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長野を歌った名曲。歌い継がれる故郷のこころ

北アルプスの穂高連峰、諏訪湖の夜景、千曲川の悠久の流れ。

豊かな自然に恵まれた長野は、心に響く名曲の舞台として、多くのアーティストたちに愛されてきました。

本記事では、そんな長野にまつわる楽曲を、民謡、演歌、J-POPなど幅広いジャンルからピックアップ!

四季折々の美しい風景と、そこに暮らす人々の思いが織りなす、美しき長野を描いた珠玉の楽曲の数々をご紹介します。

長野の風景を懐かしみながら、あるいは長野を訪れる日を心待ちにしながら、じっくりとお楽しみください。

長野を歌った名曲。歌い継がれる故郷のこころ(21〜30)

月よりの使者倍賞千恵子

1930年代~1950年代にかけての映画で主題歌は1949年に映画のタイトルと同じで発売されました。

映画の舞台は長野県の高原で、「月よりの使者」は主人公の看護師である道子が類稀な美貌の持主という事からです。

主題歌は主演男優と女優のデュエットなどでもレコード化されましたが、この時代の方には倍賞千恵子さんの歌が一番、印象に残っているようです。

黒姫ものがたり小沢あきこ

まるで一編の映画を観るような、そんな体験ができる物語演歌です。

小沢あきこさんによる『黒姫ものがたり』は、2025年6月に発売されたシングルで、故郷長野の民話「黒姫伝説」をモチーフにしています。

静かな語り口からドラマチックに盛り上がる展開が、聴く者の心を深く捉えるんですよね。

ストーリー性豊かな演歌に触れてみたい方、日本の美しい伝承を感じたい方に、ぜひ聴いてみてほしいです。

松本ぼんぼん前川陽子

松本市で毎年8月の第一土曜日に行われる県下最大の夏祭りが「松本ぼんぼん」です。

名の由来は「ぼんぼん」は女の子の行事で浴衣姿に提灯を下げ、ぽっくり下駄を履き、町を歩き先祖の霊をなぐさめるともいわれてました。

2番の歌詞には青山さまと出てくるのは男の子の行事で青山神社の幟を上げて、神輿を担ぐという物が一緒になったと言われています。

小諸なる古城のほとり小川明子

弘田龍太郎:小諸なる古城のほとり(島崎藤村)
小諸なる古城のほとり小川明子

島崎藤村のこの詩は「落梅集」に収められた、「小諸なる古城のほとりと「千曲川旅情の詩」は幾度となく曲がつけられ長年に渡り歌われてきました。

千曲川をとりまく四季折々を旅人がどこか物悲しい気持ちと、幾度となく歴史の移り変わりの中でも変わらずいる川の流れに希望の光を見つけるという勝手な解釈ですが、千曲川はそれだけ詩人にも感銘される川だというのがわかりますね。

千曲川哀歌野村未奈

歌に出てくる別所線は長野県上田市の上田駅~別所温泉駅までを結ぶローカル線です。

詩の随所に上田城、千曲川、真田と上田周辺の名所が出てきますが、失恋の曲です。

傷心が冬の厳しさと失恋の痛手を共有しながらも、千曲川の流れに悲しみを持って行って欲しいという曲です。

避暑地の恋チェリッシュ

さわやかなデュエットで数々のヒットを飛ばしたチェリッシュのお二人ですが、この曲は1970年代の頃では海外で結婚式というよりは、軽井沢にあるおしゃれな教会で結婚式をあげるというのが、女子の憧れでもありました。

好きな人と結婚を夢見る初々しいチェリッシュにぴったりの曲です。

木曽恋しぐれ北島三郎

木曾恋しぐれ 北島三郎 / by 能高川
木曽恋しぐれ北島三郎

演歌歌手の方はいわゆるご当地ソングは非常に多く歌われており、北島三郎さんも北は北海道の「函館の女」~南の「沖縄の女」までほぼ全国の地域を歌っています。

ひとり旅が絵になる長野県のさまざまな地域から木曽を歌ったのはやはり、中山道での宿場が多かった木曽が舞台背景として演歌のイメージにあっていたからでしょうか。