【初心者向け】モダンジャズの名盤。まずは聴きたいおすすめのアルバム
モダンジャズは1940年代のビバップから始まり、革新的な表現で音楽の可能性を切り開いてきました。
当時のジャズミュージシャンたちは、従来のスウィングジャズの枠を超えて、複雑なハーモニーやリズム、即興演奏を駆使した斬新なアプローチで、まったく新しい音楽の世界を生み出したのです。
ジャズギターやピアノ、サックスなど、それぞれの楽器が織りなす豊かな音の世界は、現代に至るまで多くの音楽ファンを魅了し続けています。
この記事では、モダンジャズの魅力を存分に味わえる名盤の数々をご紹介します。
ジャズに興味はあるけれど、どこから聴き始めればいいのかわからないという方にも、きっと新しい音楽との出会いが待っているはずです。
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【初心者向け】モダンジャズの名盤。まずは聴きたいおすすめのアルバム(1〜10)
Better Git It in Your SoulNEW!Charles Mingus

ベーシスト、作曲家として活躍したチャールズ・ミンガスさんの『Mingus Ah Um』は、モダンジャズの名盤としてあまりにも有名な作品です。
ゴスペルの熱気を帯びた情熱的な演奏からはじまり、伝説の奏者に捧げた哀愁のメロディへと続き、聴く人を一気にその世界へ引き込みます!
グラミー殿堂入りを果たしているほか、政治的な風刺曲が収録されているのも特徴。
ジャズの持つエネルギーだけでなく、奥深い物語性にも触れられるのがこのアルバムの魅力といえるでしょう。
力強いサウンドで元気になりたい方にもオススメですよ!
CherokeeNEW!Clifford Brown

伝説的なジャズ・トランペット奏者、クリフォード・ブラウンさんの『Study in Brown』は、ハード・バップを代表する傑作として知られる名盤です。
1955年にクリフォード・ブラウン/マックス・ローチ・クインテット名義で発表され、「Sandu」などの収録曲は後にジャズの定番となり、さまざまなメディアで引用されています。
ブラウンさんの温かくも華麗なトランペットと、バンドが一体となった熱気あふれるアンサンブルがとにかく圧巻!
スタジオ録音でありながら、まるでライブ会場にいるかのような臨場感と、緻密に練られた構成を同時に味わえるのが大きな魅力となっています。
モダンジャズが持つエネルギーと洗練された演奏の神髄に触れたい方に、ぜひ聴いていただきたい作品です。
Out To LunchNEW!Eric Dolphy

ジャズ奏者エリック・ドルフィーさんが1964年に発表した『Out to Lunch!』は、モダンジャズ史に輝く革新的な作品であり、アヴァンギャルド・ジャズの金字塔に数えられる名盤です。
残念ながら彼の遺作となりましたが、その音楽は今なお色褪せることがありません。
動物の声や酔っ払いの千鳥足を描写したというユニークな即興演奏は、聴く者の想像力を刺激します。
はじめはその自由奔放なサウンドに戸惑うかもしれませんが、演奏者全員が対話するように音を紡ぐスリリングな展開こそが、この作品の大きな魅力。
ジャズの無限の可能性に触れたい方に、ぜひ体験してほしい一枚ですよ!
【初心者向け】モダンジャズの名盤。まずは聴きたいおすすめのアルバム(11〜20)
Giant StepsNEW!John Coltrane

モダンジャズの歴史を塗り替えたアメリカのサックス奏者、ジョン・コルトレーンさんの代表作『Giant Steps』。
1960年に発表されたこの作品は、彼が初めて全曲オリジナルで構成した記念碑的なアルバムなんです!
彼の代名詞「コルトレーン・チェンジ」という複雑なハーモニーは、まるで音の迷宮のようで、当時の音楽シーンに大きな衝撃を与えました。
超絶技巧の応酬はスリリングですが、妻や娘に捧げた愛情深い楽曲も収録されているんですよ。
音楽の新たな可能性に挑む情熱と、人間味あふれる温かさの両面を味わえる、奥深い魅力に満ちた一枚といえるでしょう。
Lonely WomanNEW!Ornette Coleman

ジャズの革命家、オーネット・コールマンさんの代表作『The Shape of Jazz to Come』。
その名の通り「ジャズの未来の形」を示した、1959年発表の歴史的作品として知られています。
ピアノを排したシンプルな編成のため、各楽器のメロディがまるで会話するように自由に絡み合うのが大きな魅力!
その革新的なスタイルは、グラミー・ホール・オブ・フェイムに選出されるなど高く評価されています。
これまでのジャズとは全く違う、スリリングで刺激的なサウンドは、新しい音楽との出会いを求める方にぴったり!
ぜひこの衝撃を味わってみてくださいね。
Waltz for DebbyBill Evans

ビル・エヴァンスが1961年にマンハッタンのジャズ・クラブ「ヴィレッジ・ヴァンガード」で行ったセッションを録音したアルバムです。
表題曲の「ワルツ・フォー・デビイ」は、エヴァンスの姪に捧げられた曲で、本アルバムでの演奏で広く知られるようになりました。
日本では特に愛されてきた作品で、日本レコード協会のゴールドディスクにも認定されています。
Kind of BlueMiles Davis

ジャズの歴史を象徴するトランペッターとして名高いマイルスが、1959年に発表したアルバムです。
日本では「ジャズの帝王」と呼ばれることもあるマイルス。
本作はモダンジャズにおいて、不動の地位を占める傑作と評されています。
発売から現在に至るまで、ジャズ作品としては異例のロングセラーを続ける作品です。