「あ」から始まるタイトルのボカロ曲まとめ
「あ」から始まるボカロ曲の世界は、感情豊かな物語で彩られています。
カンザキイオリさんの重厚な作風、MIMIさんの繊細なメロディー、そしてMARETUさんの実験的なサウンドまで、個性的な音楽の花が咲き誇ります。
失恋の痛み、孤独との向き合い方、そして希望への願いが、様々なアーティストの表現を通して心に響く珠玉の作品をご紹介します。
「あ」から始まるタイトルのボカロ曲まとめ(161〜180)
アンダースタディ雄之助×晴いちばん

舞台の裏側にある葛藤を繊細に描いた楽曲です。
雄之助さんと晴いちばんさんのコラボレーション作で、2024年8月に発表されました。
EDMの要素を取り入れたポップスで、初音ミクの軽やかな歌声が印象的。
そして、華麗な演技の陰にある孤独や苦悩、自己のアイデンティティへの疑問が歌詞に込められています。
自分らしさと他者からの期待の狭間で揺れ動く心情……誰もが一度は経験したことのある感情に寄り添ってくれるはず。
心に秘めた本音と向き合いたいときにオススメの1曲です。
あの子の消費論フロクロ

前衛的な世界観に圧倒されます。
消費社会における個人の存在価値を問うテーマ性の高い楽曲で、2024年8月にリリースされました。
エレクトロニカと実験音楽を融合させた前衛的なサウンドが魅力。
そして最大の特徴は、歌詞構成でしょう。
1番と2番で歌メロ、発声は一緒なのに歌詞がまったく違うんです。
「韻を踏む」とも違う、そのクリエイティビティな発想力に脱帽。
ぜひともご自身で体感していただきたい、アートなボカロ曲です。
フロクロさんの音楽性って本当に、発想がすごいというか、どうやったらこんなことを思いつくんだろう、なんて考えちゃいますね。
アイマイファンクShü

リズミカルなサウンドとメロディーラインが気持ちいい!
ボカロP、Shüさんが2024年8月にリリースした『アイマイファンク』は好きな人への思いがとめどなくあふれる、乙女心が投影されたポップナンバー。
ファンキーミュージックをベースにピコピコしたシンセを展開、音像だけでもかわいい世界観を作り出しています。
重音テトSVの存在感のある歌声も魅力の一つ。
体を揺らしながら口ずさみたくなる、キュートなラブソングです!
アブソリュートYASUHIRO(康寛)

軽やかで踊り出したくなるボカロ曲がこちら。
3拍子のジャジーなピアノがオシャレなイントロから、一気に盛り上がるサウンドは何度聴いてもかっこいいです!
アップテンポなオシャレ曲なので、落ち着いた雰囲気を出しながら盛り上げられる優秀ソング。
ぜひ、この曲をカラオケで歌って、みんなをオシャレな気分にしてみてくださいね。
あの美しいハーモニカの色。アメリカ民謡研究会

だんだんと声色が変化していくアレンジが印象的な、ポエトリーリーディングです。
アメリカ民謡研究会ことHaniwaさんの楽曲で、2023年7月に公開。
同月発売のコンピレーションアルバム『Xtalline : 001』への参加曲でした。
明るくも思える曲調なんですが一方的に喋り続けるポエトリー、そのどこか狂気的な雰囲気に背中がゾクゾクします。
MVや歌詞の内容的に、ゲーム好きの方にとってはもしかしたらピンと来る表現があるかもですね。
朝を呑むバルーン

バルーン名義で活躍するボカロPであるシンガーソングライター須田景凪さん、彼が制作した24作目のボカロ曲が『朝を呑む』です。
長年連れ添った猫が亡くなってしまった時の気持ちが込められたバラードなんですよね。
サビは比較的高めの音で歌われていて、特に間奏前のフレーズは徐々に上がっていきロングトーンで伸ばされています。
2016年リリースのEP『Marble』では、須田さん自身が『朝を呑む』をセルフカバーしているので、ぜひ聴いてみてください!