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新潟の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ

伝統的な盆踊りや祭りが開催されており、米の栽培面積や収穫量が多いことで知られる新潟県。

佐渡島をテーマにした曲をはじめ、新潟県にまつわる数多くの民謡や童謡をピックアップしました。

祭りの場面でも使用される事の多い民謡は、リズミカルな音からも楽しい様子が伝わるでしょう。

全国的にも親しまれている『佐渡おけさ』などの楽曲が誕生した背景にせまるのもオススメですよ。

新潟の各地方の魅力を伝える民謡や童謡にぜひ耳を傾けてみてくださいね。

新潟の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(1〜10)

夏は来ぬ小山作之助

夏は来ぬ / 編曲:名田綾子(M’s music note -vol.2-)
夏は来ぬ小山作之助

新潟県上越市(旧大潟町)出身の小山作之助さんが作曲した「夏は来ぬ」です。

作詞は、歌人で国文学者の佐佐木信綱さんが手がけました。

小山さんは東京音楽学校(現在の東京芸術大学)で学び、音楽教育に力を注いだ人物としても有名です。

タイトルの「夏が来ぬ」は「夏が来た」という意味になります。

両津甚句

新潟県の風土を色濃く映し出す民謡『両津甚句』。

佐渡島の盆踊りを彩るこの曲は、地元の情景と生活が垣間見えるリズムと歌詞でリスナーを魅了します。

曲中の言葉からは、古きよき時代をしのぶ風光めいびな景色が思い浮かびますね。

そんな郷愁を誘う本作は、まさに新潟の誇りとも言える逸品です。

民謡を通じて新潟の魅力を再発見したい方に、心からオススメしたい1曲ですよ!

新津松坂

新潟県の心を伝える『新津松坂』を聴けば、日本の原風景が目に浮かぶようです。

この唄は、新津丹波守勝資という戦国武将が領民を慰めるために伝えたとされ、現在も地元で愛され続けています。

笛が奏でるリズムにのせて歌われる軽快な音が、夏の祭りの活気を感じさせてくれますよね。

そして毎年8月に行われる「松坂流し」では、その伝統を目の当たりにできます。

踊りやわらべうたとともに育む地域の絆を、ぜひリスナーも体験してみては!?

新潟ならではの色彩豊かな民謡が、あなたの心を温かくしてくれるはずです。

新潟の民謡・童謡・わらべうた。歌い継がれる故郷のこころ(11〜20)

米山甚句

新潟の心を込めた民謡『米山甚句』、そのリズミカルな旋律と情感のあふれる歌詞がリスナーの心を引き寄せます。

特に明治時代中期に東京で流行し、昭和初期には芸者歌手たちによって全国的に愛されたこの楽曲は、今もなお色あせることなく多くの人々に歌いつがれています。

歴史ある曲が現代にも息づいていることは、まさに文化の宝ですね。

地元新潟の美しい自然や文化が織り込まれた『米山甚句』は、郷土愛を感じたい方にもオススメです!

三階節村上家〆香

三階節(新潟村上家 〆香)
三階節村上家〆香

新潟県柏崎地方に伝わる盆踊り唄『三階節』です。

文政11年頃、三都で流行っていた『ヤッショメ節』が柏崎に移入してきました。

一つ文句を三度繰り返し唄うところから「三回節」と呼ばれ、字があてられたといわれています。

後に花柳界に移入し、お座敷唄へと変化しました。

七浦甚句

新潟県佐渡の心をつむぐ『七浦甚句』は、ざっくばらんながらもみずみずしい自然と地域の暮らしをたたえる美しい歌詞が特徴です。

リスナーはこの楽曲を通じて、海に浮かぶ沖の灯りや風土を感じ取れるでしょう。

情緒あふれるメロディーと、地元佐渡の人々の暮らしを彩る歌詞は、今なお多くの人々に愛され続けています。

この地方色豊かなリズムに身を任せれば、祭りの輪に加わるかのような高揚感を覚えるはず。

郷土愛にあふれた本作は、新潟の魅力を再発見したいリスナーにもってこいの1曲です。

出雲崎おけさ

⑩出雲崎おけさ 柏崎民謡保存会創立60周年記念公演
出雲崎おけさ

「出雲崎おけさ」は、船人を相手にする遊女が酒席で唄っていました。

江戸時代後期の曹洞宗の僧呂、良寛の出生地である出雲崎は、かつて佐渡へ渡る港として寺泊とともに賑わっていて、その頃に唄われていたと言われています。