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【和の心】琴の名曲。日本の美しい調べ

やわらかい音色、調べが魅力的な楽器、琴。

琴の曲ってお正月など日本らしい行事ごとにぴったりですよね。

聴けば耳に馴染むというか、心が落ち着つきます。

今回この記事では琴の名曲をたくさんご紹介していこうと思っています。

さて、さきほどから「琴」という漢字を使っていますが、もしかしたら「箏」じゃないの?と思われている方もいらっしゃるかもですね。

厳密に言うと「琴」と「箏」は違う楽器なのですが、なるべく多くの曲に触れていただきたいので、ここでは総じて「琴」と表現しています。

では、最後までぜひ見ていってください。

【和の心】琴の名曲。日本の美しい調べ(1〜20)

荒城の月

Kojo No Tsuki (荒城の月)/Mana Yoshinaga.
荒城の月

厳密に「琴の曲」ではありませんが、こちらの『荒城の月』のような日本の歌は、琴で演奏されることが多いですよね。

たくさんの方がアレンジし、演奏しているので、聴き比べるのも楽しいかもしれません。

『荒城の月』は滝廉太郎さんが作った曲で、日本古来の五七調のメロディーと西洋音楽のメロディーが融合した曲。

琴で演奏するとよりその魅力が引き立つのではないでしょうか。

また、誰もが知っている曲なので、バージョンによっては初心者向きの練習曲と言えます。

松の協奏曲三木稔

松の協奏曲 あけび箏乃會 2014.5.5 KOTO Concerto No.4
松の協奏曲三木稔

凛とした独奏から、優雅な合奏、さらに尺八が加わり優美な音楽を奏でる『松の協奏曲』。

邦楽器による新たな音楽の創造を追求する作曲家、三木稔さんによる作品です。

1984年に発表された箏の名曲をぜひご自身の耳で。

千鳥の曲吉沢検校

千鳥の曲(Chidori-no-kyoku)-吉沢検校作曲-都山流公刊譜・尺八改訂手付-2016年9月25日-福岡三曲協会
千鳥の曲吉沢検校

近世の邦楽における代表曲の一つといわれるこちらの曲は、幕末に活躍した音楽家の吉沢検校によって作られました。

箏と胡弓のための楽曲として制作されましたが、動画のように尺八と演奏されることも多いです。

『古今和歌集』『金葉和歌集』に収録された、千鳥についてうたわれた曲を歌詞として使っています。

昔の和歌を美しく飾り、歌う曲って優雅でステキですよね。

情景なども思い浮かべながら聴くと、よりこの曲を楽しめるのではないでしょうか。

深紅華風月

【和風ユニット】オリジナル曲『深紅』PV【華風月】
深紅華風月

『深紅』は、二十五絃箏と尺八、ピアノが絡み合うサウンドが美しい、和のテイストたっぷりな名作。

演奏しているのは、海外でも知名度の高い和楽器バンドのメンバーでもある、二十五絃箏のいぶくろ聖志さん、詩吟の鈴華ゆう子さん、尺八の神永大輔さんたちよる3ピースユニット、華風月です。

OKOTO沢井比河流

伝統楽器の筝を用いて新しい感性で創作された『OKOTO』は、美しい紅葉の息づく木々の下を清らかな川の水が静かに流れていくような、日本の自然美を彷彿とさせる筝の名曲。

現代日本を代表する筝作曲家の沢井比河流さんが1999年に発表した作品です。

箏歌細川俊夫

細川俊夫作曲「箏歌」Toshio Hosokawa: Koto-Uta (poem/Man’yoshu)
箏歌細川俊夫

こちらの曲は現代音楽の作曲家として知られている細川俊夫さんが作った曲です。

比較的珍しい、箏独奏のための作品で、琴を演奏しながら奏者が歌うスタイルです。

伴奏は現代音楽作家らしく奇抜な音をぶつけていたりするのですが、音色が伝統的だからかアバンギャルドには感じられず、不思議なんですが逆に自然に思えてしまいます。

この曲以外にも現代音楽における箏の作品はいくつかありますので、聴いてみると楽しいかもしれません。