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有名なジャズミュージシャン。ジャズの歴史を飾るプレイヤーたち

「ジャズ」という音楽ジャンルは実に100年以上の歴史を持ち、時代の空気を吸収しながら、革新的な技術を取り入れて発展し、さまざまなアプローチを試みることで、他ジャンルにも大きな影響を及ぼし続けています。

ロックやヘビーメタル、クラブ・ミュージックにいたるまで、ジャズのエッセンスを取り入れて独自のサウンドを鳴らしているアーティストは多く存在していますよね。

今回の記事は、そんなジャズの歴史において貴重なレガシーを残し、その才能とジャンルへの貢献から敬意をもって「ジャズ・ジャイアンツ」と呼ばれる偉大な音楽家たちを紹介します。

これからジャズを聴こう、と考えている方もぜひチェックしてみてください!

有名なジャズミュージシャン。ジャズの歴史を飾るプレイヤーたち(11〜20)

Cleopatra’s DreamBud Powell

日本のファンに圧倒的な人気があり、最もジャズクラブでのリクエストが多い曲の一つといわれているのが、バド・パウエルさんが作り1959年に録音したこちらの曲です。

音楽一家に生まれた彼はピアノにおけるビバップスタイルの第一人者といわれ、同世代に鬼才といわれたピアニストのセロニアス・モンクさんとは深い交流がありましたが、個性の塊といったイメージのモンクさんとくらべ、パウエルさんの演奏は正統派の演奏といったイメージです。

What a Wonderful WorldLouis Armstrong

Louis Armstrong – What A Wonderful World (Official Video)
What a Wonderful WorldLouis Armstrong

トランペット奏者にして、特徴的なだみ声で知られる歌手としても著名なルイ・アームストロングさんは、ジャズ界の巨人にしてアメリカが生んだ最高のエンターテイナーの1人です。

「サッチモ」という、なんだかとてもチャーミングな響きを持った愛称でもよく知られていますよね。

トランペット奏者としては、かのマイルス・デイヴィスさんをはじめとする多くのプレイヤーからの尊敬を集め、シンガーとしては1964年の大ヒット曲『ハロー・ドーリー!』が、当時爆発的な人気を誇っていたビートルズの連続1位の記録をストップさせるなど、アームストロングさんの偉業を挙げたらきりがないほどです。

さらには文筆家としても名をはせたのですから、アームストロングさんのような破格の存在は、もう二度と現れないといっても過言ではないでしょう。

On Green Dolphin StreetKeith Jarrett

Keith Jarrett Trio – On Green Dolphin Street
On Green Dolphin StreetKeith Jarrett

中腰の姿勢と独特のうめき声を発しながらプレイするスタイルでも知られ、天才的なジャズ・ピアニストとして高名なキース・ジャレットさん。

ジャズに限らず、クラシック音楽など他ジャンルにおいても幅広く活躍し、作曲家にしてマルチ・プレイヤーとしての才能の持ち主でもあります。

そんなジャレットさんと日本との関係は特別なものがあり、ソロ・アーティストとしてもバンドとしても度々日本を訪れているだけでなく、1978年には単独で日本武道館の公演を成功させているほどです。

90年代後半には難病を患いながらも奇跡的な復活を遂げたジャレットさんの魅力を、まずは1975年にリリースされ、最も売れたジャズのソロ・アルバムとも言われる2枚組のライブ盤『ザ・ケルン・コンサート』で味わってみてはいかがでしょうか?

Round MidnightWes Montgomery

ジャズの歴史のみならず、多くのギタリストに影響を与えた不出世のプレイヤーとして音楽史にその名を残すのが、インディアナ州はインディアナポリス出身のウェス・モンゴメリーさん。

モンゴメリーさんの代名詞とも言われる、2本の弦で1オクターブ違いの同じ音程をプレイする「オクターブ奏法」を駆使したプレイで、ジャズギターの可能性を広げた功績はあまりにも有名です。

また、モンゴメリーさんはギブソンのギター「L-5 CES」を愛用していたことでも知られています。

残念ながら、45歳という若さでモンゴメリーさんはこの世を去ってしまいますが、彼の残した膨大な音源を聴くことで、独学で学んだという天才的なプレイの数々を楽しめるのは本当にありがたいですよね。

C Jam BluesOscar Peterson

ジャズ・ピアニストの最高峰にして、突出した技巧や独創的なアドリブを持つ「鍵盤の皇帝」ことオスカー・ピーターソンさん。

カナダはケベック州、モントリオール出身のピーターソンさんがジャズの歴史に残した輝かしい財産は、短い文章の中で書き切れるものではありませんが、ミスタッチがほとんどないと言われる卓越したテクニックはもちろん、歌心あふれるハッピーで軽快な演奏はリスナーをいつでも笑顔にさせますよね。

先進的なジャズメンにありがちなトラブルや悪いうわさなどはあまりなく、脳梗塞で左手が不自由になってしまってからも現役としての人生を全うしたピーターソンさんの作品は、広大なジャズの世界へ足を踏み入れる第一歩としても、最適と言えるのではないでしょうか。