RAG Musicにほんのうた
素敵な童謡・民謡・唱歌
search

長野を歌った名曲。歌い継がれる故郷のこころ

北アルプスの穂高連峰、諏訪湖の夜景、千曲川の悠久の流れ。

豊かな自然に恵まれた長野は、心に響く名曲の舞台として、多くのアーティストたちに愛されてきました。

本記事では、そんな長野にまつわる楽曲を、民謡、演歌、J-POPなど幅広いジャンルからピックアップ!

四季折々の美しい風景と、そこに暮らす人々の思いが織りなす、美しき長野を描いた珠玉の楽曲の数々をご紹介します。

長野の風景を懐かしみながら、あるいは長野を訪れる日を心待ちにしながら、じっくりとお楽しみください。

長野を歌った名曲。歌い継がれる故郷のこころ(1〜20)

安曇野の雨島津悦子

信州の山あいに降る雨が心の奥底に響く、島津悦子さんの代表的な楽曲の一つです。

吉岡治さんが紡いだ詞には、愛することの喜びと苦しみが織り込まれ、弦哲也さんの哀愁ただようメロディが切ない恋模様を美しく描き出しています。

2003年6月にキングレコードから発売された本作は、アルバム『島津悦子全曲集2013』や『島津悦子 ベストセレクション2014』にも収録され、長く愛され続けています。

故郷への思いや恋の記憶を胸に秘めている方、人生の節目を迎えた方にそっと寄り添ってくれる1曲です。

野尻湖ひとり水森かおり

信州の静ひつな湖畔で失恋の傷を癒やそうとする女性の心境を、水森かおりさんが情感豊かに歌い上げた珠玉のご当地演歌です。

野尻湖の美しい風景のなかで過去への思いを断ち切ろうとする切ない心情を鮮やかに描き出しています。

2005年4月にシングル『五能線』のカップリングとしてリリースされ、同年のデビュー10周年記念アルバムにも収録されました。

恋の終わりに直面した方、人生の節目で新たなスタートを切ろうとする方に特にオススメしたい作品です。

傷だらけの軽井沢ブレッド&バター

1969年9月にデビューシングルとして世に出た、避暑地リゾートでの恋を歌った初期の名曲です。

黒いレースのガウンをまとった女性との軽井沢でのひとときを描いた歌詞は、天国のような場所での甘い恋が、やがて枯葉のように傷ついていく切なさを美しく表現しています。

詩的な歌詞と洗練されたメロディが見事に融合し、フォークとポップスを結びつけた先駆的な楽曲として評価されている本作。

軽井沢の風景に思いをはせる方や、かつての恋を懐かしく振り返りたいときにピッタリの1曲ですね。

須坂市民歌作詞:南沢次勇/作曲:山田耕筰

雄大な信州の自然と故郷への愛情を格調高く歌い上げた須坂市民歌。

南沢次勇さんの詩に山田耕筰さんが荘厳なメロディを付けた本作は、1957年10月に須坂小学校講堂で初披露されました。

七色の虹や千曲川の流れ、豊かな山々の実りといった長野の美しい風景を3番構成で描き、市民の誇りと未来への希望を力強く表現しています。

山田さんは「一気に作曲し終えることができた」と語り、この楽曲を「私の子供」と愛情深く表現されたそうです。

市制施行10周年を記念して制作された本作は、成人式や卒業式などの節目で歌われ続け、世代をこえて郷土愛を育む1曲として親しまれています。

信濃路ひとり原田悠里

一人旅の心境を通して故郷への思いを歌った、1997年1月発売の原田悠里さんの楽曲です。

信州の美しい風景を背景に、旅路をたどる女性の孤独と郷愁が繊細に描かれています。

原田悠里さんの情感豊かな歌声が、主人公の心の奥底にある切なさや思慕の念を見事に表現しており、聴く者の胸に深く響きます。

哀愁を帯びたメロディラインは、信州の自然や風土を感じさせる演歌らしい仕上がり。

故郷を離れて暮らしている方や、人生の節目で一人の時間を大切にしたい方にオススメの1曲です。