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60年代伝説の邦楽ロックの名曲・ヒット曲

ザ・スパイダース、ザ・ワイルドワンズ、タイガース、ザ・フォーク・クルセダーズ、スウィング・ウエスト……。

60年代を代表するロック・アーティストの中から、スタジオスタッフがおすすめする名曲・ヒット曲のご紹介です。

日本のロック黎明期を支えたまさに伝説のプレイリストです。

60年代伝説の邦楽ロックの名曲・ヒット曲(11〜20)

君だけに愛をザ・タイガース

1960年代の日本を象徴するグループ・サウンズの王者、ザ・タイガースが世に送り出した名曲について、ご存じでしょうか。

1968年1月にリリースされた本作は、橋本淳さんの作詞、すぎやまこういちさんの作曲・編曲という豪華布陣で制作された4枚目のシングルです。

純粋で情熱的な愛のメッセージを込めたこの楽曲は、ザ・タイガースの代表作として今なお多くの人々に親しまれています。

甘く切ないメロディーに乗せて歌われる歌詞は、恋人たちの間の愛を信じ合う気持ちを表現しており、聴く人の心に深く響きます。

若い世代の方にも、純粋な恋心を思い出させてくれる一曲としておすすめですよ。

スワンの涙オックス

ハーキュリーズ GS オックス 『スワンの涙』 (cover)
スワンの涙オックス

悲しみと切なさが滲み出る、独特な雰囲気を持つ楽曲。

オックスの繊細な曲調が、心に染み入るような余韻を残します。

2002年9月にリリースされたこの曲は、初恋の思い出をテーマに、冬の寒さの中で過ごす二人の時間を鮮やかに描き出しています。

港町の教会や北国の湖といった情景描写が、ロマンチックでありながら哀愁漂う世界観を作り上げています。

恋の切なさや儚さを感じたい時、本作を聴くことで心が癒されるかもしれません。

夕陽が泣いているザ・スパイダース

1966年9月に発売された、ザ・スパイダースの切なくも美しいバラード。

映画『涙くんさよなら』の挿入歌として生まれた本作は、感傷的なメロディと心に響く歌詞で大ヒットを記録。

公称120万枚以上を売り上げ、日本の音楽シーンに大きな影響を与えました。

夕焼けを背景にした別れの情景を描いた歌詞は、失恋の痛みを自然現象に重ね合わせることで、聴く人の心に深く共感を呼び起こします。

翌年には同名の映画も制作され、ザ・スパイダースのメンバーが出演。

青春をバンド活動に捧げる若者たちの姿を描いた歌謡映画として話題を呼びました。

恋に破れた時や、切ない気持ちを抱えているときに聴くと、心に寄り添ってくれる一曲です。

バン・バン・バンザ・スパイダース

まさに1960年代のグループ・サウンズを代表する曲といってもいいと思います、ザ・スパイダースの『バン・バン・バン』。

同じ年代の洋楽のバンドの影響をもろに受けた曲だと思います。

当時の若者はきっとこぞってエレキギターを手に入れたくなったのだろうな、というのは容易に想像がつきますね。

ロックが胸を熱くするのは、ずっと変わらない、普遍的なことなのかもしれません。

愛の伝説ザ・フィンガーズ

1960年代の日本音楽シーンに革命を起こした一曲です。

ザ・フィンガーズが奏でる伝統と革新の調和が鮮明に表れています。

カントリーやボサノヴァの要素を取り入れた独特のアレンジは、リスナーに新鮮な刺激を与えたことでしょう。

2016年11月に発売された『究極のカルトGS Vol.2』に収録され、グループ・サウンズ50周年を記念する貴重な作品となりました。

愛し愛されることの美しさと、それがもたらす感情の変化を表現した歌詞は、今なお多くの人々の心に響きます。

青春時代の甘酸っぱい思い出に浸りたい方におすすめの一曲です。

恋はもうたくさんザ・ダイナマイツ

ザ・ダイナマイツ 恋はもうたくさん There is already a lot of love
恋はもうたくさんザ・ダイナマイツ

グループ・サウンズの黄金期を彩った名曲の1つです。

甘い恋の切なさと別れの決意を歌った歌詞が、当時の若者たちの心に深く刻まれました。

1967年11月にリリースされたこの曲は、ザ・ダイナマイツのデビューシングル『トンネル天国』のB面に収録されました。

山口冨士夫さんの鮮やかなギターテクニックと瀬川洋さんの力強い歌声が、60年代のロックシーンを象徴する1曲に仕上げています。

恋に悩む人はもちろん、青春時代を懐かしむ方にもぜひ聴いてもらいたい楽曲です。

60年代伝説の邦楽ロックの名曲・ヒット曲(21〜30)

サハリンの灯は消えずザ・ジェノバ

クラウンレコードが誇る1960年代グループサウンズの金字塔。

哀愁漂うメロディと北国の情景を織り込んだロシア民謡風の歌詞で、聴く人の心を揺さぶる魂の一曲です。

懐かしいようで新鮮な、唯一無二の作品世界を築き上げています。

ザ・ジェノバの1968年2月のデビューシングルは、1960年代グループサウンズの中でも異色の存在として知られ、10万枚を超える驚異的なセールスを記録。

エレキギターとバンドサウンドに歌謡曲の要素が見事に調和した本作は、故郷や愛を失った人々の切ない思いに寄り添う、珠玉のバラードとして心に残ります。

失恋や別れを経験した人、心に深い思いを秘めている人に、静かな夜に聴いていただきたい名曲です。