【指揮者】日本の指揮者。おすすめの日本人指揮者
日本人の指揮者を知っていますか?
クラシック音楽はヨーロッパを中心にさまざまな国の人から愛され多くの演奏者とそれをまとめる指揮者によって広く普及されてきました。
カラヤンなど著名な指揮者も多く存在し、指揮者によって同じ曲でも雰囲気が変わり、聴きたいコンサートも選ばれるほど重要な存在となっています。
外国の指揮者はすらすら言えても日本人指揮者というとどれくらい名前が上がるのでしょうか。
外国指揮者も素晴らしいですが日本人指揮者も負けてはいません。
今回は首席指揮者や音楽監督、ゲーム・アニメ音楽のオーケストラコンサートでおなじみの指揮者や吹奏楽で人気の指揮者、日本拠点の楽団を立ち上げて日本のクラシック界の魅力を発信する指揮者まで国内外で活躍する日本人指揮者を紹介します。
【指揮者】日本の指揮者。おすすめの日本人指揮者(21〜30)
魔女の宅急便 / Kiki’s Delivery Service/新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ久石譲

現代日本を代表する作曲家、指揮者、ピアニストの久石譲さん。
1984年に宮崎駿監督のアニメ映画の音楽を担当したことで一躍有名になりました。
クラシックと現代音楽を融合させた独特の音楽性が特徴で、ミニマル・ミュージックの影響も受けています。
日本アカデミー賞最優秀音楽賞や紫綬褒章を受賞するなど、数々の栄誉に輝いています。
4歳からヴァイオリンを学び、中学で吹奏楽部に入ったことが作曲家の道を志すきっかけになったそうです。
映画音楽だけでなく、オーケストラの指揮者としても活躍し、自らの音楽とクラシック音楽の再解釈に取り組んでいます。
映像と音楽の関係を探求し続ける久石さんの音楽は、感動的な旋律が特徴で、多くの人々の心を魅了しています。
交響詩「英雄の生涯」尾高忠明

東京芸術大学音楽学部指揮科の名誉教授、尾高忠明さんです。
作曲家で指揮者の尾高尚忠さんは忠明さんの父親です。
数多くのNHK大河ドラマテーマ曲の指揮もこなし、NHKの音楽番組や国内有名交響楽団の常任指揮者を務めるなど活躍されてきました。
また、海外でも多くの主要オーケストラで客演しています。
【指揮者】日本の指揮者。おすすめの日本人指揮者(31〜40)
ゼルダの伝説 オーケストラコンサート竹本泰蔵

幅広いジャンルで活躍する日本の指揮者、竹本泰蔵さん。
1977年のカラヤン・コンクール・ジャパンで第2位に入賞し、ベルリン・フィルでの研鑽を経て、日本の主要オーケストラで高い評価を得ています。
クラシック音楽はもちろん、映画音楽やゲーム音楽まで、多彩な分野で腕を振るう竹本さん。
「オリジナル・シネマ・サウンズ」を主宰し、映画音楽のコンサートを開催するなど、オーケストラの魅力を広く伝える活動も行っています。
イングヴェイ・マルムスティーンや徳永英明さんなど、国内外の著名アーティストとの共演も多数。
クラシックから現代音楽まで、幅広い音楽を楽しみたい方におすすめの指揮者です。
「くるみ割り人形」より【花のワルツ】飯森範親

日本を代表する指揮者の一人、飯森範親さんは多岐にわたるオーケストラで首席指揮者や音楽監督を務めています。
2006年度には芸術選奨新人賞を受賞するなど、国内外で高い評価を受けています。
ドイツのオーケストラとともに日本人指揮者として初のベートーヴェン交響曲全集CDをリリースし、NHK交響楽団の年間ベスト10コンサートに選ばれるなど、その実力は折り紙つきです。
料理が得意という一面もあり、『のだめカンタービレ』の指揮演技指導や映画『おくりびと』にオーケストラ指揮者として出演するなど、多方面で活躍されています。
クラシック音楽に興味がある方はもちろん、日本の音楽界を代表する方々に注目したい方にもおすすめです。
交響曲第6番 田園 第二楽章稲垣雅之

現在多数のオーケストラや吹奏楽団で指揮をし、バロック音楽、古典音楽、現代音楽と幅広いレパートリーを持ち活躍されている指揮者、稲垣雅之さんです。
2006年、東京佼成ウインドオーケストラのオーディションに合格し、指揮研究員として活動を始めました。
2008年以降は国際アカデミーに選出されるなど、海外でも活躍されてきました。
行進曲「威風堂々」第1番 ニ長調田久保裕一

音楽教師を続けながらアマチュアオーケストラの指揮をしていた田久保裕一さん。
30歳の時に母親を亡くし、一度きりの人生を後悔しないよう教師を辞めプロの指揮者に転身しました。
1994年、第4回ディヌ・ニクレスク国際指揮者コンクールで日本人初となる優勝、それと同時に審査員特別賞ルーマニア現代音楽演奏賞と聴衆特別賞を受賞する快挙を成し遂げました。
想いの強さは確実に人々に伝わっていく…理想の音楽です。
「四季」より【秋】齋藤秀雄

齋藤秀雄さんはチェロ奏者、指揮者、音楽教育者として大変活躍し、日本音楽界に多大な影響を与えた人物です。
1936年、来日したユダヤ系の指揮者ヨーゼフ・ローゼンシュトック氏に出会い、音楽に対する全てを吸収しようと努力した結果、今日まで受け継がれる「齋藤メソッド」が確立されました。
門下生には小澤征爾さん、秋山和慶さん、山本直純さん等世界で活躍する指揮者が大勢います。