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三重県にまつわる楽曲。愛され続ける三重のご当地ソング

三重県にまつわる楽曲。愛され続ける三重のご当地ソング
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三重県にまつわる楽曲。愛され続ける三重のご当地ソング

故郷を思う心、ふるさとの情景を歌に込める、そんな風土が色濃く残る三重県。

歴史ある伊勢神宮や熊野古道、真珠で知られる英虞湾、そして雄大な鈴鹿山脈まで、豊かな自然と文化が育んだ三重の歌たち。

懐かしい童謡から心に響く民謡、現代のご当地ソングまで、さまざまな思いを音楽に乗せてお届けします。

皆さんは三重県にゆかりのある曲をご存知でしょうか?

その土地に根付いた歌には、思わず口ずさみたくなる魅力が詰まっているんです。

三重県にまつわる楽曲。愛され続ける三重のご当地ソング(1〜10)

くわなにさくはなNEW!Mummy-D(RHYMESTER)

『くわなにさくはな』(三重県桑名市)/Mummy-D(RHYMESTER)
くわなにさくはなNEW!Mummy-D(RHYMESTER)

川辺の風と祭りばやしがふっと目の前へ広がる、この楽曲は、Mummy‑Dさんのしなやかな語りが七里の渡しや石取祭、焼きはまぐりまで韻に織り込み、案内人のまなざしと誇りを鮮やかに映し出す一編です。

温かなビートに揺れながら。

2019年8月に公開された作品で、三重県桑名市の観光施策と結びついたタイアップとして制作され、ソロでは2024年3月にアルバム『Bars of My Life』を発売していますが、本作は自治体の書き下ろしとして独立した位置づけです。

桑名へ出かける前の予習に、帰省の車中に、歴史散歩のお供にもぴったり。

地図を開き、耳に残った地名をたどってみるのもよいかもしれませんね。

少年の海NEW!山口百恵

海の匂いと若さのまぶしさが一体となって押し寄せる1曲。

漁に出る少年と海女のまなざしが、穏やかなカンタービレに乗って描かれます。

潮騒や風、波のきらめきを手ざわりのある言葉で編み、初々しい誓いとためらいが胸に残る。

この楽曲は、1975年5月に発売のアルバム『16才のテーマ』収録曲で、映画『潮騒』の主題歌。

舞台は三重県・鳥羽市神島。

本作は山口百恵さんの語りが物語性を深め、聴くほどに島の風景が浮かびます。

千家和也の詞と都倉俊一の旋律、穂口雄右の繊細なアレンジが、神島の暮らしと純愛を澄んだ筆致で結びます。

三重に根ざしたご当地ソングとして、旅情と郷愁を同時に呼び起こすのが魅力です。

海辺を旅する時や、故郷を思い出したい夜にぴったりですよね。

伊勢街道まつり唄NEW!山崎ていじ

歴史ある伊勢街道の景色が、太鼓を思わせるビートとはやしの呼び声に乗って立ち上がる。

四日市から津、松阪、伊勢へ巡る祭礼の熱に包まれ、旅人と町衆が誇りと“おかげ”の感謝を分かち合う情景を、山崎ていじさんの力感ある歌が描きます。

2022年3月、シングル『居酒屋「ての字」』のカップリングとして発売。

2022年11月の全曲集にも収録。

参拝や地域の催事の幕開けに本作は好適。

音域は跳躍があり、この楽曲ではキーを無理なく調整し、合いの手を明瞭に届けると会場が一体になります。

三重県大好きNEW!Agorophius

Agorophius「三重県大好き」 Music Video
三重県大好きNEW!Agorophius

地元愛をこんなにも愉快に鳴らすバンドがいるなんて!

三重発のAgorophiusは、ロックを軸にオタク的ユーモアを混ぜる3ピース。

本作は、天むすや津ぎょうざ、赤福といった味の記憶から、終電やバスのあるあるまでを畳みかけ、誇らしさと笑いで観客を巻き込むコール&レスポンス型のアンセムです。

2019年8月の主催サーキットで先行し、同年10月に店頭発売。

3曲構成で尺は4分39秒、『ギャルすこ』『エッチコンロ点火w』と並び、アルバム『ザベストアゴ』や『ファイナルオタククエスト』の系譜を補強するライブ定番へ。

伊勢や熊野へ向かう道すがら、仲間と声を合わせたい人、三重の景色を思い出して元気を取り戻したい人にぴったりです。

三重西小学校NEW!The Shiawase

The Shiawase – 三重西小学校 (Official Music Video)
三重西小学校NEW!The Shiawase

ふるさとの匂いが胸にひろがる、三重の土と風景をまっすぐ描いた1曲です。

田んぼ道や濃い藍色の空、ランドセルの重みまでが浮かび、幼い記憶と初恋のときめきが今の鼓動と溶け合う。

メロディは温かく、サビで視界が開けるような高揚。

作詞作曲は仲井“B.B.”陸さん。

The Shiawaseが歌い、2019年12月のアルバム『こたつ』収録で、2020年3月には予定されていたビクターロック祭りに呼応する形でMVを公開。

JFL presents FOR THE NEXTやCROSS FMでもオンエア。

通学路の景色を思い出したい時、三重の空気を深呼吸したい人に寄り添います。

旅先で聴けば景色がいっそう鮮やかに感じられます。

上野市NEW!西岡たかし

旅人の目線で伊賀の町を見つめ、忍者ゆかりの家並みや小さな城、畑に立つ人の姿まで、やわらかなメロディにのせて丁寧に描く1曲です。

耳に残る余韻も魅力。

語りかけるような声と素朴なフォークの響きが、静かな暮らしへの敬意と、ふっと胸にともる郷愁を運んできます。

1975年8月のシングルで、B面に『花と空に』。

同年1月のアルバム『哀しい歌』、8月のアルバム『スープ』、11月のベスト盤『コレクション』と並ぶ時期の作。

映画やテレビとの連動はなく、本作の魅力は町の息づかいそのもの。

三重の空気を深呼吸したい時、ゆっくり歩きたい日におすすめです。

西岡たかしさんの語り口が、目の前に情景をひらきます。

志摩半島NEW!鳥羽一郎

潮の匂いと真珠いかだのきらめきが立ち上がる、地元密着の演歌。

海で育った鳥羽一郎さんの声が、和具や大島、前浜漁港、“潮かけ祭り”を具体的に描き、誇りと人情を力強く伝えます。

三重県鳥羽市出身で遠洋漁業の経験を持つ歌い手ならではの重みが響き、港の労働や祭礼の熱まで肌で感じさせます。

行事は来場者約1万人の年もあり、志摩ふれあい公園には歌碑も。

2001年8月のシングルで、作詞は里村龍一、作曲は美樹克彦、編曲は蔦将包。

2001年10月のアルバム『鳥羽一郎 全曲集』に収録され、後年はアルバム『この道』にも。

B面は『大王の疾風』。

2001年の第52回NHK紅白歌合戦で披露。

この楽曲は、海沿いのドライブや郷里を思う夜におすすめ。

本作のうねるリズムが記憶を呼び起こします。

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