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【クラウディオ・モンテヴェルディ】名曲、代表曲をご紹介

【クラウディオ・モンテヴェルディ】名曲、代表曲をご紹介
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15世紀から17世紀にかけてのイタリアの作曲家、クラウディオ・モンテヴェルディ。

ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者で、歌手でもあります。

彼の曲はルネサンス、バロック期の音楽の過渡期にあり、マントヴァの宮廷楽長を経て、ヴェネツィアのサン・マルコ聖堂の楽長としてヴェネツィア音楽の最も華やかな時代を作り上げました。

歌曲や宗教曲、オペラなどを作曲し、音楽の様式に変革をもたらした人物として、ルネサンスからバロック音楽への転換期に大きな役割を果たした重要な人物です。

本記事では、そんなモンテヴェルディの名曲、代表曲をご紹介します。

【クラウディオ・モンテヴェルディ】名曲、代表曲をご紹介(1〜10)

「音楽の戯れ」より「西風戻りて」 SV 251Claudio Monteverdi

Monteverdi: Scherzi musicali, cioè arie, et madrigali in stil recitativo: Zefiro torna, SV 251
「音楽の戯れ」より「西風戻りて」 SV 251Claudio Monteverdi

1632年に発表されたこの作品は、二重唱の名曲として知られる美しいマドリガーレ。

2人のテノールとバス・コンティヌオで演奏される世俗的な愛の歌で、春風が戻り自然が蘇る美しい情景を描きながら、恋に苦しむ主人公の感情を詩的に表現しています。

モンテヴェルディ独特の感情表現と劇的効果が光る本作。

歌詞の感情を音楽で表現することを重視した「第二プラティカ」の手法が用いられ、聴衆に深い印象を与えます。

バロック音楽に興味のある方や、感情表現豊かな声楽曲を楽しみたい方にオススメの1曲です。

「聖母マリアの夕べの祈り」より 「主よ、早く私を助けに」Claudio Monteverdi

Monteverdi : Vespro della Beata Vergine 1.Domine ad adiuvandum モンテヴェルディ : 聖母マリアの夕べの祈り 第1曲
「聖母マリアの夕べの祈り」より 「主よ、早く私を助けに」Claudio Monteverdi

1610年に発表された『聖母マリアの夕べの祈り』は、モンテヴェルディの代表作の一つです。

カトリックの晩課に基づいたこの作品は、宗教音楽の枠を超えた革新的な表現で知られています。

冒頭の『主よ、早く私を助けに』は、華やかなファンファーレで始まり、最大10声部の合唱と豊富な楽器編成による壮麗な響きが特徴的。

モンテヴェルディは伝統的なグレゴリオ聖歌の旋律を用いつつ、新しい音楽表現を追求し、聖母マリアへの深い祈りと賛美を音楽で表現しました。

教会音楽に新風を吹き込んだ本作は、バロック音楽の基礎を築いた重要な作品として、現代でも高く評価されています。

マドリガーレ集 第8巻「戦いと愛のマドリガーレ」より ニンファの嘆きClaudio Monteverdi

モンテヴェルディが1638年に発表したマドリガーレ集第8巻より、「ニンファの嘆き」をご紹介します。

この作品は、失恋したニンファの悲しみを描いた感動的な曲。

ソプラノの切ない旋律と、男声トリオの悲痛な和音が心に響きます。

降下する四音のグランド・バスは、後のバロック音楽に大きな影響を与えました。

愛の喪失や絶望を感じている方、音楽史に興味がある方にオススメの1曲です。

モンテヴェルディの表現力豊かな音楽世界を堪能できますよ。

マドリガーレ集 第6巻より アリアンナの嘆き – 私を死なせてClaudio Monteverdi

マドリガーレ集 第6巻(Il Sesto Libro de Madrigali)より、アリアンナの嘆き(Lamento D’Arianna)第1部:私を死なせて(Lasciatemi morire)。

演奏はモスクワ音楽院ボーカル・アンサンブル、指揮:マルコ・ロンギーニさん。

ラフマニノフ・ホールでの映像。

マドリガーレ集 第4巻より わたしは若い娘Claudio Monteverdi

Claudio Monteverdi: Io mi son giovinetta – Gracias Choir‪, Dir. Boris Abalyan‬
マドリガーレ集 第4巻より わたしは若い娘Claudio Monteverdi

1603年に出版された『マドリガーレ集 第4巻』は、モンテヴェルディの革新的な音楽スタイルが如実に表れた傑作。

本作では、従来の対位法に基づくポリフォニーから脱却し、感情を直接的に表現する新しい手法が用いられています。

失恋や愛の苦悩をテーマにした曲が多く収録され、不協和音を巧みに使用することで、聴く者の心に深く響く情感豊かな音楽世界を作り上げています。

音楽史に興味がある方はもちろん、人間の感情を音で表現する芸術の真髄に触れたい方にもオススメですよ。

「タンクレディとクロリンダの戦い」SV.153Claudio Monteverdi

Monteverdi – Combattimento di Tancredi e Clorinda / Antonacci / Astrusi / Ferri
「タンクレディとクロリンダの戦い」SV.153Claudio Monteverdi

モンテヴェルディの代表作の一つに、1638年に出版された『戦いと愛のマドリガーレ集』に収められた作品があります。

この曲は、十字軍の騎士と異教徒の王女の悲劇的な戦いを描いた物語。

ナレーターと2人の歌手により、剣のぶつかり合いや心理描写が生々しく表現されています。

新しい音楽技法を用いて感情の起伏を巧みに表現したこの作品は、オペラの発展に大きな影響を与えました。

宗教や愛が絡み合う悲劇的なドラマがお好きな方にオススメの1曲です。

「音楽の戯れ」より「リディアは心の棘」SV244Claudio Monteverdi

モンテヴェルディが1607年に発表した曲集『音楽の戯れ』に収録された作品。

ルネサンスからバロックへの過渡期に位置する本作は、愛の喜びと苦しみを表現しています。

ソプラノ、アルト、バスの3声部に2本のバイオリンとバス・コンティヌオを加えた編成で、感情豊かな旋律と和声が特徴的。

リディアという女性が主人公の心に刺さる棘として描かれ、その手がときに癒しを与え、また新たな苦悩を引き起こす様子が、繊細な音楽で表現されています。

オペラ「ウリッセの帰還」よりプロローグClaudio Monteverdi

1640年に初演されたオペラ『ウリッセの帰還』は、モンテヴェルディの晩年の円熟した作風が光る名作です。

プロローグでは「人間のはかなさ」「時」「運命」「愛」が擬人化され、主人公の試練が暗示されます。

古代ギリシアの長編叙事詩、ホメロスの『オデュッセイア』を題材に、20年ぶりに故郷へ帰還するウリッセの物語が展開。

人間の弱さや運命への葛藤、そして希望が描かれ、バロック音楽特有の劇的表現が随所にちりばめられています。

オペラ「オルフェオ」よりトッカータClaudio Monteverdi

1607年に初演された『オルフェオ』は、オペラ史上最初期の重要な作品。

序曲の役割を果たすこちらの「トッカータ」は、ラッパと打楽器が交互に響く力強い音色で観客を魅了します。

ギリシャ神話を題材にした物語は、音楽の力で亡き妻を取り戻そうとする主人公の悲劇を描いています。

モンテヴェルディは、旋律と伴奏の対比を通じて登場人物の感情を表現する新しい手法を取り入れました。

厳粛さと抒情性が融合した教会音楽的な響きが特徴的で、場面の進行に合わせた静と動のコントラストが劇的な緊張感を生み出しています。

オペラ「ポッペアの戴冠」よりプロローグClaudio Monteverdi

L’incoronazione di Poppea, SV 308, Prologue: “Deh, nasconditi, o virtù” (Fortuna, Virtù, Amore)
オペラ「ポッペアの戴冠」よりプロローグClaudio Monteverdi

オペラの発展に大きな影響を与えたモンテヴェルディの最後の作品が、この1642年に初演された『ポッペアの戴冠』です。

ローマ皇帝ネロとその愛人ポッペアの愛と権力を巡る物語を描いた作品。

プロローグでは「運命」「徳」「愛」の3つの擬人化されたキャラクターが登場し、オペラ全体の象徴的テーマを表現しています。

登場人物の心理や感情を細やかに表現することで観客に深い共感を呼び起こしているモンテヴェルディの音楽は、バロックオペラに興味がある方にぜひオススメです。

【クラウディオ・モンテヴェルディ】名曲、代表曲をご紹介(11〜20)

オペラ「ポッペアの戴冠」より二重唱「ずっとあなたをみて あなたと楽しみ」Claudio Monteverdi

晩年の1642年に発表された『ポッペアの戴冠』は、モンテヴェルディの最後のオペラ作品。

ローマ皇帝ネロと愛人ポッペアの愛と権力欲を描いた物語で、特に終幕の二重唱が美しいメロディで人気を集めています。

この曲では、二人の情熱的な愛が官能的に表現され、バロック音楽特有の装飾的な旋律が印象的。

人間の欲望をテーマにした大胆な内容は、当時としては革新的でした。

ぜひこちらの美しい作品を聴いてみてください。

マドリガーレ集 第2巻より 見よ波はささやきClaudio Monteverdi

マドリガーレ集 第2巻(Il Secondo Libro de Madrigali)より、見よ波はささやき(Ecco mormorar l’onde)。

演奏:アンサンブル「ディレット・モデルノ」、指揮はラウル・ガブリエル・イリアルテさんです。

スロベニア・ブレージツェのフェスティバルから。

「聖母マリアの夕べの祈り」より マニフィカトClaudio Monteverdi

1610年に発表された『聖母マリアの夕べの祈り』は、モンテヴェルディの代表作の一つです。

この曲は、カトリック教会の夕べの祈りに基づいた壮大な宗教音楽作品で、とくに締めくくりの『マニフィカト』は圧巻。

新約聖書に登場するマリアの賛歌をもとに、神への賛美を表現しています。

モンテヴェルディは伝統的なグレゴリオ聖歌と現代的なポリフォニーを巧みに組み合わせ、荘厳さと躍動感を両立させました。

宗教音楽に興味がある方はもちろん、バロック音楽の原点を知りたい方にもオススメの1曲です。

「音楽の戯れ」より「悲しみの冬は去り」 SV 232Claudio Monteverdi

1607年に出版された曲集『音楽の戯れ』は、モンテヴェルディの作風の転換点を示す重要な作品。

そのなかに収められた本作は、春の訪れとともに悲しみが去る様子を描きつつ、叶わぬ恋に悩む心情を表現しています。

3声で構成された軽快な旋律は、モンテヴェルディの革新的な「第二作法」が用いられ、感情表現の豊かさが特徴的。

従来の厳格な対位法から離れ、感情を強調した大胆な和声とメロディが魅力です。

「音楽の戯れ」より「美しい乙女」 SV 235Claudio Monteverdi

モンテヴェルディが手掛けたこの曲は、ルネサンスからバロックへの過渡期を象徴する珠玉の作品です。

軽快なリズムと明るい調子が特徴的で、愛の喜びや美しさを讃える歌詞は、ガブリエロ・キアブレラの詩に基づいています。

モンテヴェルディは従来の多声ポリフォニーから脱却し、より感情豊かな旋律を重視。

これは彼の「第二作法」と呼ばれる革新的なアプローチの表れです。

聴く人の心に直接語りかけるような温かさと親しみやすさを持つ本作は、古楽ファンはもちろん、バロック音楽に興味のある方にもオススメです。

マドリガーレ集 第2巻より ふたつの赤く愛らしい唇のまわりにClaudio Monteverdi

『マドリガーレ集 第2巻』に収録された本作は、恋する人の唇の美しさとそこから湧き出る愛情を描いています。

繊細な音の重なりで感情の機微を表現し、言葉の内容に沿って音楽が自由に進行する「第二作法」を反映した、情感豊かな作品。

1590年に発表されたこの曲集は、従来の音楽理論にとらわれない独自の作曲手法を発展させる過程を示しており、モンテヴェルディの音楽革命の一端を垣間見ることができます。

恋愛や美に対する称賛を感じたい方にオススメの1曲です。

マドリガーレ集 第4巻より「わが心のひとよあなたを見ると」Claudio Monteverdi

1603年に発表された『マドリガーレ集 第4巻』に収録された本作は、愛する人への深い思いを歌った5声のマドリガーレ。

恋人を見つめるたびに魂が変容していく様子を、豊かなポリフォニーと不協和音で繊細に描写しています。

愛がもたらす喜びと苦悩、生と死の対比が、詩と音楽の見事な融合によって表現されており、聴く者の心に深く響きます。

愛の複雑さや儚さを感じたい方にオススメの1曲ですよ。

マドリガーレ集 第3巻より ああ苦痛は何と大きいことかClaudio Monteverdi

マドリガーレ集 第3巻(Il Terzo Libro de Madrigali)より、第2曲:ああ、苦痛は何と大きいことか(O come e gran martire)。

演奏:カロライナ・ハヴァナ、指揮はアリナ・オラカさんです。

ドイツ・マルクトオーバードルフ国際室内合唱コンクールでの映像。

マドリガーレ集 第5巻より、つれないアマリッリClaudio Monteverdi

マドリガーレ集 第5巻(Il Quinto Libro de Madrigali)より、第1曲:つれないアマリッリ(Cruda Amarilli)。

演奏はカンティクム・ノーヴム室内合唱団。

指揮:ダグラス・ブキャナンさん、オルガン:ウィリアム・ウィスノムさん。

旧セントポール教会にて。

ミラヌッツィの優美なアリオーソ 第4巻より 苦しみが甘美なものならClaudio Monteverdi

ミラヌッツィの優美なアリオーソ(Quarto scherzo delle ariose vaghezze di Carlo Milanuzzi)第4巻より、苦しみが甘美なものなら(Si dolce è il tormento)。

演奏はソプラノ:シルヴィア・フリガートさん、ハープ:マルタ・グラツィオリーノさんです。

【クラウディオ・モンテヴェルディ】名曲、代表曲をご紹介(21〜30)

マドリガーレ集 第6巻より アリアンナの嘆き – あなたの真心はどこにClaudio Monteverdi

マドリガーレ集 第6巻(Il Sesto Libro de Madrigali)より、アリアンナの嘆き(Lamento D’Arianna)第3部:あなたの真心はどこに(Dove, dove e la fede)。

マドリガーレ集 第2巻より 最も甘い絆よClaudio Monteverdi

マドリガーレ集 第2巻(Il Secondo Libro de Madrigali)より、最も甘い絆よ(Dolcissimi legami di parole amorose)。

演奏はクロアチア・ザグレブのルネサンス・アンサンブル・ラウダーテ、指揮:エレナ・コノヴァロヴァさん。

ルネサンスの衣装が美しい!

マドリガーレ集 第3巻より おお、春よClaudio Monteverdi

5th FICF, Italy – O Primavera, gioventu de l’anno (Claudio Monteverdi) by PSM-ITB
マドリガーレ集 第3巻より おお、春よClaudio Monteverdi

マドリガーレ集 第3巻(Il Terzo Libro de Madrigali)より、第11曲:おお、春よ(O Primavera, gioventu de l’anno)。

演奏はインドネシアのバンドン工科大学学生合唱団、指揮:アディ・ヌグロホさん。

フィレンツェ国際合唱フェスティバル混声青年部門にて。

マドリガーレ集 第4巻より とても甘美に歌うあの小鳥はClaudio Monteverdi

マドリガーレ集 第4巻(Il Quarto Libro de Madrigali)より、第14曲:とても甘美に歌うあの小鳥は(Quel augellin che canta)。

演奏はブラゼン・ブラス・クインテット。

Chelsea Orrさん、Dylan Smithさん、Kirstin Schularickさん、DJ Taylorさん、Kevin Butlerさん。

マドリガーレ集 第4巻より もう戦いはやめて、慈悲をClaudio Monteverdi

マドリガーレ集 第4巻(Il Quarto Libro de Madrigali)より、第15曲:もう戦いはやめて、慈悲を(Non più guerra pietate)。

演奏のオービット・ブラス・クインテットは、ニューヨークのマンハッタン音楽学校とマネス音楽大学のメンバーで構成されています。

マドリガーレ集 第4巻より 星に対して彼は打ち明けたClaudio Monteverdi

マドリガーレ集 第4巻(Il Quarto Libro de Madrigali)より、第4曲:星に対して彼は打ち明けた(Sfogava con le stelle)。

演奏はイギリス・ロンドンのコンヴィヴィウム・ シンガーズ。

スペイン・バスク州トローサで行われたコラール・コンテストの映像です。

マドリガーレ集 第5巻より 私があなたを愛しているのをClaudio Monteverdi

マドリガーレ集 第5巻(Il Quinto Libro de Madrigali)より、第9曲:私があなたを愛しているのを(Ch’io t’ami, e t’ami più della mia vita)。

演奏はクロアチア・スプリトの混声合唱団「ヴォックス・アニマエ」、指揮:トミスラフVeršićさん。

ノヴィグラードにて。

マドリガーレ集 第6巻より さようなら美しいフロリダClaudio Monteverdi

ASTON MAGNA: Claudio Monteverdi, Il sesto libro de madrigali, A Dio, Florida bella
マドリガーレ集 第6巻より さようなら美しいフロリダClaudio Monteverdi

マドリガーレ集 第6巻(Il Sesto Libro de Madrigali)より、さようなら美しいフロリダ(A Dio, Florida bella, il cor piagato)。

ソプラノ:ロベルタ・アンダーソンさん、テノール:フランク・ケリーさん、ヴィオラ・ダ・ガンバ:ローラ・ジェッペセンさん、他。

マドリガーレ集 第6巻より アリアンナの嘆き – ああ、あなたは答えないClaudio Monteverdi

Monteverdi “Lamento d’Arianna” Ⅳ. Ahi che non pur risponde -Gasshodan MAI- 合唱団まい
マドリガーレ集 第6巻より アリアンナの嘆き - ああ、あなたは答えないClaudio Monteverdi

マドリガーレ集 第6巻(Il Sesto Libro de Madrigali)より、アリアンナの嘆き(Lamento D’Arianna)第4部:ああ、あなたは答えない(Ahi, che non pur risponde)。

演奏は長野県伊那市の混声合唱団「合唱団まい」です。

アレッツォ国際合唱コンクールにて。

マドリガーレ集 第6巻より アリアンナの嘆き – おテゼオ、おお私のテゼオClaudio Monteverdi

マドリガーレ集 第6巻(Il Sesto Libro de Madrigali)より、アリアンナの嘆き(Lamento D’Arianna)第2部:おおテゼオ、おお私のテゼオ(O Teseo, o Teseo mio)。

演奏はボーカル・コンソート「パー・パッショーネ」。

デンマーク・エーベルトフト教会にて。

【クラウディオ・モンテヴェルディ】名曲、代表曲をご紹介(31〜40)

マドリガーレ集 第6巻より 愛する女の墓に流す恋人の涙Claudio Monteverdi

マドリガーレ集 第6巻(Il Sesto Libro de Madrigali)より、愛する女の墓に流す恋人の涙(Sestina: Lagrime d’amante al sepolcro dell’amata)。

演奏:マリア・マグダレーナ室内合唱団、指揮はマッツ・ニルソンさん。

ストックホルムのセントポール教会にて。

マドリガーレ集 第6巻より 西風が戻り、晴天がやってくるClaudio Monteverdi

マドリガーレ集 第6巻(Il Sesto Libro de Madrigali)より、西風が戻り、晴天がやってくる(Zefiro torna e’l bel tempo rimena)。

演奏はラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ。

ソプラノ:ロッサーナ・ベルティーニさん、テノール:ジュゼッペ・マレットさん、他。

マドリガーレ集 第7巻より 「やさしい心と恋の炎」「帰ってきておくれ、おお甘い口づけよ」Claudio Monteverdi

マドリガーレ集 第7巻(Il Settimo Libro de Madrigali)より、第2曲:やさしい心と恋の炎(Non e di gentil core)、第13曲:帰ってきておくれ、おお甘い口づけよ(Tornate, o cari baci)。

演奏はソプラノ:モニカ・メゼイさん、ジュリア・サルカニーさん。

マドリガーレ集 第7巻より 私は愛らしい羊飼いの少女Claudio Monteverdi

マドリガーレ集 第7巻(Il Settimo Libro de Madrigali)より、第5曲:私は愛らしい羊飼いの少女(Io son pur vezzosetta pastorella)。

演奏はソプラノ:カルロッタ・コロンボさん、キャロライナ・リディアFacchiさん、オルガン:アントニオ・エロス ・ネグリさん。

マドリガーレ集 第2巻より まだ陽は昇っていなかったClaudio Monteverdi

Non si levava ancor l’alba novella (Claudio Monteverdi) – m’Ottetto proFano
マドリガーレ集 第2巻より まだ陽は昇っていなかったClaudio Monteverdi

マドリガーレ集 第2巻(Il Secondo Libro de Madrigali)より、まだ陽は昇っていなかった(Non si levav’ancor l’alba novella)。

演奏はモテット・プロファノ。

ソプラノ:エレナ・バッゾさん、マルティナ・ギャレットさん、バス:ジョヴァンニ・フロリアンさん、他。

マドリガーレ集 第3巻より 去れ、むごき者Claudio Monteverdi

マドリガーレ集 第3巻(Il Terzo Libro de Madrigali)より、第8曲:去れ、むごき者(Vattene pur crudel)。

演奏はグレタ・クラリングボールドさん、ジョー・ジョンストンさん、レイチェル・ウォーカーさん、ブッシュ・バロック・ヴィオール・コンソート。

マドリガーレ集 第4巻より ああ、つらい別れClaudio Monteverdi

C. Monteverdi “Ah, dolente partita” R. Alessandrini & Concerto Italiano
マドリガーレ集 第4巻より ああ、つらい別れClaudio Monteverdi

マドリガーレ集 第4巻(Il Quarto Libro de Madrigali)より、第1曲:ああ、つらい別れ(Ah, dolente partita)。

演奏はコンチェルト・イタリアーノ。

ソプラノ:Anna Simboliさん、テノール:Gianluca Ferrariniさん、他。

指揮:リナルド・アレッサンドリーニさん。

マドリガーレ集 第5巻より あなたはかつてのように慈悲深くないClaudio Monteverdi

Spernit Deus cor durum, by Claudio Monteverdi, sung by Quire Cleveland, dir. Ross W. Duffin
マドリガーレ集 第5巻より あなたはかつてのように慈悲深くないClaudio Monteverdi

マドリガーレ集 第5巻(Il Quinto Libro de Madrigali)より、第11曲:あなたはかつてのように慈悲深くない(Ma tu più che mai dura)。

演奏:クワイア・クリーブランド、指揮はロス・W・ダフィンさんです。

クリーブランドのセントジョンズ大聖堂にて。

マドリガーレ集 第6巻より ああ、美しいその顔Claudio Monteverdi

マドリガーレ集 第6巻(Il Sesto Libro de Madrigali)より、ああ、美しいその顔(Ohime il bel viso)。

演奏はコロンビア・メデリンのCORO TONOS HUMANOS、指揮:セシリア・エスピノサさん。

スペイン・バスク州トローサで行われたコラール・コンテストにて。

マドリガーレ集 第7巻より 告げるべきかClaudio Monteverdi

マドリガーレ集 第7巻(Il Settimo Libro de Madrigali)より、第20曲:告げるべきか(Parlo, miser)。

演奏はバロック・ヴォイス。

ペペ・ベッカーさん、ジェーン・タンカスレイさん、デヴィッド・モリスさん、ロバート・オリバーさん、ステファン・ピケットさん。

おわりに

クラウディオ・モンテヴェルディの名曲、代表曲をご紹介しました。

J.S.バッハよりも前のルネサンス時代の音楽にはあまり馴染みがない方も多いかもしれませんが、これらの作品はバッハにも影響を与え、それがまた後の作曲家にも影響を与えたと考えると、現代の音楽との関わりを考えさせられますね。

こちらで紹介した曲以外にも、ぜひ他の曲も聴いてみてください!