RAG MusicJazz
素敵なジャズ
search

モダンジャズの名盤。ジャズの歴史を形作った必聴アルバム

「モダン・ジャズ」とは、「ダンスミュージック的なスウィング・ジャズ(ビッグバンド・ジャズ)」が流行した後の1940年代に発生した、アドリブ(即興演奏)によるソロが特徴の少人数編成によるジャズのことを言います。

「モダン」とは「現代的」という意味ではありますが、「モダン・ジャズ」という言葉は、電気楽器を導入したフュージョン/クロスオーバーと呼ばれるジャンルが出てくるより前のものを指します。

今回は、そんなモダンジャズの中でも外せない名盤を中心にセレクトしました。

初めてジャズを聴く方向けのカタログとしてもオススメですよ。

モダンジャズの名盤。ジャズの歴史を形作った必聴アルバム(1〜20)

Speak No EvilWayne Shorter

Speak No Evil (Remastered1998/Rudy Van Gelder Edition)
Speak No EvilWayne Shorter

現在でもジャズミュージシャンに愛されているナンバーがたくさん詰まったこちらのウェイン・ショーターのアルバムは、ブルーノートレーベルのアルバムの中でも有名なもののひとつです。

このジャケットの東洋人の女性は当時のウェイン・ショーター夫人、テルカ・アイリーン・ナカガミですが、エキゾチックなムードがアルバムの内容と合っていますね。

Maiden VoyageHerbie Hancock

Maiden Voyage (Remastered 1999/Rudy Van Gelder Edition)
Maiden VoyageHerbie Hancock

ブルーノートレーベルからデビューし、マイルス・デイヴィスに見出されたジャズピアニスト、ハービー・ハンコック。

シンセサイザーの導入により、フュージョンシーンでもその名を知られる彼ですが、モダンジャズのジャンルにおいても名盤を残しています。

本作は彼にとって5枚目のアルバムで、作品のコンセプト「海」の通り、透明感のあるサウンドが特徴です。

Blue’s MoodsBlue Mitchell

タイトルの通り、ブルー・ミッチェルの雰囲気が存分に楽しめるアルバムです。

どの曲もすばらしいですが、中でも『I’ll Close My Eyes』、『Scrapple from the Apple』などがとくに名演として知られているのではないでしょうか。

Art Pepper Meets the Rhythm SectionArt Pepper

サックス奏者、アート・ペッパーが1957年に発表したアルバムです。

マイルス・デイヴィスのバンドメンバーをバックに、流麗なメロディライン、天才的なアドリブなどアート・ペッパーの魅力を堪能できる内容になっています。

ウエストコーストジャズを代表する作品、まさに名盤です。

Brilliant CornersThelonious Monk

セロニアス・モンクはアメリカのジャズ・ピアニストです。

死後に再評価されるようになった不遇のアーティストでしたが、現在ではジャズシーンにおける巨人の一人として評価されています。

本作は1957年に発表されたアルバムで、彼の代表作のひとつ。

独特の和音使いやリズムから、彼の先進性が感じられます。

Midnight BlueKenny Burrell

ジャズギターの名手、ケニー・バレルの代表アルバムがこちら。

1963にリリースされたこのアルバムではケニー・バレルのゴキゲンなスイングプレイや、スタンリー・タレンタインのソウルフルなソロなどを堪能できます。

ギター愛好家必須アルバムのひとつです。