色々なスタイルと形が魅力!日本語ラップのラブソング
恋する気持ちをラップの韻で紡ぐ、それが日本語ラップのラブソングです。
切ない思いを力強く歌い上げるBASIさんの声、都会的なビートに乗せて愛を語るtofubeatsさんのフロー、繊細な言葉選びで心を揺さぶるちゃんみなさんのリリック。
ストレートな告白から詩的な表現まで、ラップならではの多彩な魅力で、愛する気持ちを届けています。
あなたの心に響く一曲が、ここで見つかるはずです。
色々なスタイルと形が魅力!日本語ラップのラブソング(61〜80)
B級ちゃんみな

日本語、英語、韓国語を自由自在に使い分けたラップと、ダンサーという経歴を生かしたライブパフォーマンスでファンを魅了しているラッパー、ちゃんみなさん。
4thアルバム『Naked』に収録されている『B級』は、フックのあるトラックとセクシーな歌声で紡がれるクールなラップがインパクトを生み出していますよね。
シニカルでありながらも自虐を感じさせるリリックは、微妙な距離感の人間関係が目に浮かぶようなリアリティーを味わえるのではないでしょうか。
スタイリッシュでありながらもどこかキュートな、何度も聴きたくなる中毒性を持ったナンバーです。
ジェイルハウス feat.SKY-HISTAMP

タイの国民的アーティスト、スタンプ・アピワットさんとラッパーSKY-HIさんの2020年にリリースされたコラボ楽曲です。
何かにとらわれている状況から抜け出そうとしていて、いろいろな捉え方ができそうですね。
歌詞を読むと恋人への未練を断ち切りたい気持ちも伝わってきます。
SKY-HIさんのキレのいいラップに、思わず口ずさんでしまいそうな中毒性の高いサビのメロが魅力的。
一言でいうと「呪縛と解放」がキーワードに浮かぶようなラブソングです。
Sweet Wine (feat. Youth of Roots)BIM

夏の海辺や砂浜をテーマにした恋物語が展開する『Sweet Wine』。
ラッパーのBIMさんがレゲエバンドのYouth of Rootsを迎えてリリースした楽曲です。
Kon Ryuさんのパワフルかつ美しい歌声とBIMさんの自由自在なラップが絡み合います。
夏のさまざまな風景をイメージさせるリリックと軽快なリズムで展開するバンド演奏から、休日のゆったりとしたムードが伝わってくるでしょう。
ヒップホップとレゲエのクロスオーバーを実現したチルなサウンドをぜひ体験してみてください。
ずるいねchelmico

CMソングも数多く手掛ける女性2人組ラップユニット、chelmicoが2017年9月にリリースした『EP』に収録されている1曲です。
一定のリズムで刻まれるスタッカートのようなサビのメロとフロウが心地よいです。
心情を等身大に映したラップがまた切ないムードで落ち着いた気分に。
メロウな雰囲気もあり、ある程度年齢を重ねての恋愛にとても重なるかもしれませんね。
夜の帰り道などでしっとりと聴きたいラブソングです。
1210 – I Need You –EINSHTEIN

アインシュタインさんの2017年公開のナンバー。
公開日とサビのフレーズが掛け合わされたというタイトル。
愛しているよりもそばにいたい気持ちを描いたあたたかい1曲です。
曲は共作ですが、ご自身で作詞作曲されていてSNS時代に共感できるフレーズも印象的。
捉え方や歌詞がステキです。
冬の雰囲気に合うような流れるような高音が心地よい。
失恋ソングですが二人の未来を後押ししてくれるような、やさしく前向きな気持ちになれるラブソングです!
おわりに
邦楽ヒップホップを中心に、ラップでつづられたラブソングを一挙に紹介しました。
韻を踏みながら展開していくラップの言葉遊びの魅力と、真っすぐな愛情を込めたリリックが魅力的な曲ばかり。
じっくりと歌詞を見ながら聴いてみるとよりいっそうその楽曲を楽しめると思います。