【日本の心】三味線の名曲・人気曲まとめ
和楽器の代表格、三味線。
もちろん昔ながらの曲を演奏するのにも使われますが、ソロで激しい曲を披露出来たり、ロックバンドとコラボしたりと、伝統的かつパフォーマンス力の高い楽器です。
今回、この記事では三味線が使用されている楽曲をたくさんご紹介していきます。
古い作品から最新曲までそろえています!
もしかしたらこれから三味線を始めようと思っている人にとって参考になる内容かもしれませんので、ぜひ最後までチェックしていってください!
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【日本の心】三味線の名曲・人気曲まとめ(1〜20)
地平線永村幸治

『地平線』は石川テレビのイベント特番テーマ曲に採用された曲で、バンド演奏とともに静と動を軽やかに表現したノリのいい作品です。
伝統を重んじながら進化する石川県の文化と、イベントの華やぎを見事に体現しています。
演奏している永村幸治さんは、津軽三味線集団「疾風」にも所属している実力派演奏家です。
黒田節藤本華之将

『黒田節』は、福岡県福岡市の民謡です。
筑前今様と呼ばれた福岡藩の武士たちに歌われていたものが日本全国に広まったもので、雅楽の越天楽のメロディーにさまざまな歌詞を当てはめて歌う『越天楽今様』が元。
三味線で演奏されるときは、楽器のみで弾く独奏と、歌や楽器の伴奏にまわる場合の2種類があります。
津軽の四季遠藤英莉那

『津軽の四季』は津軽らしい民謡ベースに赤とんぼなどの聴きなれた一節も加えて、四季の移ろいを細やかに表現した約10分の長い曲です。
演奏する遠藤英莉那さんは、若くから国内外で活躍されている三味線奏者。
青森テレビ『不思議シリーズ』で司会レポーターを務めるなど、三味線以外の分野でも有名な方です。
浪曲 南部坂雪の別れ三波春夫(口演)

浪曲は落語や講談とともに「日本三大話芸」の一つとされ、節と語りで物語を進める演芸です。
三味線は主に節のあるところで伴奏に使用されますが、この音色も浪曲には大切な要素。
この演目は『忠臣蔵』の中の一幕で、人気も高い場面です。
大石内蔵助と瑤泉院との別れの場面が描かれたもので、本心を隠しながら別れのあいさつをする、苦しい心情が表現されています。
三味線の伴奏によって、その場面の内蔵助の心情やその場の空気が伝わってくるようです。
津軽あいや節木下恒存

この曲は江戸時代頃に北前船の船乗りたちが、九州地方の『はいや節』という曲を日本中の港に伝えたのがルーツとされています。
「あいや」の語源は、漁師たちが出港する時に大切な「南風」!
南風のことを当時は「はえ」と読んでおり、はえ→はえあ→はえや→はいや→あいやと変化していったようです。
荒城の月

美しい西洋の音階と所々、和音階の響きを感じ取れる楽曲です。
哀愁ただようマイナースケールが心にしみる1曲。
この楽曲の歴史は古く、瀧廉太郎さんという明治時代の作曲家によって制作されました。
また、日本における初めての西洋音楽として知られています。
こちらの動画では、三味線の太棹を使って演奏。
和音階とは違うため、三味線の押さえるツボが多く、キレイに演奏するのは至難の技です。
日本人の心の琴線に触れる名曲なので、和楽器で演奏できたらいいですよね!