RAG Musicartist
素敵なアーティスト
search

【指揮者】日本の指揮者。おすすめの日本人指揮者

日本人の指揮者を知っていますか?

クラシック音楽はヨーロッパを中心にさまざまな国の人から愛され多くの演奏者とそれをまとめる指揮者によって広く普及されてきました。

カラヤンなど著名な指揮者も多く存在し、指揮者によって同じ曲でも雰囲気が変わり、聴きたいコンサートも選ばれるほど重要な存在となっています。

外国の指揮者はすらすら言えても日本人指揮者というとどれくらい名前が上がるのでしょうか。

外国指揮者も素晴らしいですが日本人指揮者も負けてはいません。

今回は首席指揮者や音楽監督、ゲーム・アニメ音楽のオーケストラコンサートでおなじみの指揮者や吹奏楽で人気の指揮者、日本拠点の楽団を立ち上げて日本のクラシック界の魅力を発信する指揮者まで国内外で活躍する日本人指揮者を紹介します。

【指揮者】日本の指揮者。おすすめの日本人指揮者(31〜40)

伊福部昭/ 管絃楽のための日本組曲から「盆踊」「七夕」「佞武多」/千葉県少年少女オーケストラ井上道義

千葉県少年少女オーケストラ 伊福部昭/ 管絃楽のための日本組曲から「盆踊」「七夕」「佞武多」
伊福部昭/ 管絃楽のための日本組曲から「盆踊」「七夕」「佞武多」/千葉県少年少女オーケストラ井上道義

国内外で活躍する日本人指揮者の一人である井上道義さんです。

1971年、ミラノ・スカラ座主催のグィド・カンテルリ指揮者コンクールで優勝し、一躍注目を浴びました。

新日本フィルハーモニー交響楽団や京都市交響楽団など、数々の主要オーケストラで音楽監督を務め、斬新な企画と豊かな音楽性で聴衆を魅了してきました。

マーラーやショスタコーヴィチの交響曲の名指揮者として知られ、2007年には「日露友好ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクト」を成功させ、その功績は高く評価されています。

情熱的な指揮で多くの人々の心を揺さぶる井上さんの演奏は、クラシック音楽の新たな魅力を発見したい方におすすめです。

風之舞/東京佼成ウインドオーケストラ渡邊一正

【吹奏楽】吹奏楽のための「風之舞」 渡邊一正&佼成
風之舞/東京佼成ウインドオーケストラ渡邊一正

吹奏楽の分野で高い評価を受けている渡邊一正さんは、日本を代表する指揮者です。

1991年東京フィルハーモニー交響楽団を指揮してデビューし、関西を代表とするプロ吹奏楽団大阪市音楽団との共演でも注目されており、日本の吹奏楽界に大きな影響を与えています。

指揮を振って評価されている作品は『アルヴァマー序曲』や『風紋』、NHK大河ドラマのテーマ曲などがあり、これらの作品は吹奏楽コンサートやコンクールで頻繁に演奏されて演奏者のよきお手本となっています。

渡邊さんの音楽は、わかりやすく演奏がまとまっていることが特徴で、聴く人の心に深く響きます。

吹奏楽ファンはもちろん、日本の音楽文化に興味がある方にもおすすめです。

オリムピック行進曲山田耕筰

輝く朝日  山田耕筰指揮 コロムビア管弦楽団 オリムピック行進曲
オリムピック行進曲山田耕筰

日本クラシック音楽の原点といえる指揮者といえば山田耕作さんです。

山田耕作と言えば「赤とんぼ」など音楽の教科書にも載っているほど有名な作曲家で、山田耕作さんは日本初の管弦楽団を造り、日本に西洋音楽を普及させた重要な方です。

ニューヨークのカーネギー・ホールで自らの曲を演奏するなど活躍し、日本人のクラシック音楽家として欧米でも名前を知られた最初の人物であると言われています。

山田耕作さんが作曲した「序曲 ニ長調」は日本初の交響曲といわれ、日本クラシック音楽の原点と覚えておきましょう。

“Kibou” requiem for victims of earthquake in Japan曽我大介

Kibou ~Requiem for victims of the earthquake on 11 March 2011 : 曽我 大介
"Kibou" requiem for victims of earthquake in Japan曽我大介

桐朋学園大学でコントラバスを学んだ曽我大介さんですが、1993年第43回ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝し、その後もさまざまな国際指揮者コンクールで入賞してきました。

「”Kibou” requiem for victims of earthquake in Japan」は、2011年3月11日に発生した東日本大震災で亡くなられた方々を追悼して作られた曽我さんの曲です。

交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」より【第4楽章】山田一雄

「ヤマカズさん」の愛称で親しまれた、指揮者で作曲家の山田一雄さん。

朝比奈隆さん等と並んで日本のクラシック音楽界を支えてきました。

現在のNHK交響楽団で専任指揮者となり、1949年にはマーラー氏作曲の交響曲第8番「千人の交響曲」を日本で初めて演奏するなど順調に活動していました。

ところが1951年、常任指揮者にオーストリアの指揮者クルト・ヴェス氏が迎えられ、山田さんの立場に日が当たることはなくなるという辛い経験をした指揮者です。

【指揮者】日本の指揮者。おすすめの日本人指揮者(41〜50)

交響曲第5番 (ショスタコーヴィチ)/NHK交響楽団岩城 宏之

Shostakovich Symphony No. 5 in D minor, mov. I, Conductor: Hiroyuki Iwaki
交響曲第5番 (ショスタコーヴィチ)/NHK交響楽団岩城 宏之

指揮者で打楽器奏者の岩城宏之さんは、東京藝芸術大学指揮科教員の渡邉暁雄先生の自宅や、齋藤秀雄先生の指揮教室に通い指揮法を学びました。

学生時代には音楽ホールに忍び込み、指揮を正面から見るために舞台裏で演奏を聴いたり、ヒナ段の中に忍び込んで演奏を聴いたり、褒められる行為ではありませんが勉強熱心だったそうです。

多くの日本を拠点とするオーケストラの指揮者、音楽監督を務めており、名古屋フィルハーモニー交響楽団初代音楽総監督、NHK交響楽団正指揮者、オーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督をはじめ、メルボルン交響楽団終身桂冠指揮者の外国の指揮者も務めるなど日本人のクラシック指揮者を語る際に外せない人です。

嘱曲を世界初演することに意欲を燃やしたため、「初演魔」としても知られています。

交響詩「曼荼羅の華」湯浅卓雄

山田耕筰 交響詩「曼荼羅の華」 湯浅卓雄指揮指揮アルスター管弦楽団
交響詩「曼荼羅の華」湯浅卓雄

湯浅卓雄さんはシンシナティ大学音楽学部作曲理論科、ウィーン国立音楽大学指揮科を卒業した指揮者で、1976年にウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団を指揮してデビューしました。

現在は東京芸術大学演奏芸術センターで教授を務め、後進の育成に励んでいます。