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ピアノの難しい曲|クラシックからジャズピアノまで紹介

ピアノへの造詣が深い方は、ある程度のピアノへの知識や技術が身についてくると難易度の高い楽曲を好んで聴くような時期があると思います。

さまざまなジャンルがあるなかで、クラシックとジャズピアノは特に難易度の高い作品が多く、長年にわたって多くの弾き手にとって壁として君臨しています。

今回はそんなピアノの難しい曲をピックアップしました。

速弾きを重視したジャズピアノから、音階の飛びが激しいクラシック、さらにはその両方の特徴を持つ現代クラシックまで、幅広いジャンルからチョイスしているので、ぜひチェックしてみてください。

ピアノの難しい曲|クラシックからジャズピアノまで紹介(61〜80)

パガニーニ大練習曲集 第3曲「ラ・カンパネラ」Franz Liszt

リスト/パガニーニ大練習曲集 第3曲嬰ト短調 「ラ・カンパネラ」,S.141
パガニーニ大練習曲集 第3曲「ラ・カンパネラ」Franz Liszt

フランツ・リストの名作『パガニーニ大練習曲集 第3曲「ラ・カンパネラ」』。

最も有名なピアノ曲の一つなので、多くの方がご存じだと思います。

難易度は最上級に相当し、上級者でも気を抜けばミスタッチが出てしまいます。

その分、聴きごたえはバツグンです。

この作品のポイントは跳躍の多さと指の敏捷性が非常に高いレベルで求められること。

近道はなく、地道に実力をつけていくしかありませんが、ぜひこの楽曲を目標にピアノ練習に励んでみてください。

ピアノソナタ ロ短調 S.178Franz Liszt

リストの作品には、いかにもリストらしい構成や展開が存在します。

こちらの『ピアノソナタ ロ短調 S.178』という作品はその中でも特に「リストらしい」作品の1つです。

『超絶技巧練習曲』に比べるとやや易しい難易度ではありますが、それでも上級の中でも上位に位置する作品で、重厚なフォルティッシモの連打から非常に速いパッセージまで、幅広い技巧が求められます。

楽譜だけでは簡単に思えるかもしれませんが、実際に弾いてみると難しさを感じる作品といえるでしょう。

ピアノソナタ 第23番 Op.57「熱情」第3楽章Ludwig van Beethoven

【FAZIOLI 】Beethoven “Appassionata” – 3rdmovement/ベートーヴェン ピアノソナタ第23番「熱情」第3楽章
ピアノソナタ 第23番 Op.57「熱情」第3楽章Ludwig van Beethoven

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの名作『ピアノソナタ 第23番 Op.57「熱情」第3楽章』。

彼のソナタといえば『悲愴』や『月光』が有名ですが、今回はあえてこちらをピックアップしました。

この作品はベートーヴェンの作品のなかでも、最も有名な『運命』の原型とも言える作品で、彼ならではの感情的な表現が多く登場します。

もちろん、演奏難易度も表現の多さに比例して高まっているのですが、その分、聴き映えのする作品なので、ぜひチェックしてみてください。

おわりに

今回は難易度の高いピアノの楽曲を紹介していったわけですが、ジャズピアノは圧倒的な速弾き、クラシックは鍵盤の飛びがすさまじかったですね。

難しさのベクトルは違えど、どちらもピアノの本質を味わうにはうってつけです。

今回の記事をきっかけにぜひピアノに興味を持っていただければ幸いでございます。