【日本の軍歌・行進曲】昭和や戦時中の世代に深く心に刻まれている日本の名曲集
勇壮な瀬戸口藤吉の「軍艦マーチ」、桜が散る春に響く鶴田浩二の「同期の桜」、戦友への想いが胸を打つ島津亜矢の「戦友」。
日本の軍歌や行進曲には、祖国への誇り、戦地へ赴く兵士たちの決意、そして帰らぬ戦友への深い追悼の祈りが込められています。
時に力強く、時に哀しく響くメロディーは、戦争の記憶を語り継ぎ、平和の尊さを私たちに問いかけています。
日本の歴史とともに、今なお多くの人々の心に刻まれている珠玉の名曲をご紹介します。
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もくじ
- 【日本の軍歌・行進曲】昭和や戦時中の世代に深く心に刻まれている日本の名曲集
- 抜刀隊(陸軍分列行進曲)Charles Leroux
- 進撃追撃行進曲吉本光蔵
- 水師営の会見岡野貞一
- 行進曲「愛国」斉藤丑松
- 行進曲「軍艦旗」斉藤丑松
- 国民進軍歌江口 源吾
- 大海軍行進曲(ビッグ・マーチ)海軍軍楽隊
- 告別行進曲瀬戸口藤吉
- 敷島艦行進曲瀬戸口藤吉
- 兵士の序楽 (1944)伊福部昭
- 国民の意気斉藤丑松
- 歩兵の本領永井建子
- 雪の進軍永井建子
- 大東亜決戦の歌海軍軍楽隊
- 日本陸軍深沢登代吉
- 軍艦マーチ瀬戸口藤吉
- 出征兵士を送る歌林伊佐緒
- 日の丸行進曲織井茂子
- 月月火水木金金春日八郎
- 愛国行進曲藤山一郎
- 若鷲の歌西郷輝彦
- 勝利の日まで近江俊郎・他
- 海のつわもの美ち奴・東海林太郎
- 露営の歌美空ひばり
- 暁に祈る藍川由美
- 同期の桜鶴田浩二
- 大東亜戦争海軍の歌キング男声合唱団
- 昭和維新の歌(青年日本の歌)ロイヤルナイツ
- 荒鷲の歌東京混声合唱団
- 婦人従軍歌ペギー葉山
- 戦友島津亜矢
- 加藤隼戦闘隊灰田勝彦
- 愛馬進軍歌霧島昇・松原操
- 太平洋行進曲渡辺はま子
- 維新マーチ~宮さん宮さん~キング男声合唱団
- 海行く日本永田絃次郎・長門三保
- 大航空の歌藤井典明・千葉静子
- 軍国子守唄塩まさる
- お山の杉の子安西愛子・他
- 轟沈旧海軍軍楽隊有志
- 麦と兵隊東海林太郎
- 大空に祈る松原操、他
- そうだその意気霧島昇
- 嗚呼神風特別攻撃隊伊藤久男
- ラバウル小唄田端義夫
【日本の軍歌・行進曲】昭和や戦時中の世代に深く心に刻まれている日本の名曲集(1〜20)
国民進軍歌NEW!江口 源吾

雄々しい行進曲に乗せて、力強く勇ましい思いを伝える一曲です。
江口夜詩さんの経験が活きた壮大な軍楽の中にも、故郷への想いや平和への願いが込められています。
海軍軍楽隊時代からクラシック、そして大衆音楽まで幅広く活躍した大作曲家の本領が、この曲でも遺憾なく発揮されているといえます。
本作は1925年に軍楽隊として活躍していた時期のもので、行進曲の中でも威厳のある楽曲として高い評価を受けました。
威風堂々とした曲調は、式典や記念行事など、厳かな場面での演奏に適しています。
大海軍行進曲(ビッグ・マーチ)NEW!海軍軍楽隊

海軍軍楽隊の手による、ある勇壮な行進曲は、聴く者の心を奮い立たせる力強さに満ちています。
その魅力は、力強いリズムと心を鼓舞する旋律にあり、わずか2分36秒という短さの中に、前奏から主部、そして華やかなトリオへと展開する緻密な構成が見事です。
この楽曲は1933年10月にSPレコードとして登場し、時代を超えて1995年にはアルバム『戦前日本の名行進曲集~海軍軍楽隊篇~』などに収録され、再び注目を集めました。
海上自衛隊の観艦式といった公式の場で演奏されることもあり、その格調高さが伺えます。
日本の吹奏楽の歴史や、勇壮な音楽に触れたい方におすすめしたい作品です。
告別行進曲NEW!瀬戸口藤吉

威厳と格式が漂う吹奏楽の名作が、日本の明治期を代表する軍楽家である瀬戸口藤吉さんの手によって華麗な姿を見せます。
誰もが知る「蛍の光」のメロディを荘厳な行進曲へと昇華させた本作は、1897年に当時の天賞堂本店で新譜として紹介されたSPレコードに収められました。
独逸ポリドール軍楽隊による演奏は、哀愁を帯びながらも力強い西洋式三段構成で展開され、瀬戸口さんが重んじた12名から45名までの段階的な吹奏楽編成の妙を存分に引き出しています。
儀式や式典など、厳かな雰囲気が求められる場面で心に響く一曲として、今なお色褪せない魅力を放っています。
敷島艦行進曲NEW!瀬戸口藤吉

雄々しく勇壮な吹奏楽の調べが、大洋を進む艦の姿を彷彿とさせる名曲です。
瀬戸口藤吉さんが生み出した本作は、戦艦の威容に感銘を受けた歌人の阪正臣さんの歌詞に、豪壮な曲調を巧みに織り込んでいます。
トリオ形式を採用した3部構成は、明るく力強い響きから中間部でやや抒情的な雰囲気へと移り変わり、聴く者の心を強く揺さぶります。
1902年の公開以来、帝国海軍の儀式曲として重要な役割を果たし、1907年には欧州16か国での演奏で高い評価を得ました。
海上自衛隊の式典や観艦式でも演奏される本作は、日本の伝統と誇りを受け継ぐ、海洋国家としての意志を音楽で表現した珠玉の一曲です。
兵士の序楽 (1944)NEW!伊福部昭

伊福部昭さんが1944年、30歳の時に手がけられたこの楽曲は、力強いファンファーレで幕を開ける勇壮な行進曲です。
軍の要請という背景がありながらも、伊福部さんならではの東洋的な旋律とダイナミックなオーケストラの響きは、聴く者の心を奮い立たせることでしょう。
長らく「幻の作品」とも呼ばれていましたが、1995年にアルバム『伊福部昭の芸術3 舞』に収録されたことで、その全貌が広く知られるようになりました。
本作は日本の音楽史に関心のある方や、後の映画音楽に繋がる伊福部サウンドの原点に触れたい方におすすめですよ!
困難な時代に生まれた力強さに、きっと心を打たれるはずです。