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【日本の心】三味線の名曲・人気曲まとめ

和楽器の代表格、三味線。

もちろん昔ながらの曲を演奏するのにも使われますが、ソロで激しい曲を披露出来たり、ロックバンドとコラボしたりと、伝統的かつパフォーマンス力の高い楽器です。

今回、この記事では三味線が使用されている楽曲をたくさんご紹介していきます。

古い作品から最新曲までそろえています!

もしかしたらこれから三味線を始めようと思っている人にとって参考になる内容かもしれませんので、ぜひ最後までチェックしていってください!

【日本の心】三味線の名曲・人気曲まとめ(1〜20)

津軽あいや節木下恒存

津軽三味線 ~津軽あいや節~ Tsugaru Aiya-bushi
津軽あいや節木下恒存

この曲は江戸時代頃に北前船の船乗りたちが、九州地方の『はいや節』という曲を日本中の港に伝えたのがルーツとされています。

「あいや」の語源は、漁師たちが出港する時に大切な「南風」!

南風のことを当時は「はえ」と読んでおり、はえ→はえあ→はえや→はいや→あいやと変化していったようです。

黒田節藤本華之将

黒田節 福岡県民謡 藤本会師範名取り 藤本華之将
黒田節藤本華之将

『黒田節』は、福岡県福岡市の民謡です。

筑前今様と呼ばれた福岡藩の武士たちに歌われていたものが日本全国に広まったもので、雅楽の越天楽のメロディーにさまざまな歌詞を当てはめて歌う『越天楽今様』が元。

三味線で演奏されるときは、楽器のみで弾く独奏と、歌や楽器の伴奏にまわる場合の2種類があります。

荒城の月

荒城の月🌕 – The Moon over the Ruined Castle (shamisen cover)
荒城の月

美しい西洋の音階と所々、和音階の響きを感じ取れる楽曲です。

哀愁ただようマイナースケールが心にしみる1曲。

この楽曲の歴史は古く、瀧廉太郎さんという明治時代の作曲家によって制作されました。

また、日本における初めての西洋音楽として知られています。

こちらの動画では、三味線の太棹を使って演奏。

和音階とは違うため、三味線の押さえるツボが多く、キレイに演奏するのは至難の技です。

日本人の心の琴線に触れる名曲なので、和楽器で演奏できたらいいですよね!

佐渡おけさ木津かおり

新潟県佐渡市に伝わる民謡です。

佐渡島の佐渡金山の鉱夫で広まったとされる『選鉱場節』がもとで、そこからいろいろな要因が重なり『佐渡おけさ』というタイトルになったと言われます。

現地に広がる風景、その土地への愛情が歌われるストレートなメッセージがこもった民謡です。

この曲で三味線は伴奏楽器として使用されますが、さまざまなバージョンがある中でも必ず使われている、とても大切な要素の一つです。

現代楽器と合わせて民謡を奏でるのもおもしろい試みかと思います。

Rapid桃響futari

「Rapid」桃響futari【オリジナル】
Rapid桃響futari

澤田響紀さんと岩田桃楠さんによる津軽三味線ユニット、桃響futariによるオリジナル楽曲です。

津軽三味線らしい豪快な音色で構成される主線が印象的ですが、なにより他の楽器を入れずに津軽三味線だけで曲を構成する点に、伝統楽器へのリスペクトも感じます。

楽器による和の雰囲気はありつつも、主線で奏でられるメロディーには現代音楽の空気も強く感じる、津軽三味線を広い世代に知ってもらうきっかけにもなりそうな作品です。