

師である小澤征爾さんやレナード・バーンスタインさんから受け継いだ情熱をタクトに込め、世界中の聴衆を熱狂させる指揮者の大植英次さん。
クラシックから現代音楽まで幅広いジャンルを手掛け、その音楽はまるでエネルギッシュな絵画のように聴く人の心に鮮やかな色彩を描き出します。
1981年のザルツブルクでのコンクール優勝で国際的に注目され、ミネソタ管弦楽団とのアルバム『The Firebird』はグラミー賞にノミネートされました。
2005年に日本人として初めてバイロイト音楽祭の舞台に立ったことや、熱狂的な阪神タイガースファンとして法被姿で指揮をしたというチャーミングなエピソードでも知られています。
指揮者で音楽がどう変わるのか体感したい方や、クラシックの持つ熱いエネルギーに触れたい方にぴったりの指揮者でしょう。
マツケンサンバ II宮川彬良

自らを「舞台音楽家」と称し、クラシックからアニメ音楽まで幅広く手掛ける宮川彬良さん。
宮川さんが作曲と編曲を担当し、2004年に一大ブームを巻き起こした松平健さんの楽曲『マツケンサンバII』は、誰もが口ずさめる名曲ですよね。
また、NHKの音楽番組に自ら出演し、子供たちに音楽の魅力を伝えた姿も印象的です。
1996年には大阪フィルとの功績でABC国際音楽賞を受賞。
「コンサートはショーである」という信念のもと、指揮もピアノも解説もこなす宮川さんのステージは、まるで音楽の魔法のよう!
ジャンルを問わず、心から楽しめる音楽を探している方にぴったりの指揮者ではないでしょうか?
【指揮者】日本の指揮者。おすすめの日本人指揮者(11〜20)
ハイドンの主題による変奏曲沼尻竜典

指揮者、作曲家、ピアニストという三つの顔を持ち、世界を舞台に活躍する沼尻竜典さん。
1990年に開催されたブザンソン国際指揮者コンクールでの優勝を機に、その才能は一気に開花しました。
オペラ指揮者としても名高く、びわ湖ホール芸術監督として指揮したワーグナー作品は本場ドイツでも絶賛されるほど。
紫綬褒章をはじめとする輝かしい受賞歴も、沼尻さんの功績を雄弁に物語っています。
アルバム『ベートーヴェン交響曲全集』のような録音作品も高く評価されています。
指揮者によって音楽がどう変わるのかを体感したい方や、一人の音楽家が持つ多彩な魅力に触れたい方にとって、沼尻さんのコンサートは忘れられない体験になるかもしれませんね!
交響曲第5番 変ロ長調 D485/東京都交響楽団小泉和裕

若き日に帝王カラヤンをも魅了し、世界の舞台へと躍り出たマエストロです。
小泉和裕さんはロマン派から近代にかけての壮大な交響曲を得意とし、温かみのあるサウンドと重厚な音楽作りが持ち味。
1973年にカラヤン国際指揮者コンクールで優勝し、ベルリン・フィルを指揮してデビューしました。
代表盤には名盤『Tchaikovsky: Symphonies Nos. 4, 5 & 6』などがあります。
同年、27歳でザルツブルク音楽祭の舞台に立ったエピソードも有名で、その音楽は聴衆の期待に応える安心感と完成度を誇ります。
ドラマティックな響きに浸りたい方や、正統派のクラシック音楽の美しさをじっくり味わいたい方にピッタリ!
指揮者による音の違いを楽しむ、いいきっかけになるかもしれませんね。
NHK大河ドラマ『青天を衝け』より「メインテーマ」/NHK交響楽団広上淳一

エネルギッシュなタクトで聴衆を熱狂の渦に巻き込む、指揮者の広上淳一さん。
クラシックから現代音楽まで、その情熱的な音楽作りで知られています。
1984年、国際コンクールで審査員全員一致の優勝を飾り、26歳で鮮烈な世界デビューを果たしました。
まるでオーケストラ全体がひとつの生き物のように躍動するその演奏は、観る者の心をも揺さぶりますよね。
京都市交響楽団を13シーズンにわたって率い、サントリー音楽賞を受賞した名コンビぶりは、多くのクラシックファンの記憶に刻まれているのではないでしょうか。
クラシックの新しい扉を開きたい方、音楽の持つエネルギーを全身で浴びたいと感じる方に、ぜひ体験してほしい指揮者です。
フェスティバル・バリエーションズ/NHK交響楽団(吹奏楽編成)現田茂夫

オーケストラと吹奏楽の融合という独自のスタイルで知られる指揮者の現田茂夫さん。
クラシック音楽を専門としながら、オペラや吹奏楽アンサンブルにも深く関わる多彩な活動を展開しています。
1986年にオペラ指揮者としてデビュー後、国内外で活躍。
現田さんの音楽性の真骨頂は、オーケストラ内の管楽器や打楽器を主役として輝かせる「吹奏楽inオーケストラ」ともいえる独創的なアプローチです。
神奈川フィルハーモニー管弦楽団を1996年から長年率いてきたその手腕は、楽団のサウンドを飛躍的に成長させたと高く評価されています。
クラシックの新たな扉を開きたい方や、吹奏楽の響きが好きな方の心に響く音楽を届けてくれる、魅力があふれるマエストロです。





