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有名なジャズミュージシャン。ジャズの歴史を飾るプレイヤーたち

「ジャズ」という音楽ジャンルは実に100年以上の歴史を持ち、時代の空気を吸収しながら、革新的な技術を取り入れて発展し、さまざまなアプローチを試みることで、他ジャンルにも大きな影響を及ぼし続けています。

ロックやヘビーメタル、クラブ・ミュージックにいたるまで、ジャズのエッセンスを取り入れて独自のサウンドを鳴らしているアーティストは多く存在していますよね。

今回の記事は、そんなジャズの歴史において貴重なレガシーを残し、その才能とジャンルへの貢献から敬意をもって「ジャズ・ジャイアンツ」と呼ばれる偉大な音楽家たちを紹介します。

これからジャズを聴こう、と考えている方もぜひチェックしてみてください!

有名なジャズミュージシャン。ジャズの歴史を飾るプレイヤーたち(1〜10)

Kind of blueMiles Davis

Miles Davis & John Coltrane – Kind of blue
Kind of blueMiles Davis

彼なしにはジャズの歴史は語れないといわれるほどの貢献を残したジャズ・トランペット奏者、マイルス・デイビスさん。

彼の演奏はトランペット奏者にありそうな華々しい高音の連発やテクニックといったものとは違い、ミュートといういわゆる弱音器を多用し、1音1音に魂がこもったような思慮深いものです。

彼は自分の築いた古い音楽に安住せず、次々と新しい音楽的なアプローチを試し続け、ジャズを発展させる駆動力としての役目を果たしました。

Moanin’Art Blakey

Art Blakey & the Jazz Messengers – Moanin’
Moanin'Art Blakey

「ナイアガラ・ロール」といわれる、ナイアガラの滝を思わせるような奏法で知られていたジャズドラマー、アート・ブレイキーさん。

自らが中心となり、結成したバンド、『ジャズ・メッセンジャーズ』は花形ソリストを次々と育て、ハード・バップの時代を代表する人気バンドとなりました。

このバンドの独特のアフロ・キューバンリズムを多用したキメの多いアレンジやハーモニーに魅せられたジャズファンは彼の没後も多く、今も長く愛され続けています。

My WayFrank Sinatra

世界的にもっとも有名な男性ジャズボーカルの一人として外せないのがフランク・シナトラさんでしょう。

彼の歌声はだくさんの女性をとりこにし、今でいうアイドル歌手のような存在だった時代もありました。

エンターテイナーでもある彼は、1940年代以降は映画俳優としても活躍し、第26回アカデミー賞助演男優賞を受賞しました。

また、彼が歌う『Fly me to the moon』の録音テープはアポロ10号・11号に積み込まれ、人類が月に持ち込んだ最初の曲となりました。

Donna LeeJaco Pastorius

天才としか表現できない革新的なプレイの数々で、世界中のベーシストたちに衝撃を与えたのがジャコパスことジャコ・パストリアスさんです。

エレクトリック・ベースの持つ可能性を押し広げ、ベースを単なるリズム楽器として捉えるのではなく、フレットレス・ベースならではの音色を存分に生かした、アンサンブルの中で主役級の輝きを持った素晴らしいフレーズを多く生み出しました。

ウェザー・リポート時代の数々の名演はもちろん、1976年にリリースされたソロ・アルバム『ジャコ・パストリアスの肖像』は、まさにベーシストにとっては聖典とも呼ぶべき作品ですよ。

プレイヤーとしてだけでなくコンポーザーとしても豊かな才能を持ったパストリアスさんでしたが、不幸な晩年を過ごすことになってしまったのは本当に残念でなりません。

Cry Me A RiverElla Fitzgerald

Ella Fitzgerald and Joe Pass – Cry me a river (1975)
Cry Me A RiverElla Fitzgerald

ビリー・ホリデイさん、サラ・ボーンさんと並んで三大ジャズシンガーの一人と称されるエラ・フィッツジェラルドさん。

彼女はこの3人の中でも最も明るくカラッとした歌を歌い、スキャットを得意とするシンガーといえます。

チック・ウェブズ・バンドに見いだされ、童謡をジャズにアレンジした『ア・ティスケット・ア・タスケット』がヒットしたことを皮切りに、糖尿病による闘病が始まる1970年代までたくさんのヒットアルバムを残しました。