【指揮者】日本の指揮者。おすすめの日本人指揮者
日本人の指揮者を知っていますか?
クラシック音楽はヨーロッパを中心にさまざまな国の人から愛され多くの演奏者とそれをまとめる指揮者によって広く普及されてきました。
カラヤンなど著名な指揮者も多く存在し、指揮者によって同じ曲でも雰囲気が変わり、聴きたいコンサートも選ばれるほど重要な存在となっています。
外国の指揮者はすらすら言えても日本人指揮者というとどれくらい名前が上がるのでしょうか。
外国指揮者も素晴らしいですが日本人指揮者も負けてはいません。
今回は首席指揮者や音楽監督、ゲーム・アニメ音楽のオーケストラコンサートでおなじみの指揮者や吹奏楽で人気の指揮者、日本拠点の楽団を立ち上げて日本のクラシック界の魅力を発信する指揮者まで国内外で活躍する日本人指揮者を紹介します。
【指揮者】日本の指揮者。おすすめの日本人指揮者(41〜45)
交響詩「曼荼羅の華」湯浅卓雄

湯浅卓雄さんはシンシナティ大学音楽学部作曲理論科、ウィーン国立音楽大学指揮科を卒業した指揮者で、1976年にウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団を指揮してデビューしました。
現在は東京芸術大学演奏芸術センターで教授を務め、後進の育成に励んでいます。
交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」より【第1楽章】若杉弘

若杉弘さんは東京芸術大学に入学し、声楽科で畑中良輔さんに師事、そして指揮法を伊藤栄一さんに師事しました。
さらに伊藤栄一さんの紹介で小澤征爾さんの師、齋藤秀雄さんに師事しました。
国内外で活躍した後、1995年より2009年7月21日に亡くなるその時まで、NHK交響楽団正指揮者を務める音楽人でした。
「四季」より【秋】齋藤秀雄

齋藤秀雄さんはチェロ奏者、指揮者、音楽教育者として大変活躍し、日本音楽界に多大な影響を与えた人物です。
1936年、来日したユダヤ系の指揮者ヨーゼフ・ローゼンシュトック氏に出会い、音楽に対する全てを吸収しようと努力した結果、今日まで受け継がれる「齋藤メソッド」が確立されました。
門下生には小澤征爾さん、秋山和慶さん、山本直純さん等世界で活躍する指揮者が大勢います。
交響曲第5番ハ短調作品67「運命」(ベートーヴェン) より 第4楽章/広島交響楽団下野竜也

鹿児島県出身で日本のクラシック音楽界を代表する指揮者の1人の下野竜也さんです。
下野さんは、2000年の東京国際音楽コンクール<指揮>優勝を皮切りに、2001年のブザンソン国際指揮者コンクールでも優勝。
国内外で高い評価を得ています。
NHK交響楽団や読売日本交響楽団など、日本の主要オーケストラはもちろん、海外の一流楽団とも共演を重ねる実力派です。
楽譜の丹念な読み込みと研究に定評があり、オーケストラとの緻密なコミュニケーションを大切にする姿勢が魅力的。
2023年10月からNHK交響楽団の正指揮者に就任し、さらなる活躍が期待されています。
アイネ・クライネ・ナハトムジーク第3楽章/洗足学園音大ベーシックオーケストラ増井信貴

名だたる多くの指揮者に師事した増井信貴さんは、1989年にバイエルン国立歌劇場に留学し、数多くのオペラの上演に参加しました。
同年、群馬交響楽団の指揮者に就任した増井さんは1992年にウイーン木管アンサンブルと共演し、その様子がウイーンフィル創立150周年記念ドキュメンタリー番組で取り上げられ全世界で放送されました。