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洋楽のパンクバンド。熱き魂を継承する不滅の伝説たち

洋楽のパンクバンド。熱き魂を継承する不滅の伝説たち
最終更新:

パンクロックの歴史に輝く、熱き魂を持つバンドたちをご紹介します。

アメリカのミスフィッツが切り開いたホラー要素との融合、バッド・レリジョンが紡ぐ知性的な歌詞、ドロップキック・マーフィーズによるケルティック・パンクの革新など、それぞれが独自の個性を放ちながら、音楽シーンに大きな影響を与え続けています。

激しさの中に秘められた繊細な感性、そして時代を超えて色褪せることのない情熱。

パンクの真髄に触れられる珠玉の楽曲の数々を、心ゆくまでお楽しみください。

洋楽のパンクバンド。熱き魂を継承する不滅の伝説たち(1〜10)

I Wanna Be SedatedRamones

Ramones – I Wanna Be Sedated (Official Music Video)
I Wanna Be SedatedRamones

1974年にニューヨークで結成されたラモーンズは、パンクロックの原型を作り上げたアメリカのバンドです。

デビューアルバム『Ramones』は、短く速い曲で構成され、パンクのスタイルを定義しました。

22年間で2,263回のコンサートを行い、1996年に解散するまでほぼ休むことなくツアーを続けました。

商業的な成功はそれほど得られませんでしたが、パンク文化に大きな影響を与えています。

シンプルな3コードのサウンドと、キャッチーで意図的に馬鹿げた歌詞が特徴的。

批評家からは「愚かなほど賢い」と評されることもありました。

ロックンロールの基本に立ち返りたい方におすすめのバンドです。

Sick boyG.B.H.

イギリスのハードコア・パンクシーンを代表するバンド、ジーベーエイチ。

1978年にバーミンガムで結成され、激しいギターリフと怒りに満ちた歌声で、UK82と呼ばれる英国パンクムーブメントの中心的存在となりました。

1981年にデビューEP『Leather, Bristles, Studs and Acne』をリリース。

翌年には名盤『City Baby Attacked by Rats』が発表され、UKアルバムチャート17位という驚異的な記録を残しています。

メタリカやスレイヤーといったメタルバンドにも多大な影響を与え、ジャンルを超えた革新的なサウンドは高く評価されています。

コリン・アブラムスさんの力強いボーカルと、ジョック・ブライスさんの鋭いギターワークが織りなす重厚なサウンドは、反体制的なメッセージと共に、パンクロックの醍醐味を体現しています。

激しさの中にある緻密な音楽性を求める音楽ファンにおすすめの一枚です。

NO FEELINGSSEX PISTOLS

1975年にロンドンで結成されたセックス・ピストルズは、イギリスのパンクロックシーンを代表するバンドです。

わずか2年半の活動期間でしたが、音楽界に大きな影響を与えました。

1977年5月にリリースされた『God Save the Queen』は、英国の社会と政治的混乱を象徴する曲として注目を集めました。

同年10月にリリースされたデビューアルバム『Never Mind the Bollocks, Here’s the Sex Pistols』は、UKチャートで1位を獲得。

過激な歌詞と激しいサウンドで、既存の音楽シーンに一石を投じたのです。

反体制的な姿勢と過激なパフォーマンスで知られるSEX PISTOLSは、音楽を通じて社会に問題提起をしたいという方におすすめです。

Viva La RevolutionThe Adicts

1975年にイギリスで結成されたアディクツは、パンク・ロックの中でも独自の立ち位置を築いてきました。

シンプルながらもキャッチーなメロディー、観客を巻き込むライブパフォーマンスが特徴で、バンドの象徴的なフロントマンであるキース・“モンキー”・ウォーレンさんのメイクと奇抜な衣装が印象的です。

デビューアルバム『Songs of Praise』を皮切りに、エネルギッシュな楽曲を多数発表。

ユーモアと反骨精神を融合させたスタイルは、多くのアーティストに影響を与え続けています。

エンターテイメント性の高いパンクを求める人にぴったりのバンドです。

Rebel GirlBikini Kill

1990年代のワシントン州オリンピアで誕生したビキニ・キルは、パンクロック界に鮮烈な衝撃を与えました。

フェミニスト的視点と攻撃的なサウンドを武器に、ライオット・ガールムーブメントの先駆者として音楽シーンを席巻。

ジョーン・ジェットがプロデュースを務めたシングルや、イアン・マッケイが手掛けたEP『Bikini Kill』など、実力派アーティストとのコラボレーションも話題を呼びました。

1991年の自主制作カセット『Revolution Girl Style Now』からスタートし、デビューアルバム『Pussy Whipped』で確立された彼らの反骨精神は、ステージ前方に女性リスナーを招き入れる斬新なライブスタイルにも表れています。

パワフルなボーカルと研ぎ澄まされたメッセージ性を持つ彼らの音楽は、社会の不条理に立ち向かう勇気を求める全ての人々の心に響くことでしょう。

Lust For LifeIggy Pop

パンクロックの先駆者として音楽史に燦然と輝く存在。

アメリカ出身のイギー・ポップさんは、1967年に結成したプロト・パンクバンド「ザ・ストゥージズ」から、音楽シーンに革命的な衝撃を与え続けています。

予測不可能な過激なパフォーマンスと独特の声で観客を魅了し、ステージダイブの生みの親としても知られています。

デヴィッド・ボウイとの創造的な協力関係から生まれた名盤『The Idiot』や『Lust for Life』は、ロック史に大きな足跡を残しました。

2020年にはグラミー賞生涯功労賞を受賞し、2010年にはザ・ストゥージズのメンバーとしてロックの殿堂入りを果たしています。

ガレージロックからエレクトロニックまで、ジャンルの垣根を超えた多彩な音楽性は、叛逆精神あふれる表現者の真骨頂といえるでしょう。

Big Take OverBad Brains

Bad Brains – Big Take Over (Live 1982)
Big Take OverBad Brains

1977年にアメリカのメリーランド州で結成されたバッド・ブレインズは、ハードコア・パンクのパイオニア的存在として知られています。

1982年にセルフタイトルのデビュー・アルバムをカセットでリリースし、その後もEPを発表しながら精力的に活動を続けました。

ライブパフォーマンスの過激さから多くのクラブで出入り禁止を受けるなど、破天荒なエピソードにも事欠きません。

音楽性はパンクだけでなく、レゲエやヘヴィメタル、ファンクの要素も取り入れた独自のスタイルを確立。

1986年のアルバム『I Against I』は批評家からも高く評価され、ニルヴァーナやレッド・ホット・チリ・ペッパーズなど、後のバンドに多大な影響を与えました。

パンクの歴史に興味がある方にぜひおすすめのバンドです。