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静岡を歌った名曲を紹介~ご当地ソング・人気曲まとめ【2025】

日本有数の自然豊かな土地、静岡県。

雄大な富士山、広大な茶畑、波光きらめく駿河湾など、この地が誇る美しい景観は、多くのアーティストの心を動かし、数々の名曲が生まれる舞台となってきました。

地元出身のミュージシャンが故郷への想いを込めて歌い上げたもの、訪れた人々が感動を音楽に昇華させたものなど、静岡県にまつわる楽曲は実に多彩です。

大地の恵みと人々の営みが織りなす、この土地ならではの魅力が詰まった音楽の世界へ、ぜひ耳を傾けてみませんか?

静岡を歌った名曲を紹介~ご当地ソング・人気曲まとめ【2025】(11〜20)

唐人お吉の唄 (明烏編)藤本二三吉

「鶯芸者」とうたわれた藤本二三吉さんが歌う『唐人お吉の唄 (明烏編)』です。

1930年の映画主題歌として生まれた本曲は、幕末の下田港を舞台に、ひとりの女性の切ない運命を描いています。

情感豊かな歌声と、哀愁ただよう三味線の音色、そこに寄り添うモダンなピアノの響きが絶妙にマッチしていますよね。

雨にけむる港や、はかなく散る椿の花といった情景が目に浮かぶようで、主人公の悲しみに胸がきゅっと締め付けられます。

今も地元のお祭りで大切に歌い継がれる、静岡の歴史に深く根ざした名曲です。

伊豆の佐太郎高田浩吉

戦後の復帰を華々しく飾った、高田浩吉さんの代表曲の一つ『伊豆の佐太郎』。

春霞のかかる伊豆路を舞台に、故郷へ戻ってきた旅人の姿を描いた股旅歌謡の名作です。

墨絵のようにぼんやりと浮かぶ天城の山々を越え、懐かしい土地へたどり着いた主人公。

しかし、旧知の人に会うべきか、このまま立ち去るべきか、その心は揺れ動きます。

そんな主人公の葛藤が、高田さんの粋で張りのある歌声と、哀愁をおびた三味線の音色と絶妙に絡み合い、聴く者の胸に深く染み渡ります。

曲を聴き終える頃には、まるで一本の時代劇映画を観たかのような、切なくも豊かな気持ちに包まれることでしょう。

大井追っかけ音次郎氷川きよし

氷川きよし HIKAWA Kiyoshi 『大井追っかけ音次郎』 – 航空自衛隊音楽隊
大井追っかけ音次郎氷川きよし

2001年にリリースされた氷川きよしのシングルで、オリコンチャートでは最高8位にランクインし、第43回日本レコード大賞では金賞を受賞しました。

氷川きよしはこの曲で第52回NHK紅白歌合戦に出場しています。

静岡県焼津市の大井川河川敷には歌碑があります。

天城越え石川さゆり

静岡県にそびえる日本百名山の一つ、天城山について歌った石川さゆりの代表曲です。

1986年にリリースされ、その年の日本レコード大賞では金賞を受賞しました。

また、石川さゆりはこの曲で何度も紅白歌合戦に出場しています。

伊豆の踊子山口百恵

山口百恵 伊豆の踊子(歌詞付)
伊豆の踊子山口百恵

川端康成の代表作である「伊豆の踊子」は、伊豆半島を舞台とした小説です。

何度も映画化されていますが、この曲は1974年に公開された映画の主題歌で、主演を務めた山口百恵が歌っています。

「冬の色」のB面として収録されました。

湯の町エレジー近江俊郎

素人弾き語り 湯の町エレジー 近江俊郎
湯の町エレジー近江俊郎

伊東市にある伊東温泉をテーマにした曲で、近江俊郎の代表曲です。

1948年にリリースされ、40万枚を売り上げるヒット曲となりました。

作曲は古賀政男、作詞は野村俊夫です。

この曲をモチーフにした「湯の町悲歌」という映画もあります。

静岡を歌った名曲を紹介~ご当地ソング・人気曲まとめ【2025】(21〜30)

天葉吉岡亜衣加

掛川市出身の吉岡亜衣加さんが、故郷への思いを込めて作り上げた『天葉』。

春の茶畑にいるかのような、包み込むような温かみにあふれたフォーク調の楽曲です。

掛川茶ブランド「天葉」イメージソングでもあり、うららかな日差しや花々の息吹が目の前に浮かび上がるような、素朴でやさしいサウンドが魅力的な1曲。

吉岡さんのクセのない澄んだ歌声と、大勢のファンのコーラスが重なり合い、まるで木漏れ日のような音世界を紡ぎ出しています。

聴いているだけで心がほぐれていく、穏やかな時間をもたらしてくれる本曲。

静岡の豊かな自然の恵みが、メロディーの中に溶け込んでいるのを感じられるはず。