【日本の心】三味線の名曲・人気曲まとめ
和楽器の代表格、三味線。
もちろん昔ながらの曲を演奏するのにも使われますが、ソロで激しい曲を披露出来たり、ロックバンドとコラボしたりと、伝統的かつパフォーマンス力の高い楽器です。
今回、この記事では三味線が使用されている楽曲をたくさんご紹介していきます。
古い作品から最新曲までそろえています!
もしかしたらこれから三味線を始めようと思っている人にとって参考になる内容かもしれませんので、ぜひ最後までチェックしていってください!
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【日本の心】三味線の名曲・人気曲まとめ(11〜20)
浪曲 南部坂雪の別れ三波春夫(口演)

浪曲は落語や講談とともに「日本三大話芸」の一つとされ、節と語りで物語を進める演芸です。
三味線は主に節のあるところで伴奏に使用されますが、この音色も浪曲には大切な要素。
この演目は『忠臣蔵』の中の一幕で、人気も高い場面です。
大石内蔵助と瑤泉院との別れの場面が描かれたもので、本心を隠しながら別れのあいさつをする、苦しい心情が表現されています。
三味線の伴奏によって、その場面の内蔵助の心情やその場の空気が伝わってくるようです。
-縁の詩-上妻宏光

上妻宏光さんは15歳の若さで三味線競技大会で全国優勝するなど、受賞歴多数の三味線名人です。
作曲や洋楽とのコラボなども手がけ、国際的な人気を誇っています。
『縁の詩』は、どこまでも広がっていくような和の奥深い魅力を爽やかに表現した名曲。
テレビ東京系『和風総本家』のテーマソングとしても有名です。
津軽あいや節木下恒存

この曲は江戸時代頃に北前船の船乗りたちが、九州地方の『はいや節』という曲を日本中の港に伝えたのがルーツとされています。
「あいや」の語源は、漁師たちが出港する時に大切な「南風」!
南風のことを当時は「はえ」と読んでおり、はえ→はえあ→はえや→はいや→あいやと変化していったようです。
佐渡おけさ木津かおり

新潟県佐渡市に伝わる民謡です。
佐渡島の佐渡金山の鉱夫で広まったとされる『選鉱場節』がもとで、そこからいろいろな要因が重なり『佐渡おけさ』というタイトルになったと言われます。
現地に広がる風景、その土地への愛情が歌われるストレートなメッセージがこもった民謡です。
この曲で三味線は伴奏楽器として使用されますが、さまざまなバージョンがある中でも必ず使われている、とても大切な要素の一つです。
現代楽器と合わせて民謡を奏でるのもおもしろい試みかと思います。
荒城の月

美しい西洋の音階と所々、和音階の響きを感じ取れる楽曲です。
哀愁ただようマイナースケールが心にしみる1曲。
この楽曲の歴史は古く、瀧廉太郎さんという明治時代の作曲家によって制作されました。
また、日本における初めての西洋音楽として知られています。
こちらの動画では、三味線の太棹を使って演奏。
和音階とは違うため、三味線の押さえるツボが多く、キレイに演奏するのは至難の技です。
日本人の心の琴線に触れる名曲なので、和楽器で演奏できたらいいですよね!
こきりこ節桃響futari

『こきりこ節』は富山県南砺市の五箇山地方に伝わる曲で、日本最古の民謡だと言われています。
「五箇山の歌と踊」の中の1曲として、国の無形文化財に登録されています。
その『こきりこ節』を澤田響紀さんと岩田桃楠さんによる津軽三味線デュオ桃響futariがアレンジしたものがこちらの動画。
津軽三味線の持ち味ともいえる打楽器の要素も含む激しい演奏、そしてスピード感のある音数の多さが、歴史のある『こきりこ節』に現代的な雰囲気を与えています。
【日本の心】三味線の名曲・人気曲まとめ(21〜30)
ありがとう吉田兄弟

津軽三味線という伝統楽器に、ロックやエレクトロニカといった現代的なサウンドを融合させる吉田兄弟。
この楽曲は、彼らのレパートリーのなかでも、ひときわ優しく温かい音色が心に染み渡るナンバーです。
BS朝日のデビュー15周年記念特番で、兄弟を支えた両親への感謝の物語とともに本作が紹介された場面に、感動をおぼえた方も多いはず。
本作は、2003年5月に発売された名盤『FRONTIER』に収録されている作品。
大切な人へ感謝を伝えたいとき、その温かな音色に心を重ねてみてはいかがでしょうか?