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【モーツァルト】代表曲、人気曲をご紹介

クラシック音楽に大きな影響を与えた、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。

5歳で作曲を始め、ヨーロッパの王室の前で演奏するなど幼少期から才能を発揮し、35年の生涯の中で800以上もの作品を残しました。

また、当時の音楽ジャンル全てにおいて名曲を残し、作曲だけでなく指揮者、ピアニスト、オルガニスト、ヴァイオリニストとしても優れていたことから、音楽の天才と呼ばれていました。

本記事では、そんなモーツァルトの代表曲、人気曲をご紹介します。

耳に残りやすく馴染みやすい旋律ながら、質が高く一言では言い表せない魅力を感じられる彼の音楽を、ぜひお楽しみください!

【モーツァルト】代表曲、人気曲をご紹介(11〜15)

交響曲第40番 K.550Wolfgang Amadeus Mozart

W. A. Mozart: Symphony nº 40 – Dima Slobodeniouk – Sinfónica de Galicia
交響曲第40番 K.550Wolfgang Amadeus Mozart

彼の代表作『交響曲第40番』は、1788年7月に完成された傑作です。

全4楽章からなる本作は、モーツァルトの成熟した作曲技法と深い感情表現が融合した名曲。

とくに第1楽章の冒頭主題は非常に有名で、多くの人々に親しまれています。

短調で書かれた数少ない交響曲であり、悲しみや情熱、緊張感など、さまざまな感情が表現されています。

クラシック音楽ファンはもちろん、初めてモーツァルトの音楽に触れる方にもオススメの1曲です。

交響曲第41番「ジュピター」K.551Wolfgang Amadeus Mozart

W. A. Mozart: Symphony nº 41 “Jupiter” – Lorin Maazel – Sinfónica de Galicia
交響曲第41番「ジュピター」K.551Wolfgang Amadeus Mozart

モーツァルトが書いた最後の交響曲、「ジュピター」。

木星と名付けられたこの曲は緩急に富み、楽章ごとのキャラクターが浮き出るような特徴をもった、色鮮やかな作品です。

オーケストラとしては少々難しめですが、人気の1曲。

モーツァルトの最高傑作の一つです。

オペラ「ドン・ジョバンニ」序曲Wolfgang Amadeus Mozart

冒頭の悲劇的なオーケストラの響き、そしてその後奏でられる鬱々としたメロディが、このオペラの最後を示唆しているようです。

しかし曲が進んでいくうちに、コミカルで溌剌とした雰囲気に移り変わっていきます。

1787年の初演以来頻繁に上演され、数あるオペラの中でもかなりの人気を誇る作品の一つです。

クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581Wolfgang Amadeus Mozart

Mozart | Clarinet quintet K581 in A major – Armida Quartet, Sabine Meyer
クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581Wolfgang Amadeus Mozart

1789年9月に作曲された本作は、クラリネットの魅力を最大限に引き出した傑作です。

全4楽章からなり、明るく清明な第1楽章、美しく穏やかな第2楽章、対照的な2つのトリオを持つ第3楽章、そして変奏曲形式の第4楽章と、多彩な表情を見せます。

クラリネットの広い音域や歌謡的能力を巧みに活用し、弦楽四重奏との絶妙な調和が聴く人を魅了します。

この作品をとおして、当時ではまだ新しい楽器に位置していたクラリネットの発展に、モーツァルトは大きく寄与しました。

室内楽ファンにぜひ聴いていただきたい1曲です。

フルートとハープのための協奏曲 K.299Wolfgang Amadeus Mozart

Mozart. Flute and Harp Concerto K299. Zubin Mehta, Julia Rovinsky, Guy Eshed
フルートとハープのための協奏曲 K.299Wolfgang Amadeus Mozart

1778年4月にパリで完成された『フルートとハープのための協奏曲』は、フランスの貴族と娘のために作曲された珍しい組み合わせの作品。

当時、未完成だったフルートとハープの特性を活かし、優雅で調和のとれた3楽章構成に仕上げています。

第1楽章の華やかな旋律、第2楽章の静かで優美なメロディ、第3楽章の軽快で躍動感あるフィナーレと、それぞれに魅力が凝縮されています。

フルートとハープの美しい音色の調和を楽しんで聴いてみてください。