滋賀を歌った名曲。歌い継がれる故郷のこころ
日本一大きな湖、琵琶湖をたたえる滋賀県。
縦に長い形をしており、北と南では気候が大きく違いますし、琵琶湖を挟んでの東西も、それぞれ別の土地柄、文化があります。
この記事では、そんな表情豊かな滋賀県をテーマにした歌の数々をご紹介。
県民の方、また近くにお住まいの人であれば、もしかしたら郷愁があおられるかもしれません。
これを機会に、滋賀県の魅力をあらためて発見してください。
琵琶湖についで多い、比叡山にまつわる作品にも注目ですよ。
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滋賀を歌った名曲。歌い継がれる故郷のこころ(11〜20)
琵琶湖の女三浦弘とハニーシックス

琵琶湖の女性に恋した男性の後悔と悲しみがつづられた、三浦弘とハニーシックスが2006年にリリースした『琵琶湖の女』。
あんなにも愛し愛されたのに、結局その人を選べず会えなくなってしまった琵琶湖の女。
もう一度会いたいのに手が届かないもどかしさ、最後まで愛し抜けなかった後悔……。
いろんな感情に押しつぶされそうになりながら、琵琶湖で1人愛した人を思う切ない情景が歌われています。
描かれているのは決して褒められた恋ではないはずなのに、どこかその悲しみに胸が痛んでしまう1曲です。
長浜の歌YUKA

ご当地ソング制作企画「ジモうた」プロジェクトの中で作られた、滋賀県長浜市のイメージソングがこちらです。
イントロだけを聴くと、ジャズのスタンダードソングでも始まるのかなといったおもむきですが、歌詞はもちろんすべて日本語で、長浜の風景と、そこで生まれた恋について歌われています。
演奏しているのは岐阜のジャズミュージシャン、小島勇司さん。
MVの映像がまた楽しく、長浜に観光に着たかのような満足感が得られますよ。
長浜春秋宮澤やすみ and The Buttz

滋賀県長浜市のおく琵琶観音巡りは、数々の観音様に会える観光スポット。
観音様は一つたりとも同じ表情はなく、深い歴史が感じられます。
仏像バンド宮澤ますみ and The Buttzが、三味線などでその世界観を表現しているのが『長浜春秋』です。
おさん島津亜矢

近松門左衛門の浄瑠璃『大経師昔暦』に登場する、おさんと茂兵衛が姦通罪で処刑された物語を歌っています。
昔は女性が不倫をして逃げると「女敵射」という報復行為が許されていて、相手の男性と妻がともに成敗されていました。
逆に夫の不貞は罪にはならず……そういう理不尽な時代だったんです。
どん底の悲しみ……京都の高瀬川、琵琶湖に身を投げる覚悟を歌っています。
比叡おろし小室等

阪神タイガースの応援歌として知られているのは『六甲おろし』ですが、こちらの曲は当時六文銭のリーダーだった小室等さんが歌ったフォークソングです。
作詞・作曲の松岡正剛さんがフランス文学学んでいたからでしょうか、前半の歌詞がとてもオシャレです。
そして後半は方言が光ってます。
登場人物の2人の気持ちを想像しながら聴くととても魅力のある曲だな、と思いました。
京都と滋賀にまたがった曲です。
ぜひじっくりと聴き込んでください。
江州音頭亀谷千賀子

滋賀県に古くから伝わる民謡で、近畿地方では盆踊りの際に使われることもある『江州音頭』。
滋賀県は昔近江と呼ばれていましたが、近江だけでなく江州とも呼ばれていたことからこのタイトルが付けられました。
『江州音頭』は楽器のリズムなどに合わせて踊るのではなく、音頭取りと呼ばれる人の歌に合わせて踊ったり、楽器を奏でたりします。
音頭取りとのかけ合いから始まり、だんだんと会場を一体化させていくことで曲が進んでいく流れ。
大阪の『河内音頭』は、この『江州音頭』に影響受けていると言われています。
滋賀を歌った名曲。歌い継がれる故郷のこころ(21〜30)
彦根ばやし中沢銀司、大塚美春

彦根市で夏に開催される踊りの歌『彦根ばやし』。
彦根市のシンボルである彦根城と、彦根藩十五代藩主・井伊直弼の井伊三十五万石をたたえる様子が歌われています。
たたえる歌ということで、メロディーも華やかでみんなで楽しんで踊ろうという雰囲気が伝わってきますね。
1960年から開催されている踊りの大会では、さまざまな衣装を着た人たちが華やかな七夕飾りのもとで踊ります。
滋賀県民でなくても一緒に踊りたくなるような、楽しさを感じる曲ですね。