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ジャン=フィリップ・ラモーの名曲。人気のクラシック音楽

バロック時代のフランス名作曲家といえばジャン=フィリップ・ラモーです。

ラモーは充実した比較的大規模な合奏が加わる教会声楽形式「グラン・モテ」やオペラ「優雅なインドの国々」で高い評価を得ており、ラモーはバレエの動きに対して自然に音楽がハマり、ストラヴィンスキー以前の最大のバレエ音楽の作曲家と称されるほど素晴らしい音楽家です。

今回はそのラモーによるバロックらしいチェンバロ、クラウザンの名曲やオペラなどの曲を集めました。

ぜひ聞いていただけたらと思います。

ジャン=フィリップ・ラモーの名曲。人気のクラシック音楽(21〜30)

エベの祭り( Les fêtes d’Hébé)Jean-Philippe Rameau

1697年にオペラ・バレと呼ばれる様式のオペラが登場し、最初の作品は、アンドレ・カンプラの「華麗なるヨーロッパ」でラモーも有名なオペラ・バレを書いています。

代表的作が「優雅なインド」(1735年)と、この「エベの祭り」(1739年)になります。

オシリスの誕生La Naissance d’Osiris (Part 1/3)Jean-Philippe Rameau

オシリスの誕生(1754年に初演)は、ラモーが71歳になった時に発表したオペラで円熟の極致にいるときの作品です。

音楽を知り尽くした彼の思慮深く緻密なハーモニーの交わりを明快に表しています。

ハンガリーを代表するカペラ・サヴァリア・アンサンブルが、この曲の深い味わいを精彩に醸し出しています。

カストルとポルクス (Castor et Pollux )Jean-Philippe Rameau

「カストルとポルクス・1737年初演」は、美しい古楽器の前奏曲から静寂な合唱に入っていき、そのままこのオペラの魅了に聴き入ってしまう洗練されたフレンチバロック劇です。

演奏はニコラウス・アーノンクールが、1953年にウィーン交響楽団のメンバーと結成した伝統あるウィーン・コンツェントゥス・ムジクス古楽器オーケストラで、端麗で透明感のある秀逸な演奏で知られています。

ガヴォットと6つの変奏Jean-Philippe Rameau

Rameau – Suite en la Gavotte et six Doubles / Natacha Kudritskaya @festival1001notes
ガヴォットと6つの変奏Jean-Philippe Rameau

「ガヴォットと6つの変奏」を演奏するのは、1983年ウクライナ生まれのナターシャ・クドリツカです。

ヴィブラルテ国際音楽コンクール第1位、ロベール・カサドシュ賞を受賞し、また2009年にサフラン財団のグランプリを受賞した若手ピアニストです。

彼女の演奏する「ガヴォットと6つの変奏」は、繊細な音を紡いで詩的な世界に私達を導いてくれます。

コンセール用クラヴサン曲集 第3番Jean-Philippe Rameau

Rameau – Pièces de clavecin en concert N° 3 (La Lapoplinière)
コンセール用クラヴサン曲集 第3番Jean-Philippe Rameau

世界的な古楽器バイオリニスト兼指揮者パトリック・コーン・アケネイン、ブルージュ国際古楽コンクールチェンバロ部門優勝者のベアトリス・マーティン、世界屈指のヴィオラ・ダ・ガンバ奏者のニマ・ベン・デイビッドの古楽器名手達によって演奏されるこの曲は、繊細で優雅で最高のハーモニーの演奏を見せてくれます。

コンセール用クラヴサン曲集 第5番ニ短調Jean-Philippe Rameau

Rameau – Pièces de clavecin en concert N° 5 (La Forqueray) / Il Giardino Armonico
コンセール用クラヴサン曲集 第5番ニ短調Jean-Philippe Rameau

コンセールとは、コンチェルトと言う意味ですが、現代のコンチェルトとは異なっており、ラモーの時代は舞曲を中心とする各楽章の連なった合奏曲を意味しています。

この曲は、チェンバロ、ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、フルートの古楽器で編成されていて、静かで美しく上品さに溢れた心落ち着くハーモニーを奏でています。

ゾロアストル(Zoroastre)Jean-Philippe Rameau

ラモーの絶頂期の傑作オペラの一つ「ゾロアストル」(初演1749年)は、フレンチ・バロックオペラをこれ以上は望めないというほどに練り上げた、上質な音のハーモニーで綴り織りドラマティックで色彩豊かに描かれた作品です。