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世界の民謡 | 海外で歌い継がれる故郷の歌

世界のさまざまな国や地域で歌い継がれる民謡のなかから、有名な曲をご紹介します。

曲名は知らなくてもどこかで聞いたことがあったり、子供の頃に口ずさんでいたりと、他国の民謡は実は私たちの日常に馴染んでいます。

なかには、日本ではオリジナル曲が知られていて、原曲はこれだったんだ!

と発見があるかもしれません。

どの国の曲だったかを知ることは、他国の文化や歴史を知ることにつながり、視野が広がることでしょう。

それぞれの国で大切にされている歴史ある民謡を、ぜひ聴いてみてください!

世界の民謡 | 海外で歌い継がれる故郷の歌(1〜10)

森のくまさんアメリカ民謡

『森のくまさん』は元々はアメリカ民謡です。

NHK『みんなのうた』で1972年8月に初回放送されたことで、日本でも広く知られることとなりました。

原曲でもやはり熊と対面した人間との滑稽なやりとりが描かれています。

きらきら星フランス民謡 / Jean-Philippe Rameau

18世紀のフランスで生まれたこの曲は、世界中で愛される童謡として知られています。

もともとは「恋の悩み」をテーマにした歌詞でしたが、後に星の輝きを歌う内容に変わりました。

シンプルな旋律と穏やかなテンポが特徴で、子供から大人まで幅広い世代に親しまれています。

モーツァルトがこのメロディを使って変奏曲として作曲した『きらきら星変奏曲』も有名ですね。

日本では明治時代に伝わり、現在では音楽の授業などで、歌だけでなくさまざまな楽器演奏の教材としても使われています。

寝る前のリラックスタイムや、子どもと一緒に歌う時間に最適な1曲です。

鳥の歌カタロニア民謡

鳥の歌:《スペイン・カタロニア民謡》
鳥の歌カタロニア民謡

『鳥の歌』は、カザルスさんの編曲・チェロ演奏で有名なスペイン・カタルーニャ(カタロニア)民謡です。

原曲は、カザルスさんの故郷カタルーニャのクリスマス・キャロル。

歌詞では、キリスト聖誕を祝うため鳥達が集い歌う様子が描写されています。

世界の民謡 | 海外で歌い継がれる故郷の歌(11〜20)

クラリネットをこわしちゃったフランス民謡

『クラリネットをこわしちゃった(クラリネットが壊れちゃった)』は、子供向けのフランスの歌曲です。

一音ずつ音が出なくなってしまうクラリネットが登場します。

フランス語のオリジナルバージョンの歌詞を見てみると、壊れてしまったのはどうも楽器だけのせいではなさそうです。

大きな栗の木の下でイギリス民謡

Okina Kurino Kinoshitade (大きな栗の木の下で)
大きな栗の木の下でイギリス民謡

『大きな栗の木の下で』は、アメリカでボーイスカウトの歌として広まった曲です。

ジェスチャーをつけて体を動かして遊ぶときに用いられています。

日本では、NHKの「うたのおじさん」で知られる友竹正則さんによって広められました。

帰れソレントへナポリ民謡 / Ernesto De Curtis / Giambattista De Curtis

『帰れ、ソレントへ』は、ソレントの美しい自然と一人の男性の恋心を描くナポリ歌曲です。

歌の由来については諸説ありますが、1902年にイタリアの首相がソレントを訪れた際、ソレントの市長が経済的支援を期待して来賓をもてなすために、クルティス兄弟に作詞作曲を依頼したというのが有力とされています。

線路はつづくよどこまでもアメリカ民謡

アメリカの鉄道建設労働者たちによって歌われた民謡が、日本では楽しい列車の旅を描く童謡として親しまれています。

1962年にNHK『みんなのうた』で紹介されて以来、幅広い世代に愛される曲となりました。

無限に続く線路を旅する喜びや、野原や山、谷を越えて遥かな街へと続く旅の様子が描かれ、子供たちの冒険心をくすぐります。

JR東日本の桜木町駅の発車メロディとしても採用され、鉄道の歴史を感じさせる曲として現代でも利用されています。

列車の旅に夢を馳せたい方にオススメの1曲です。