世界のさまざまな国や地域で歌い継がれる民謡のなかから、有名な曲をご紹介します。
曲名は知らなくてもどこかで聞いたことがあったり、子供の頃に口ずさんでいたりと、他国の民謡は実は私たちの日常に馴染んでいます。
なかには、日本ではオリジナル曲が知られていて、原曲はこれだったんだ!
と発見があるかもしれません。
どの国の曲だったかを知ることは、他国の文化や歴史を知ることにつながり、視野が広がることでしょう。
それぞれの国で大切にされている歴史ある民謡を、ぜひ聴いてみてください!
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もくじ
- 世界の民謡 | 海外で歌い継がれる故郷の歌
- メリーさんの羊アメリカ民謡 / Sarah Josepha Hale
- ロンドンデリーの歌アイルランド民謡
- ゆかいな牧場アメリカ民謡
- ロンドン橋イギリス民謡
- きらきら星フランス民謡 / Jean-Philippe Rameau
- 帰れソレントへナポリ民謡 / Ernesto De Curtis / Giambattista De Curtis
- アメイジング・グレイススコットランド民謡 / John Newton
- クラリネットをこわしちゃったフランス民謡
- 線路はつづくよどこまでもアメリカ民謡
- 鳥の歌カタロニア民謡
- 大きな古時計アメリカ民謡 / Henly Clay Work
- 蛍の光スコットランド民謡 / Robert Burns
- 幸せなら手をたたこうスペイン民謡 / 木村利人
- 大きな栗の木の下でイギリス民謡
- 池の雨ドイツ民謡 / August Heinrich Hoffmann
- マイム・マイムイスラエル民謡/ Emanuel Amiran-Pougatchov
- ぶんぶんぶんボヘミア民謡 / Otto Dresel
- 森のくまさんアメリカ民謡
- オクラホマミキサー(藁の中の七面鳥)アメリカ民謡
- フニクリ・フニクラナポリ民謡 / Luigi Denza
- ハンプティ・ダンプティイギリス民謡
- イエヴァン・ポルカフィンランド民謡 / Eino Kettunen
- 禁じられた遊び(愛のロマンス)スペイン民謡
- ダニーボーイアイルランド民謡 / Frederick Edward Weatherly
- おおブレネリスイス民謡
- オー・ソレ・ミオナポリ民謡 / Alfredo Mazzucchi / Eduardo Di Capua
- 森へ行きましょうポーランド民謡
- コロブチカロシア民謡
- アヴィニョンの橋の上でフランス民謡
- ドナドナイディッシュ民謡
- ケチャ
- おんまはみんなアメリカ民謡
- かわいいアウグスティンオーストリア民謡
- アロハ・オエハワイ民謡 / Lili‘uokalani
世界の民謡 | 海外で歌い継がれる故郷の歌(1〜20)
メリーさんの羊アメリカ民謡 / Sarah Josepha Hale

アメリカ民謡の宝石とも呼べる本作。
サラ・ジョセファ・ヘイルさんが1830年に発表したこの童謡は、子羊を愛する少女メアリーの物語を優しく紡いでいます。
雪のように白い羊が、愛情に導かれて少女の後を追う姿は、子供たちの心に温かな感情を残しました。
1877年にはエジソンが自ら発明した蓄音機で、人類初の声をこの曲で録音したとしても知られています。
シンプルなメロディと愛らしい歌詞は、幼い頃から口ずさむ思い出の1曲。
動物への優しさや純粋な愛情を教えてくれる、まさに世代を超えて愛される名曲です。
ロンドンデリーの歌アイルランド民謡

アイルランドの伝統的な民謡として知られる本作。
美しいメロディと感動的な歌詞が特徴で、ロンドンデリー地方に由来するとされています。
1913年にフレデリック・ウェザリーさんが歌詞を付けて『ダニー・ボーイ』として再発表され、広く知られることとなりました。
愛や郷愁、別れをテーマにした歌詞は、聴く人の心に深く響きます。
緩やかに流れるような旋律は、まるでアイルランドの豊かな自然を思わせるよう。
映画やテレビ番組でも使用され、その知名度はさらに広がっています。
アイルランドの文化や歴史に興味がある方にオススメの1曲です。
ゆかいな牧場アメリカ民謡

アメリカ発祥の童謡を、日本の子供たちが歌い継ぐ。
そんな不思議な魅力を持つ本作。
農場での楽しい日常を描いた歌詞は、動物たちの鳴き声を取り入れ、リズミカルに進行します。
子供たちが一緒に歌いやすい4/4拍子の曲調も特徴的。
教育現場やエンターテインメントで広く使用され、動物の名前や鳴き声を学ぶ教材としても重要な役割を果たしています。
1826年生まれのスティーブン・フォスターさんや、アメリカ民謡の作曲家たちの影響を受けた本作。
シンプルで覚えやすいメロディと繰り返しの構造が、世代を超えて親しまれる理由なのかもしれません。
ロンドン橋イギリス民謡

イギリスの伝統的な民謡として長年親しまれてきた本作。
13世紀にまで遡る歴史を持つ、ロンドン橋の破壊と再建をテーマにした歌詞となっています。
シンプルな旋律と繰り返しの構造が特徴的で、子供たちの遊び歌としても広く親しまれています。
1744年に「Tommy Thumb’s Pretty Song Book」に初めて記録されて以来、世界中で歌い継がれてきました。
ピアノやバイオリンの初心者用練習曲としても採用され、教育の場でも活用されています。
歴史的背景と親しみやすい曲調が、時代を超えて人々の心に響く理由なのかもしれませんね。
きらきら星フランス民謡 / Jean-Philippe Rameau

18世紀のフランスで生まれたこの曲は、世界中で愛される童謡として知られています。
もともとは「恋の悩み」をテーマにした歌詞でしたが、後に星の輝きを歌う内容に変わりました。
シンプルな旋律と穏やかなテンポが特徴で、子供から大人まで幅広い世代に親しまれています。
モーツァルトがこのメロディを使って変奏曲として作曲した『きらきら星変奏曲』も有名ですね。
日本では明治時代に伝わり、現在では音楽の授業などで、歌だけでなくさまざまな楽器演奏の教材としても使われています。
寝る前のリラックスタイムや、子どもと一緒に歌う時間に最適な1曲です。
帰れソレントへナポリ民謡 / Ernesto De Curtis / Giambattista De Curtis

『帰れ、ソレントへ』は、ソレントの美しい自然と一人の男性の恋心を描くナポリ歌曲です。
歌の由来については諸説ありますが、1902年にイタリアの首相がソレントを訪れた際、ソレントの市長が経済的支援を期待して来賓をもてなすために、クルティス兄弟に作詞作曲を依頼したというのが有力とされています。