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まずはここから!海外のサイコビリーの名曲・代表曲まとめ

ロカビリーとパンクが衝突して生まれた「サイコビリー」という音楽ジャンルをご存知ですか?

1970年代末から80年代にかけて欧米で開花したこの音楽は、ダブルベースの轟音とホラー要素を取り入れた独特の世界観で多くの音楽ファンを魅了してきました。

荒々しさの中にも洗練された音楽性と、時にユーモアを感じさせる歌詞が特徴的なサイコビリー。

この記事では、ジャンルの成り立ちから魅力まで、音楽好きなあなたも思わず引き込まれる名曲の数々をご紹介していきます。

まずはここから!海外のサイコビリーの名曲・代表曲まとめ(1〜10)

Transvesitite BluesNEW!Demented Are Go

社会の「普通」からはみ出してしまう切なさと、それでも自分を曲げられない衝動を歌っているのが特徴的!

ウェールズが誇るサイコビリーの重鎮、Demented Are Goが奏でる本作は、アップテンポなロカビリーサウンドに乗せて、マイノリティのブルースを描き出します。

その姿は、周りと違うことに悩む私たちの心にも、どこか重なるかもしれませんね。

この曲は、1986年当時のデビュー盤『In Sickness & In Health』に収録された一曲。

アルバムの9割がファーストテイクという逸話通り、荒々しい初期衝動が真空パックされています。

窮屈な日常に風穴を開けたい夜、少しだけ悪い気分に浸りながら聴くのがオススメですよ!

Who Killed The CheerleaderNEW!Nekromantix

アメリカ文化の象徴であるチアリーダーへの復讐を、狂気とユーモアを交えて描いた痛快な楽曲です!

フロントマンのキム・ネクロマンさんが、母国デンマークにはないアメリカのテレビ文化から着想を得たという皮肉が効いています。

この楽曲は、デンマーク出身のネクロマンティクスがアメリカ進出を果たした2002年2月リリースの名盤『Return of the Loving Dead』に収録された作品。

本作を聴けば、まるでB級ホラー映画のようなブラックな笑いに包まれ、日頃の憂鬱も吹き飛んでしまうこと間違いなし!

少し刺激的な音楽でスカッとしたい夜や、ダークでコミカルな世界に浸りたい気分のときにピッタリではないでしょうか?

Outlaw HeartNEW!Tiger Army

まるで西部劇の無法者が心の内を吐露するような、哀愁と反骨精神に満ちたロックナンバー!

社会のルールに縛られず、己の道を突き進む孤独な魂の叫びが、聴く者の心を激しく揺さぶります。

唸るようなダブルベースの響きと、物悲しくも美しいギターの旋律が絡み合い、クールな歌声がその世界観を一層深めています。

この楽曲は1999年10月、2000年代以降のサイコビリーシーンを牽引するタイガー・アーミーの記念すべきデビューアルバム『Tiger Army』に収められた作品。

同年1月にはスタジオで録音され、ドラムにはAFIのメンバーが参加するなど、当時のシーンの熱気が伝わってきます。

何かに縛られていると感じた時や、一人で夜のハイウェイを駆け抜けたい時に聴けば、胸のつかえがスッと晴れること間違いなし!

まずはここから!海外のサイコビリーの名曲・代表曲まとめ(11〜20)

Psychosis SafariNEW!The Eighties Matchbox B-Line Disaster

Psychosis Safari ~ The Eighties Matchbox B-Line Disaster – dir. Edgar Wright (2003)
Psychosis SafariNEW!The Eighties Matchbox B-Line Disaster

脳のネジが外れるような衝撃が走る、スリリングなガレージロックナンバー!

本作は、精神が混乱していく様を危険な冒険になぞらえ、「理性を捨てて本能のままに突き進め」という狂気的なメッセージを叩きつけます。

2002年のデビュー・アルバム『Hörse of the Dög』に収録され、翌2003年7月にはシングルとしてUKチャート26位を記録。

ゲーム『Gran Turismo 4』に採用されたことでも話題となりました。

日常のストレスを爆発させたい夜、どうしようもない衝動に駆られた時に聴けば、アドレナリン全開で気分も思考もリセットされるかもしれませんね。

Cyclops CarnivalNEW!Torment

一つ目怪物が開くカーニバルへと誘うような、強烈なインパクトを放つ楽曲!

歪んだギターと荒々しいボーカルからは、主人公の内なる悪魔が燃え盛るような、恐ろしさと興奮が同時に感じられます。

この楽曲は、1986年6月に発売されたTormentの初のスタジオ・アルバム『Psyclops Carnival』に収められた作品です。

本作は、ヘヴィで攻撃的なサウンドの中に、サーカスのような陽気さと怪しさが混じり合った独特の世界観が何ともいえぬ魅力を生み出しています。

日常のモヤモヤを吹き飛ばし、アドレナリン全開で騒ぎたい夜にピッタリといえるのではないでしょうか?

Oompa LoompaNEW!Klingonz

まるで奇妙なエイリアンたちが繰り広げる狂騒のよう!

アイルランドはダブリン出身のKlingonzが奏でる、サイコビリーのエネルギーが爆発する一曲です。

猛スピードで駆け抜けるパンクビートに乗せて歌われるのは、どこかユーモラスで異形なキャラクターの物語。

おどろおどろしいサウンドとは裏腹な、コミカルで不気味な歌詞のアンバランスさがたまらない魅力です!

本作は1988年発売のデビュー・アルバム『Psychos from Beyond』に収録された楽曲。

退屈な日常を吹き飛ばし、底抜けにクレイジーな気分で盛り上がりたい夜に聴けば、気分が高まること間違いなし!

Zombies Ate Her BrainNEW!The Creepshow

恋人がゾンビに襲われるという悲劇的な出来事を、猛スピードのビートで痛快に描くホラーパンクナンバーです。

唸るダブルベースと怪しげなオルガンの音色は、まるでB級ホラー映画の世界そのもの!

本作は、カナダのバンドThe Creepshowが2006年5月リリースのデビューアルバム『Sell Your Soul』に収めた一曲。

悲しいはずの物語を、思わず踊りたくなるようなユーモアで包み込むサイコビリーの魅力が満載です。

怖いだけじゃないホラーが好きな方にピッタリ!

ハロウィンパーティーを盛り上げるのにもってこいの一曲ではないでしょうか?