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【指揮者】日本の指揮者。おすすめの日本人指揮者

日本人の指揮者を知っていますか?

クラシック音楽はヨーロッパを中心にさまざまな国の人から愛され多くの演奏者とそれをまとめる指揮者によって広く普及されてきました。

カラヤンなど著名な指揮者も多く存在し、指揮者によって同じ曲でも雰囲気が変わり、聴きたいコンサートも選ばれるほど重要な存在となっています。

外国の指揮者はすらすら言えても日本人指揮者というとどれくらい名前が上がるのでしょうか。

外国指揮者も素晴らしいですが日本人指揮者も負けてはいません。

今回は首席指揮者や音楽監督、ゲーム・アニメ音楽のオーケストラコンサートでおなじみの指揮者や吹奏楽で人気の指揮者、日本拠点の楽団を立ち上げて日本のクラシック界の魅力を発信する指揮者まで国内外で活躍する日本人指揮者を紹介します。

【指揮者】日本の指揮者。おすすめの日本人指揮者(36〜40)

オリムピック行進曲山田耕筰

輝く朝日  山田耕筰指揮 コロムビア管弦楽団 オリムピック行進曲
オリムピック行進曲山田耕筰

日本クラシック音楽の原点といえる指揮者といえば山田耕作さんです。

山田耕作と言えば「赤とんぼ」など音楽の教科書にも載っているほど有名な作曲家で、山田耕作さんは日本初の管弦楽団を造り、日本に西洋音楽を普及させた重要な方です。

ニューヨークのカーネギー・ホールで自らの曲を演奏するなど活躍し、日本人のクラシック音楽家として欧米でも名前を知られた最初の人物であると言われています。

山田耕作さんが作曲した「序曲 ニ長調」は日本初の交響曲といわれ、日本クラシック音楽の原点と覚えておきましょう。

“Kibou” requiem for victims of earthquake in Japan曽我大介

Kibou ~Requiem for victims of the earthquake on 11 March 2011 : 曽我 大介
"Kibou" requiem for victims of earthquake in Japan曽我大介

桐朋学園大学でコントラバスを学んだ曽我大介さんですが、1993年第43回ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝し、その後もさまざまな国際指揮者コンクールで入賞してきました。

「”Kibou” requiem for victims of earthquake in Japan」は、2011年3月11日に発生した東日本大震災で亡くなられた方々を追悼して作られた曽我さんの曲です。

交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」より【第4楽章】山田一雄

「ヤマカズさん」の愛称で親しまれた、指揮者で作曲家の山田一雄さん。

朝比奈隆さん等と並んで日本のクラシック音楽界を支えてきました。

現在のNHK交響楽団で専任指揮者となり、1949年にはマーラー氏作曲の交響曲第8番「千人の交響曲」を日本で初めて演奏するなど順調に活動していました。

ところが1951年、常任指揮者にオーストリアの指揮者クルト・ヴェス氏が迎えられ、山田さんの立場に日が当たることはなくなるという辛い経験をした指揮者です。

交響曲第5番 (ショスタコーヴィチ)/NHK交響楽団岩城 宏之

Shostakovich Symphony No. 5 in D minor, mov. I, Conductor: Hiroyuki Iwaki
交響曲第5番 (ショスタコーヴィチ)/NHK交響楽団岩城 宏之

指揮者で打楽器奏者の岩城宏之さんは、東京藝芸術大学指揮科教員の渡邉暁雄先生の自宅や、齋藤秀雄先生の指揮教室に通い指揮法を学びました。

学生時代には音楽ホールに忍び込み、指揮を正面から見るために舞台裏で演奏を聴いたり、ヒナ段の中に忍び込んで演奏を聴いたり、褒められる行為ではありませんが勉強熱心だったそうです。

多くの日本を拠点とするオーケストラの指揮者、音楽監督を務めており、名古屋フィルハーモニー交響楽団初代音楽総監督、NHK交響楽団正指揮者、オーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督をはじめ、メルボルン交響楽団終身桂冠指揮者の外国の指揮者も務めるなど日本人のクラシック指揮者を語る際に外せない人です。

嘱曲を世界初演することに意欲を燃やしたため、「初演魔」としても知られています。

交響曲第6番 田園 第二楽章稲垣雅之

Masayuki Inagaki/L.v.Beethoven Symphony no. 6 op.68 2nd movement 指揮 稲垣雅之 L.v.ベートーヴェン交響曲第6番 田園 第二楽章
交響曲第6番 田園 第二楽章稲垣雅之

現在多数のオーケストラや吹奏楽団で指揮をし、バロック音楽、古典音楽、現代音楽と幅広いレパートリーを持ち活躍されている指揮者、稲垣雅之さんです。

2006年、東京佼成ウインドオーケストラのオーディションに合格し、指揮研究員として活動を始めました。

2008年以降は国際アカデミーに選出されるなど、海外でも活躍されてきました。