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【指揮者】日本の指揮者。おすすめの日本人指揮者

日本人の指揮者を知っていますか?

クラシック音楽はヨーロッパを中心にさまざまな国の人から愛され多くの演奏者とそれをまとめる指揮者によって広く普及されてきました。

カラヤンなど著名な指揮者も多く存在し、指揮者によって同じ曲でも雰囲気が変わり、聴きたいコンサートも選ばれるほど重要な存在となっています。

外国の指揮者はすらすら言えても日本人指揮者というとどれくらい名前が上がるのでしょうか。

外国指揮者も素晴らしいですが日本人指揮者も負けてはいません。

今回は首席指揮者や音楽監督、ゲーム・アニメ音楽のオーケストラコンサートでおなじみの指揮者や吹奏楽で人気の指揮者、日本拠点の楽団を立ち上げて日本のクラシック界の魅力を発信する指揮者まで国内外で活躍する日本人指揮者を紹介します。

【指揮者】日本の指揮者。おすすめの日本人指揮者(11〜15)

交響曲第7番 イ長調 op.92/東京都交響楽団NEW!大野和士

ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 op.92 リハーサル/大野和士/東京都交響楽団
交響曲第7番 イ長調 op.92/東京都交響楽団NEW!大野和士

世界を舞台にオーケストラとオペラ、両方の分野で第一線を走り続ける、日本が誇る指揮者の大野和士さん。

1987年のトスカニーニ国際指揮者コンクール優勝を機に国際的なキャリアをスタートさせ、ベルギーのモネ劇場やフランスのリヨン国立歌劇場などで音楽監督を歴任しました。

その功績は、1997年の齋藤秀雄メモリアル基金賞をはじめとする国内外の多数の受賞が物語っています。

大野さんのタクトから生み出される音楽は、緻密な構築美と情熱的な表現力が見事に融合!

新国立劇場では芸術監督として現代オペラの世界初演にも意欲的に取り組み、常にクラシック音楽の新たな地平を切り拓いています。

伝統的な名曲から最先端の音楽まで、深く味わいたい方にこそ聴いてほしいマエストロです!

劇音楽《エグモント》Op.84 より〈序曲〉NEW!山下一史

L.v.ベートーヴェン:劇音楽《エグモント》Op.84 より〈序曲〉
劇音楽《エグモント》Op.84 より〈序曲〉NEW!山下一史

巨匠カラヤンのアシスタントを務めた経歴を持つ、世界的な指揮者の山下一史さん。

1988年にNHK交響楽団を指揮してデビューを飾り、オーケストラからオペラまで幅広くタクトを振っています。

1986年のニコライ・マルコ国際指揮者コンクール優勝という輝かしい受賞歴もさることながら、音楽ファンの間で語り草なのが、同年、急病のカラヤンに代わりジーンズ姿でベルリン・フィルを指揮した伝説的なエピソードです。

その腕から紡ぎ出される情熱的でスケールの大きな音楽は、聴く人の心を揺さぶります。

世界レベルの演奏を体感したい方や、ドラマティックなオペラの世界に浸りたい方にぴったりの指揮者です!

ハイドンの主題による変奏曲NEW!沼尻竜典

Brahms: Variations on a Theme by Haydn Op.56a – Ryusuke Numajiri ブラームス/ハイドンの主題による変奏曲 沼尻竜典_大江馨_神奈川フィル
ハイドンの主題による変奏曲NEW!沼尻竜典

指揮者、作曲家、ピアニストという三つの顔を持ち、世界を舞台に活躍する沼尻竜典さん。

1990年に開催されたブザンソン国際指揮者コンクールでの優勝を機に、その才能は一気に開花しました。

オペラ指揮者としても名高く、びわ湖ホール芸術監督として指揮したワーグナー作品は本場ドイツでも絶賛されるほど。

紫綬褒章をはじめとする輝かしい受賞歴も、沼尻さんの功績を雄弁に物語っています。

アルバム『ベートーヴェン交響曲全集』のような録音作品も高く評価されています。

指揮者によって音楽がどう変わるのかを体感したい方や、一人の音楽家が持つ多彩な魅力に触れたい方にとって、沼尻さんのコンサートは忘れられない体験になるかもしれませんね!

マーラー:交響曲第1番/読売交響楽団NEW!飯守泰次郎

飯守泰次郎|読響|マーラー:交響曲第1番|2006年6月15日
マーラー:交響曲第1番/読売交響楽団NEW!飯守泰次郎

「日本のワーグナー指揮者といえば?」の問いに、多くの人が名を挙げるであろう飯守泰次郎さん。

1966年の国際コンクール入賞を機に世界へ羽ばたき、ドイツ・ロマン派の魂を宿した重厚な音楽で聴衆を魅了しました。

飯守さんのキャリアを象徴する功績が、東京シティ・フィルと2000年から4年がかりで取り組んだ楽劇『ニーベルングの指環』全曲上演!

この壮大な挑戦は、ワーグナーの孫から「カペルマイスター」と公認されるほどの評価を得たのだそうです。

文化功労者にも選ばれたそのタクトは、まさに心で音楽を語るかのよう。

重厚長大なドイツ音楽の真髄に触れたい方や、魂を揺さぶるドラマティックな演奏に浸りたい方は、ぜひ飯守さんの世界を体験してみてはいかがでしょうか?

連作交響詩「我が祖国」/仙台フィルハーモニー管弦楽団NEW!高関健

スメタナ:連作交響詩「我が祖国」(指揮:高関健)/ Smetana Má Vlast
連作交響詩「我が祖国」/仙台フィルハーモニー管弦楽団NEW!高関健

巨匠カラヤンのもとで研鑽を積み、1985年に日本デビューを飾った指揮者の高関健さん。

群馬交響楽団や札幌交響楽団など、数々のオーケストラで音楽監督や常任指揮者を歴任した、日本を代表するマエストロの一人です。

交響曲やオペラ、さらには現代音楽の初演まで手掛ける幅広いレパートリーが魅力。

その音楽性は、楽譜を徹底的に分析し、作品の本質を追求する誠実な姿勢に支えられています。

この真摯な取り組みが高く評価され、2018年度には第50回サントリー音楽賞を受賞。

オーケストラ本来の響きを大切にした、緻密でありながらスケールの大きな演奏を味わいたい方にぴったりの指揮者です。