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モダンジャズの名盤。ジャズの歴史を形作った必聴アルバム

「モダン・ジャズ」とは、「ダンスミュージック的なスウィング・ジャズ(ビッグバンド・ジャズ)」が流行した後の1940年代に発生した、アドリブ(即興演奏)によるソロが特徴の少人数編成によるジャズのことを言います。

「モダン」とは「現代的」という意味ではありますが、「モダン・ジャズ」という言葉は、電気楽器を導入したフュージョン/クロスオーバーと呼ばれるジャンルが出てくるより前のものを指します。

今回は、そんなモダンジャズの中でも外せない名盤を中心にセレクトしました。

初めてジャズを聴く方向けのカタログとしてもオススメですよ。

モダンジャズの名盤。ジャズの歴史を形作った必聴アルバム(1〜20)

GoDexter Gordon

サックスのアルバムの中でも超名盤といわれるこちらの『GO』は、1962年にリリースされたデクスター・ゴードンの代表作のひとつです。

バックのトリオのシャキシャキとした歯切れのよい演奏が、デクスター・ゴードンのレイドバックした演奏と対になり、すばらしい効果を生み出しています。

Bass On TopPaul Chambers

Paul Chambers (Usa, 1957) – Bass on Top (Full)
Bass On TopPaul Chambers

アルバムタイトル通り、ベース奏者ポール・チェンバースのベースのリーダー作、1957年発表のアルバムです。

ベースを前面に出した作品は当時としては珍しいものでした。

その他のセクション(ギター、ピアノ、ドラム)のどこに焦点を当てるかによっても、楽しみ方が変わるおもしろい一枚です。

モダンジャズの名盤。ジャズの歴史を形作った必聴アルバム(21〜40)

Helen MerrillHelen Merrill

Helen Merrill with Clifford Brown / You’d Be So Nice To Come Home To
Helen MerrillHelen Merrill

ハスキーボイスが魅力的な女性ボーカリスト、ヘレン・メリルが、トランペット奏者クリフォード・ブラウンと組んで1954年に録音したアルバムです。

何と言っても2曲目の「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」は名演として知られ、一度聴いたら忘れられないほど強烈な印象を残します。

Quiet KennyKenny Dorham

ケニー・ドーハムはジャズ・トランペット奏者です。

本作は1959年に発表されたアルバムです。

彼の代表作で、冒頭のオリジナル曲「Lotus Blossom」を聴いてもわかるように、哀愁を帯びた流麗な演奏が彼の真骨頂でした。

心にしみるような演奏で日本でも愛されているアーティストです。

Time OutDave Brubeck Quartet

Dave Brubeck, The Dave Brubeck Quartet – Take Five (Audio)
Time OutDave Brubeck Quartet

ピアニスト、デイヴ・ブルーベックがサックス奏者のポール・デズモンドと組んで1959年に発表したアルバムです。

収録曲の中でも特に5拍子を取り入れた「テイク・ファイヴ」は突出して有名な曲です。

誰にも聴き馴染みのある曲だと思われるので、ジャズ初心者にオススメと言えるでしょう。

Standards LiveKeith Jarrett Trio

1987年にジャズピアニスト、キース・ジャレットが発表したアルバムです。

ゲイリー・ピーコック、ジャック・ディジョネットとの鉄壁のトリオによる初のライブ作品で、スタンダードナンバーがキースの演奏により新しくよみがえったかのように感じられます。

ライブ録音ならではの緊張感も心地よい一枚です。