【初心者向け】モダンジャズの名盤。まずは聴きたいおすすめのアルバム
モダンジャズは1940年代のビバップから始まり、革新的な表現で音楽の可能性を切り開いてきました。
当時のジャズミュージシャンたちは、従来のスウィングジャズの枠を超えて、複雑なハーモニーやリズム、即興演奏を駆使した斬新なアプローチで、まったく新しい音楽の世界を生み出したのです。
ジャズギターやピアノ、サックスなど、それぞれの楽器が織りなす豊かな音の世界は、現代に至るまで多くの音楽ファンを魅了し続けています。
この記事では、モダンジャズの魅力を存分に味わえる名盤の数々をご紹介します。
ジャズに興味はあるけれど、どこから聴き始めればいいのかわからないという方にも、きっと新しい音楽との出会いが待っているはずです。
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【初心者向け】モダンジャズの名盤。まずは聴きたいおすすめのアルバム(11〜20)
Song For My FatherHorace Silver

ハードバップの代表的存在として知られるアメリカのピアニスト、ホレス・シルヴァーさん。
1965年発表の『Song For My Father』は、彼のキャリアを象徴するモダンジャズの金字塔です。
アルバム全体に流れるのは、ブルースやゴスペルに、ラテンやアフリカの要素を融合させた、陽気で心躍るサウンド!
特にタイトル曲は、ブラジル旅行で得たひらめきと父への想いから生まれたことで知られています。
覚えやすいメロディと心地よいリズムは、後のポップスにも影響を与えたほど。
ジャズの世界に触れてみたい方にぴったりの一枚といえます。
リズミカルなピアノに身を任せて、ファンキーな雰囲気を楽しむのもオススメですよ!
Giant StepsJohn Coltrane

モダンジャズの歴史を塗り替えたアメリカのサックス奏者、ジョン・コルトレーンさんの代表作『Giant Steps』。
1960年に発表されたこの作品は、彼が初めて全曲オリジナルで構成した記念碑的なアルバムなんです!
彼の代名詞「コルトレーン・チェンジ」という複雑なハーモニーは、まるで音の迷宮のようで、当時の音楽シーンに大きな衝撃を与えました。
超絶技巧の応酬はスリリングですが、妻や娘に捧げた愛情深い楽曲も収録されているんですよ。
音楽の新たな可能性に挑む情熱と、人間味あふれる温かさの両面を味わえる、奥深い魅力に満ちた一枚といえるでしょう。
The SidewinderLee Morgan

ジャズ・トランペッター、リー・モーガンさんの『The Sidewinder』は、心躍るジャズに触れたい方にオススメの作品です。
1964年に発表されたこのアルバムは、ブルーノート・レーベルを救った大ヒット作として知られ、クライスラー社のCMにも起用されました。
誰もが体を揺らしたくなるファンキーなリズムではじまり、モーガンさんの情熱的なトランペットが加わると、聴く人のテンションも一気にアップ!
2024年に国家録音遺産にも選ばれたこの歴史的名盤で、ジャズの持つ楽しさと格好良さを味わってみてくださいね。
Lonely WomanOrnette Coleman

ジャズの革命家、オーネット・コールマンさんの代表作『The Shape of Jazz to Come』。
その名の通り「ジャズの未来の形」を示した、1959年発表の歴史的作品として知られています。
ピアノを排したシンプルな編成のため、各楽器のメロディがまるで会話するように自由に絡み合うのが大きな魅力!
その革新的なスタイルは、グラミー・ホール・オブ・フェイムに選出されるなど高く評価されています。
これまでのジャズとは全く違う、スリリングで刺激的なサウンドは、新しい音楽との出会いを求める方にぴったり!
ぜひこの衝撃を味わってみてくださいね。
Maiden VoyageHerbie Hancock

ブルーノートレーベルからデビューし、マイルス・デイヴィスに見出されたジャズピアニスト、ハービー・ハンコック。
シンセサイザーの導入により、フュージョンシーンでもその名を知られる彼ですが、モダンジャズのジャンルにおいても名盤を残しています。
本作は彼にとって5枚目のアルバムで、作品のコンセプト「海」の通り、透明感のあるサウンドが特徴です。
Brilliant CornersThelonious Monk

セロニアス・モンクはアメリカのジャズ・ピアニストです。
死後に再評価されるようになった不遇のアーティストでしたが、現在ではジャズシーンにおける巨人の一人として評価されています。
本作は1957年に発表されたアルバムで、彼の代表作のひとつ。
独特の和音使いやリズムから、彼の先進性が感じられます。
【初心者向け】モダンジャズの名盤。まずは聴きたいおすすめのアルバム(21〜30)
Now’s The TimeCharlie Parker

チャーリー・パーカーはアルトサックス奏者です。
全盛期は1940年代の後半です。
天才的なアドリブ奏者として知られていました。
その才能を最もよく伝えているのが本作です。
録音は1952年と53年、ニューヨークで行われました。
彼以降のジャズミュージシャン達のアドリブは、多かれ少なかれチャーリー・パーカーの影響を受けていると言われています。





