【指揮者】日本の指揮者。おすすめの日本人指揮者
日本人の指揮者を知っていますか?
クラシック音楽はヨーロッパを中心にさまざまな国の人から愛され多くの演奏者とそれをまとめる指揮者によって広く普及されてきました。
カラヤンなど著名な指揮者も多く存在し、指揮者によって同じ曲でも雰囲気が変わり、聴きたいコンサートも選ばれるほど重要な存在となっています。
外国の指揮者はすらすら言えても日本人指揮者というとどれくらい名前が上がるのでしょうか。
外国指揮者も素晴らしいですが日本人指揮者も負けてはいません。
今回は首席指揮者や音楽監督、ゲーム・アニメ音楽のオーケストラコンサートでおなじみの指揮者や吹奏楽で人気の指揮者、日本拠点の楽団を立ち上げて日本のクラシック界の魅力を発信する指揮者まで国内外で活躍する日本人指揮者を紹介します。
【指揮者】日本の指揮者。おすすめの日本人指揮者(51〜55)
交響曲第9番「新世界より」第4楽章/九大フィルハーモニーオーケストラ鈴木優人

鈴木優人さん指揮者、作曲家、ピアニストなど多彩な顔を持つ、1981年生まれの才能豊かな日本人音楽家です。
東京藝術大学を卒業後、オランダでも学び、国内外で活躍しています。
バッハ・コレギウム・ジャパンの首席指揮者として、バロック音楽の魅力を伝える一方で、現代音楽にも精通し、幅広いレパートリーを誇ります。
2022年5月には新国立劇場でグルックのオペラを指揮し、その才能を遺憾なく発揮しました。
クラシック音楽に興味がある方はもちろん、音楽の新しい魅力を発見したい方にもおすすめの指揮者です。
アヴェ・ヴェルム・コルプス ニ長調 K.618八尋和美

八尋和美さんは矢田部勁吉氏、リア・フォン・ヘッサート氏、磯部威氏に声楽を、小田雪江氏にピアノを、渡邊暁雄氏に指揮法を学んだ指揮者で、メンデルスゾーン氏の合唱曲の解釈と指揮に特化しています。
現在まで多くのプロ、アマチュア、大学合唱団の指揮と指導にあたっています。
管弦楽のためのラプソディ/NHK交響楽団外山雄三

1956年にNHK交響楽団でデビューを果たした作曲家であり指揮者の外山雄三さんです。
1931年生まれの彼は、東京音楽学校で作曲を学び、『管弦楽のためのラプソディ』や『幽玄』など、日本の民謡を題材にした作品で知られています。
第12回尾高賞や第14回サントリー音楽賞など、数々の賞を受賞。
オペラ指揮の分野でも高く評価され、三善晃さん作曲の『支倉常長<遠い帆>』の初演では圧倒的な名演を披露しました。
音楽を通じて社会的メッセージを発信する姿勢も魅力的で、クラシック音楽に興味のある方にぜひおすすめです。
SF交響ファンタジー第1番石丸寛

指揮者の石丸寛さんは九州交響楽団を1953年に結成し初代常任指揮者を務め、福岡の音楽文化に大きな影響を与えました。
指揮者として特別に選ばれた石丸さんは、ヘルベルト・フォン・カラヤン氏が初来日した1954年、NHK交響楽団においてレッスンを受けたそうです。
おわりに
いかがだったでしょうか。
日本の指揮者は国内のオーケストラを指揮するだけではなく、外国の有名なオーケストラでの活躍や、音楽番組の出演、優秀な奏者を集めて自らの楽団を結成し、日本の音楽界に多大な影響を与えている方も多くいらっしゃいます。
クラシック指揮者といえば外国の指揮者が語られることも多いですが、この通り日本人指揮者も素晴らしい活躍しています!
これからは日本人が日本のクラシックを発信できる時代でもあると思うので、日本人指揮者を誇っていきましょう!
日本人指揮者の名前を見かけたら実際にコンサートへ足を運んでみてはいかがでしょうか。