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モダンジャズの名盤。ジャズの歴史を形作った必聴アルバム

「モダン・ジャズ」とは、「ダンスミュージック的なスウィング・ジャズ(ビッグバンド・ジャズ)」が流行した後の1940年代に発生した、アドリブ(即興演奏)によるソロが特徴の少人数編成によるジャズのことを言います。

「モダン」とは「現代的」という意味ではありますが、「モダン・ジャズ」という言葉は、電気楽器を導入したフュージョン/クロスオーバーと呼ばれるジャンルが出てくるより前のものを指します。

今回は、そんなモダンジャズの中でも外せない名盤を中心にセレクトしました。

初めてジャズを聴く方向けのカタログとしてもオススメですよ。

モダンジャズの名盤。ジャズの歴史を形作った必聴アルバム(1〜20)

Blue TrainJohn Coltrane

名曲『Moment’s Notice』が入ったことにより、より有名で愛聴者が増えたのではないかと思われるこちらのアルバムはコルトレーンの代表アルバムのひとつです。

タイトル曲の『Blue Train』は、ジョン・コルトレーン、リー・モーガンとカーティス・フラーのテーマのハーモニーがとても美しいです。

Saxophone ColossusSonny Rollins

ジャズサックス奏者、ソニー・ロリンズがニュージャージーで録音し1956年に発表したアルバムです。

発売後すぐ欧米で評判になり、一躍彼の名を有名にした作品です。

現在もなお彼の代表作と言われており、明るく温かみのある演奏が特徴です。

The Scene ChangesBud Powell

ジャズピアニスト、バド・パウェルがニュージャージーで行った演奏を録音、1959年に発売されたアルバムです。

モダンジャズ好きなら知らない人はないとまで言われる「クレオパトラの夢」を含む全9曲で構成され、バド・パウェル中期の傑作アルバムと高い評価を受けています。

Cool Struttin’Sonny Clark

ブルー・ノートを代表する名盤として必ず名前が挙がるのが本作です。

特に日本で人気があり、通りを闊歩するタイトスカートの女性の脚が写ったジャケ写も有名です。

モダンジャズ初心者の入門編的音源としておすすめです。

1958年に録音されました。

Sonny Side UpDizzy Gillespie

Sonny Rollins, Dizzy Gillespie, Sonny Stitt – Sonny Side Up ( Full Album )
Sonny Side UpDizzy Gillespie

ディジー・ガレスピーは、頬をいっぱいにふくらませた豪快な演奏で知られたトランペット奏者です。

本作は1959年に発売されました。

共演者は、テナーサックス奏者として有名なソニー・ロリンズと同じくテナーサックス奏者のソニー・スティットです。

3人の演奏バトルが楽しめるモダンジャズの名盤です。

GroovyRed Garland

C-Jam Blues (Rudy Van Gelder Remaster 2008)
GroovyRed Garland

ジャズ・ピアニスト、レッド・ガーランドが1957年に発表したアルバムです。

ベースにポール・チェンバース、ドラムにアート・テイラーを迎えたピアノトリオの代表的な名盤で、見事なテクニックを駆使しながらも非常に聴きやすい演奏を披露しています。

一曲目の「Cジャム・ブルース」を聴けばそれがわかります。