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【モーツァルト】代表曲、人気曲をご紹介

【モーツァルト】代表曲、人気曲をご紹介
最終更新:

クラシック音楽に大きな影響を与えた、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。

5歳で作曲を始め、ヨーロッパの王室の前で演奏するなど幼少期から才能を発揮し、35年の生涯の中で800以上もの作品を残しました。

また、当時の音楽ジャンル全てにおいて名曲を残し、作曲だけでなく指揮者、ピアニスト、オルガニスト、ヴァイオリニストとしても優れていたことから、音楽の天才と呼ばれていました。

本記事では、そんなモーツァルトの代表曲、人気曲をご紹介します。

耳に残りやすく馴染みやすい旋律ながら、質が高く一言では言い表せない魅力を感じられる彼の音楽を、ぜひお楽しみください!

もくじ

【モーツァルト】代表曲、人気曲をご紹介(1〜20)

レクイエム ニ短調 K.626Wolfgang Amadeus Mozart

Mozart : Requiem (Orchestre national de France / James Gaffigan)
レクイエム ニ短調 K.626Wolfgang Amadeus Mozart

モーツァルトが35歳で亡くなる直前に手掛けた未完の傑作。

死者のためのミサ曲として荘厳な雰囲気が漂う本作は、神への祈りと死者の魂の安息を願う内容となっています。

入祭唱から始まり、怒りの日を描いた『ディエス・イレ』、涙の日を歌う『ラクリモーサ』など、多彩な楽章で構成。

とくに『ディエス・イレ』は最も有名で、テレビや映画などでも頻繁に使われています。

この動画内ですと8分13秒からの部分にあたります。

また『ラクリモーサ』は、モーツァルト自身が8小節まで書き残した部分で、その美しさが人々の心を打ちます。

この動画内ですと22分49秒。

深遠な音楽性と宗教的な意味合いを持つ本作は、モーツァルトの人生が詰まっているように感じられます。

オペラ「魔笛」序曲Wolfgang Amadeus Mozart

W.A.モーツァルト / 歌劇「魔笛」より序曲
オペラ「魔笛」序曲Wolfgang Amadeus Mozart

モーツァルトが最後に手がけたオペラ『魔笛』の序曲は、オペラ全体の主題を導入する重要な役割を果たしています。

フリーメイソンの思想を背景に、善と悰、光と闇、試練を通じての成長など、普遍的なテーマを扱った本作。

短く力強いコードで始まり、その後に追従する軽快で活気ある旋律が特徴的です。

モーツァルトらしい華やかさと深みを持ち合わせた本作は、聴く者をすぐに魅了します。

序曲らしい、物語の始まりを感じさせるこちらの曲をぜひ聴いてみてください。

ピアノ協奏曲第21番 K.467Wolfgang Amadeus Mozart

モーツァルトが1785年に作曲したピアノ協奏曲。

3楽章から成るこの作品は、初演の翌日に完成させたという驚くべきエピソードを持っています。

第1楽章は堂々とした行進曲風、第2楽章は美しい旋律が特徴的で映画にもたびたび使用されています。

第3楽章は快活なフィナーレ。

オーケストラとピアノの絶妙な掛け合いや、華麗な装飾音が聴きどころです。

モーツァルト自身も「玄人も素人も満足させる音楽」と評したそう。

ぜひ聴いてみてくださいね。

2台のピアノのためのソナタ K.448Wolfgang Amadeus Mozart

Mozart: Sonata for Two Pianos in D, KV 448 – Lucas & Arthur Jussen
2台のピアノのためのソナタ K.448Wolfgang Amadeus Mozart

1781年に作曲された本作は、華やかで演奏効果の高い作品です。

モーツァルトが弟子との共演のために特別に作曲したそう。

日本では漫画作品『のだめカンタービレ』で、主人公の千秋とのだめがこの曲を演奏したことで一躍有名になりました。

第1楽章は力強い行進曲風の旋律で始まり、第2楽章は歌唱的な旋律が特徴的。

第3楽章は軽快な主題が印象的です。

2台のピアノが織り成す軽妙な掛け合いや、豊かな音響効果が魅力的ですね。

明るく伸びやかな曲想は、聴く人に爽やかな印象を与えます。

アイネ・クライネ・ナハトムジークWolfgang Amadeus Mozart

Mozart: Eine kleine Nachtmusik | Gewandhaus Quartet with Stefan Adelmann (double bass)
アイネ・クライネ・ナハトムジークWolfgang Amadeus Mozart

モーツァルトの代表作の一つとして知られるこちらの弦楽セレナードは、軽やかで優雅な旋律が印象的です。

1787年8月、31歳のモーツァルトがウィーンで完成させた本作。

もともとは5楽章構成でしたが、現在は4楽章で演奏されることが多く、弦楽合奏や弦楽四重奏などさまざまな編成で演奏されています。

第1楽章の明るく活気に満ちたメロディはとくに有名で、広く親しまれていますね。

今でも多くの演奏家に楽しまれているこちらの名作を、ぜひ聴いてみてはいかがでしょうか?

ピアノ協奏曲第23番 K.488Wolfgang Amadeus Mozart

『ピアノ協奏曲第23番』は、1786年春に完成されました。

モーツァルトのお気に入りであったイ長調で作曲され、ほかの作曲家も含めた古典派のピアノ協奏曲のなかでも、極めて人気の高い傑作です。

全3楽章からなり、第1楽章の明朗な響き、第2楽章のメランコリックな旋律、第3楽章の快活なフィナーレと、変化に富んだ構成が魅力的。

モーツァルト自身が書いたカデンツァも含まれており、彼の円熟期の技巧が存分に発揮されています。