【ベドルジハ・スメタナ】名曲、代表曲をピックアップ!
チェコの作曲家、指揮者、ピアニストであるベドルジハ・スメタナ。
チェコの個性を現した音楽を最初に書いた作曲家として「チェコ音楽の祖」と名付けられ、多くの楽曲を生み出しました。
なかでも「わが祖国」の「モルダウ」は、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
本記事では、そんなスメタナの名曲、代表曲をご紹介します。
オペラから室内楽曲、ピアノ曲まで、さまざまなジャンルでチェコ音楽を感じられる曲が多くあるので、ぜひチェックしてみてください!
【ベドルジハ・スメタナ】名曲、代表曲をピックアップ!(11〜20)
弦楽四重奏曲第2番 ニ短調Bedřich Smetana

スメタナが晩年に遺した名作です。
聴覚障害に苦しみながらも、自由な形式の中で激しい感情を表現している本作。
4つの楽章からなり、とくに第1楽章は精神的な混乱を描写し、演奏者にも挑戦的な内容となっています。
1883年3月に完成されたこの曲は、後の表現主義音楽にも影響を与え、シェーンベルクも啓発されたと言われています。
伝統的な楽曲構成を超えた自由な表現と深い感情が込められた本作は、作曲家の内面的な葛藤を如実に表しており、クラシック音楽の新たな可能性を感じさせる1曲です。
交響詩「ヴァレンシュタインの陣営」作品14Bedřich Smetana

チェコの音楽史に刻まれた交響詩が、ここにあります。
打楽器と金管楽器による荒々しい導入から始まり、弦楽器が旋律を奏でるこの楽曲。
木管楽器による民謡風の旋律や独奏ヴァイオリンが登場し、多彩な音色とドラマティックな展開が魅力です。
1858年から1859年にかけて作曲された本作は、30年戦争で活躍した傭兵隊長の人物像や当時の政治情勢を描写しています。
スメタナがスウェーデン滞在中に手がけ、約15分の演奏時間で彼の作曲技法や表現力の発展を感じられる重要な1曲。
ぜひ聴いてみてください。
3つのアルバムの綴りより第1曲Bedřich Smetana

3つのアルバムの綴り(Tři lístky do památníku)より、第1曲:ロベルト・シューマンに(Robertu Schumannovi)。
第2曲:旅人の歌(Píseň pocestného)第3曲:波立ち、沸き返り、ざわめき、鳴り(Je slyšet sykot, hukot, a svist…)。
ピアノはフィリップMartinkaさん。
「わが祖国」より第6曲「ブラニーク」Bedřich Smetana

わが祖国(Má Vlast)より、第6曲:ブラニーク(Blaník)。
ブラニークは中央ボヘミア州にある山のこと。
スメタナは第5曲のターボルと一緒の演奏を望んでいました。
演奏は第2クイーンズランド・ユース・オーケストラ、セルゲイVkorschminさんの指揮です。
チェコ民謡による幻想曲Bedřich Smetana

チェコ民謡による幻想曲(Koncertní fantasie na české národní písně)。
ゆったりした旋律からそれに編み込まれるようにリズミックで明るいメロディが重なっていきます。
ピアノ演奏は、ヤン・ヴォイテックさん、イスラエル・テルアビブでのコンサートから。
歌劇「売られた花嫁」より第2幕「ケツァルとイェニークの二重唱」Bedřich Smetana

歌劇「売られた花嫁(Prodaná nevěsta)」より、第2幕:ケツァルとイェニークの二重唱。
舞台は、ケツァルがイェニークに恋人のことを諦めさせる場面です。
ケツァル役(バス)フランツ・ハヴラタさん、イェニーク役(テノール)ヨルマ・シルヴァスティさん。
【ベドルジハ・スメタナ】名曲、代表曲をピックアップ!(21〜30)
交響詩「わが祖国」モルダウBedrich Smetana

チェコの作曲家である、ベドルジハ・スメタナ。
作曲した当時ドイツ語が主流だったこともあり、モルダウとの曲名ですが、本来はチェコ名のヴルタヴァ川の名でもあります。
中学校では教科書に載るなど、その美しく雄大な曲でかなりの有名な曲です。