和楽器の代表格、三味線。
もちろん昔ながらの曲を演奏するのにも使われますが、ソロで激しい曲を披露出来たり、ロックバンドとコラボしたりと、伝統的かつパフォーマンス力の高い楽器です。
今回、この記事では三味線が使用されている楽曲をたくさんご紹介していきます。
古い作品から最新曲までそろえています!
もしかしたらこれから三味線を始めようと思っている人にとって参考になる内容かもしれませんので、ぜひ最後までチェックしていってください!
【日本の心】三味線の名曲・人気曲まとめ(1〜10)
勧進帳太明藏・太明十郎の会

『勧進帳』は歌舞伎・長唄で最も有名な演目で、源義経と武蔵坊弁慶が関所を通り抜けるために演技をするシーンがダイナミックに描かれています。
ラストに向けて滝流しと呼ばれる豪快な演奏で盛り上がっていくところが最大の見せ場です。
千本桜黒うさP

激しいロック調のアレンジがたまらない当楽曲は、実は黒うさPさんが制作したボカロ曲が元。
トヨタ自動車『アクア』のCMソングとして起用されたことや、和楽器バンドが演奏したことにより、三味線ブームに火をつけた楽曲の1つと言って過言ではないでしょう。
初音ミクの透き通るようなボーカルと津軽三味線の超絶テクニックが特徴的な映像ですね。
歌詞は革命的な内容で、ボカロでしか再現できないような独特の世界観が広がっています。
南部俵積唄金三郎・麻耶

『南部俵積唄』は、青森県三戸郡に伝わる大道芸人が披露した歌がルーツです。
お正月などお祝いの席で歌われることが多く、終始軽快でテンションが高い楽曲。
演奏は津軽三味線奏者の阿部金三郎さんと民謡歌手の根本麻耶さんです。
ソーラン節津軽三味線 我人

『ソーラン節』は北海道の民謡で、誰もが知っていて気軽にかけ声のように歌えるノリのいい曲です。
三味線のコンサートでもお客さんと盛り上がりながら歌う曲として人気があります。
ノリノリで演奏しているのは、津軽三味線の演奏と派手なパフォーマンスでステージを盛り上げる、我人のみなさんです。
ありがとうNEW!吉田兄弟

津軽三味線という伝統楽器に、ロックやエレクトロニカといった現代的なサウンドを融合させる吉田兄弟。
この楽曲は、彼らのレパートリーのなかでも、ひときわ優しく温かい音色が心に染み渡るナンバーです。
BS朝日のデビュー15周年記念特番で、兄弟を支えた両親への感謝の物語とともに本作が紹介された場面に、感動をおぼえた方も多いはず。
本作は、2003年5月に発売された名盤『FRONTIER』に収録されている作品。
大切な人へ感謝を伝えたいとき、その温かな音色に心を重ねてみてはいかがでしょうか?
さくら

誰しもが一度は聴いたことがある名曲ですよね。
幕末に制作された曲で、作者は不明。
和音階といえば、どこかもの悲しさを感じますが、津軽三味線で演奏することで、激しいバチさばきが加わり、現代風のエモーショナルな曲に一変しています。
聴きどころは、出だしの繊細なアレンジと、後半部分のリズミカルなバチさばきが織りなす技。
津軽三味線を弾いてみたいと思われている方は、比較的簡単に演奏可能なので、この曲から練習しましょう!
津軽よされ節澤田勝成

『津軽よされ節』は津軽五大民謡の一つです。
「よされ」とは「悪いことが起きる世は去れ」という意味。
独特の間を保つ三拍子と激しく打ちつけるような演奏が特徴的な難曲です。
澤田勝成さんは日本文化使節団として欧米やアジアなど60ヶ国以上でのライブ実績を誇る、ベテランの三味線演奏家。
卓越した実力で情熱的に『津軽よされ節』を演奏しています。