【日本の心】三味線の名曲・人気曲まとめ
和楽器の代表格、三味線。
もちろん昔ながらの曲を演奏するのにも使われますが、ソロで激しい曲を披露出来たり、ロックバンドとコラボしたりと、伝統的かつパフォーマンス力の高い楽器です。
今回、この記事では三味線が使用されている楽曲をたくさんご紹介していきます。
古い作品から最新曲までそろえています!
もしかしたらこれから三味線を始めようと思っている人にとって参考になる内容かもしれませんので、ぜひ最後までチェックしていってください!
- 和楽器バンドの名曲・人気曲
- 【和の心】琴の名曲。日本の美しい調べ
- 尺八の名曲。おすすめの人気曲
- 青森を歌った名曲。歌い継がれる故郷のこころ
- 日本の哀歌に込められた魂の叫び。心に響く至極の名曲を紐解く
- 【ふるさとの歌】懐かしさで胸がいっぱいになる人気の邦楽曲を厳選
- 【大阪の歌】情熱的&人情味あふれる大阪ソングをピックアップ
- 【日本】和を感じられる邦楽・和風テイストなJ-POPまとめ
- 2013年の邦楽ヒット曲。おすすめの名曲、人気曲
- 【ご当地ソング】日本全国の名曲&郷土愛の詰まったおすすめソング
- ロックナンバーからダンスチューンまで!令和のかっこいい曲
- 【新旧の名曲】心揺さぶられるエモい曲
- 音程を合わせてるだけじゃない。プロの三味線の調弦(チューニング)とは?
- 【京都ソング】京都を歌った名曲・テーマになった歌。歌い継がれる故郷のこころ
もくじ
- 【日本の心】三味線の名曲・人気曲まとめ
- 勧進帳太明藏・太明十郎の会
- 千本桜黒うさP
- 津軽よされ節澤田勝成
- 南部俵積唄金三郎・麻耶
- さくら
- ソーラン節津軽三味線 我人
- Sweet Esquiva小山豊 meets 島裕介
- 秋田荷方節はなわちえ
- 十三の砂山三橋美智也
- -縁の詩-上妻宏光
- よさこい節三萃園による試奏
- 地平線永村幸治
- ZERO TO ONEKUNI-KEN
- 浪曲 南部坂雪の別れ三波春夫(口演)
- 津軽の四季遠藤英莉那
- 津軽あいや節木下恒存
- 黒田節藤本華之将
- 荒城の月
- 佐渡おけさ木津かおり
- Rapid桃響futari
- こきりこ節桃響futari
- 深海忍弥-NIYA-
- 春雨永野桃勢
- 猫じゃ猫じゃ不明
- 老松杵家会徳島支部
- Paradise Has No Border志村けん × 東京スカパラダイスオーケストラ
- じょんから新節高橋竹山
- 津軽小原節木乃下真市
- 長唄 越後獅子神楽坂の料亭にて
【日本の心】三味線の名曲・人気曲まとめ(1〜20)
津軽あいや節木下恒存

この曲は江戸時代頃に北前船の船乗りたちが、九州地方の『はいや節』という曲を日本中の港に伝えたのがルーツとされています。
「あいや」の語源は、漁師たちが出港する時に大切な「南風」!
南風のことを当時は「はえ」と読んでおり、はえ→はえあ→はえや→はいや→あいやと変化していったようです。
黒田節藤本華之将

『黒田節』は、福岡県福岡市の民謡です。
筑前今様と呼ばれた福岡藩の武士たちに歌われていたものが日本全国に広まったもので、雅楽の越天楽のメロディーにさまざまな歌詞を当てはめて歌う『越天楽今様』が元。
三味線で演奏されるときは、楽器のみで弾く独奏と、歌や楽器の伴奏にまわる場合の2種類があります。
荒城の月

美しい西洋の音階と所々、和音階の響きを感じ取れる楽曲です。
哀愁ただようマイナースケールが心にしみる1曲。
この楽曲の歴史は古く、瀧廉太郎さんという明治時代の作曲家によって制作されました。
また、日本における初めての西洋音楽として知られています。
こちらの動画では、三味線の太棹を使って演奏。
和音階とは違うため、三味線の押さえるツボが多く、キレイに演奏するのは至難の技です。
日本人の心の琴線に触れる名曲なので、和楽器で演奏できたらいいですよね!
佐渡おけさ木津かおり

新潟県佐渡市に伝わる民謡です。
佐渡島の佐渡金山の鉱夫で広まったとされる『選鉱場節』がもとで、そこからいろいろな要因が重なり『佐渡おけさ』というタイトルになったと言われます。
現地に広がる風景、その土地への愛情が歌われるストレートなメッセージがこもった民謡です。
この曲で三味線は伴奏楽器として使用されますが、さまざまなバージョンがある中でも必ず使われている、とても大切な要素の一つです。
現代楽器と合わせて民謡を奏でるのもおもしろい試みかと思います。
Rapid桃響futari

澤田響紀さんと岩田桃楠さんによる津軽三味線ユニット、桃響futariによるオリジナル楽曲です。
津軽三味線らしい豪快な音色で構成される主線が印象的ですが、なにより他の楽器を入れずに津軽三味線だけで曲を構成する点に、伝統楽器へのリスペクトも感じます。
楽器による和の雰囲気はありつつも、主線で奏でられるメロディーには現代音楽の空気も強く感じる、津軽三味線を広い世代に知ってもらうきっかけにもなりそうな作品です。